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これからは感性社会だ!
ビジネスでも相手の感性に訴えるような方法をやろうぜー。というの。
言ってることはかなり面白い。確かに、ある商品が売れているからといって
その売り方をそっくりそのまま真似ればいい、というわけではないし、消費者の心をぐっとつかめるような方法、というのを考えていく必要があると思う。
最近の大ヒット商品の、たとえばiPodのようなものだって消費者の感性に訴えてる部分は多々あると思う。
自分のアイデアを日々磨いて、独特の視点「フレーム」で世界を見、新たなアイデアを発想する。
ぜひ身につけたいと思う。
でも、それを言いたいがために用いた論理はちょっと首をかしげる。
工業社会から、感性社会に移り変わるってるんだよー、というけど、実例に出てきたような売り方(丁寧なPOPだったり、クリーニング屋でDVD売ったり)っていうのは昔でも有効だったと思う。と、いうのは例で出てきた売り方は消費者と売り手の距離を縮める売り方が多かった気がするからだ。これって昔っから日本の個人商店でやってたようなことだよね?
昔ながらの個人商店は確かに大量生産大量消費の売り方に負けたかもしれないけど、そのやり方は有効だよ、ということに感じた。
あ、でもショッカー幹部用ワインは別か。ああいうマニアックなツボのつき方は昔はなかったのではないかな。よく知らないけど。
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小阪裕司さんの最新刊という事で購入
本の序章は現代社会がどのような環境にあるかを、事例を用いて説明されており非常に納得できる。
中盤以降には、感性情報デザインという新しい切り口で、「お客様の感性に訴える」事をテーマに…
4章から5章6章へ、すべての根っこは「道」であると!
現代社会における仕事をする上での思考プロセスを、「道」という言葉へ。
情報社会といわれる現代(感性社会)で何が成功するか?価格や付加価値でもなく、感性デザイン(お客さんの感性に訴える)が大事だという事。
思考プロセス=道 を説く
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『フレームを知る』
「工業社会のフレーム」から脱する
使う道具の変化→思考の変化
情報社会の思考回路=感性 → 感性社会=顧客の判断や印象をつくる社会
『プロセスに目を向ける』
感性社会の特徴
→ ?単一の解が無い ?今日の解は明日の解ではない ?A社の解はB社の解ではない
結果にいたる「思考のプロセス」に焦点をあわせる
『感性情報をデザインする』
顧客の心に変化を起こすには、どういう情報をどう構成するか → 有形・無形
感性デザインがいかになされているかを良く見る
『人の感性は進化する』
顧客の感性を育てる=感性教育
変えてはいけない軸 →「道」
=信念・哲学・ミッション・使命・ライフワーク
=何を伝えたいか・教えてあげたいか・どんなことをやっていきたいか
「道」を持つには動く→自分が広めるべきものは何か、その軸を動きながらつくっていく
『現象・データから何を読み取るか』
「デザインされた感性情報」が欲しいという気持ちにさせる
動きながら考え、動きながら解をアウトプットする
まずは価値の伝達→感性情報をアウトプットし続ける
感性社会のフレームを知る → 行動する=経験する → 知量が増える
『自分を伸ばしてくれる場』
×ティーチング △コーチング
同じことを達成したい人たちでありつつ、異分野のちょっと異質な人たちが混じっている集団に参加して、お互いに情報や意見を交換し合いながら学んでいく
=学習の過程を共有する=実践コミュニティ
「このツールはこう考えて作った」「このような結果がなぜ出たか」という思考プロセスを
公開し普及させていく
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単一の解がない社会で必要なものを、感性という視点から
ビジネスモデルに結びつけるところに面白さがあります。
先の見えない世の中だからこそ、なのかもしれません。
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生き残りたいなら、考えることです。と。
「すべてのものに、売れるもの、売れないものというラベルがついているわけではない。」
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著者は、移りゆく社会の変化に対応していくためにも、これからのビジネス社会では既存の工業社会のフレームをとっぱらって、感性社会のフレームで物事を考え、そして、何事も他者の真似事をするのでなくて、その「思考プロセス」そのものに目を向けるということがとても大切だと文中で繰り返し提唱しています。
価格でもなく、付加価値でもなく、感性情報をデザインするということ。「いかに感性情報を扱えるか」、そういう感性価値の創造が大事である、ということを軸に据えて、感性工学の研究成果について、そしてさまざまな実験データ、成功事例を交えながらも興味深くそれらについて語られています。
感性工学の探究。個人的にこれはめちゃくちゃおもしろそうな分野です。
すごい興味がそそられました。奥深く、そして大いなる可能性を感じます。
今年のお勧めの一冊に決まりです。
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大量生産大量消費の時代が終わったんだよーと書いてある本。
人の感性に響くサービス(モノ)を提供し、顧客の心をつかむことが大事だといってます。
コミュニケーション・デザインに通じるものがありますね。
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全てとは言わないが、所々切れ味のある文章が散らばっている。
また、すぐに答えを書かず、「考えさせる」フレーズを意識して盛り込んでいるように思われる。
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現代は工業社会ではなく、感性社会だ。人々の感性によりいろんな方法でビジネスを考えないといけない。イマイチ。
●感性社会のビジネスの特徴を知ることが大切。
●感性社会の3つの特徴
1.これをやればこうなるという解がない
2.今日の解は明日の解ではない
3.A社の解はB社の解ではない
●他社の成果やビジネス現場の現象を見ることはいいことだが、重要なことは考えること、その成果をみるときに「どこを見ることができるか」。
●結果にいたるプロセス「思考のプロセス」を見ること
●参考にしたものがどのように考えて導き出されたものなのか、なぜこのPOPなのか、なぜこのPOPで商品が売れているのかその点に目を向ける。
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工業社会のスキーム→感性社会スキームというのが著者の言いたいこと。それより、動きながら考える、というフレーズの方が心に残った。
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[ 内容 ]
その頭のままでは仕事がなくなる!
予想外の理由で商品やサービスが売れ、これまでの成功方程式が通用しない時代に、頭の回路をどう切り替え、荒波を乗り越えていくべきか。
「感性とビジネスの第一人者」が、最新の研究と豊富な実践例で語る「さびないビジネス人」になる道。
[ 目次 ]
第1章 ナスの細胞には確かに水があるけれど-「フレーム」を知る
第2章 こぶとりじいさんのこぶはもらわない-プロセスに目を向ける
第3章 価格ではない。付加価値でもない-感性情報をデザインする
第4章 花見はなぜ飽きないのか-人の感性は進化する
第5章 誰の目の前にもリンゴは落ちている-現象・データから何を読み取るか
第6章 パリにも、江戸にも、きっとあった-自分を伸ばしてくれる場
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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モノと情報にあふれてしまった現在の社会では、今までと違ったアプローチがビジネスの現場に求められている。その一つが「感性情報」を適切にデザインし、感情を動かすことだと筆者は述べている。価格ではなく付加価値でもない。
・便秘薬「ウィズワン」
・ショッカー幹部パーティーワインセット
・シャア専用携帯
・日本酒18本⇒1200本
・DVDを販売するクリーニング店
・1脚10万円の椅子
・ビレッジバンガード
・12月/1月に売上を伸ばした防水スプレー
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小阪裕司に興味があって購入。
簡単にいえば、物事に対しての考え方について書かれた本。
要は、現代は単一の解など存在しないのだから、自分なりのフレーム、「思考プロセス」をしっかり持つことが重要だと書いている。
その後、思考プロセスをいかに構築していくかということが書かれているが、この部分は少し大雑把な気もする。
自分の中では、「物事を自分なりにきちんと理解し、きちんとその本質を見なさいよ」という指摘として解釈した。最近なんとなくモヤモヤ感じている事を指摘された気がしてハッとした。
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時代かま変わっていく中て、思考をどう切り替えるべきか?
→現在は予測が立たない感性社会
思考のプロセスが重要
お客さんの感性に訴えるが問われる
そのために感性情報をアウトプットし続ける必要がある
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感性によるマーケティングの研究を続けている著者。
他社のマネをし、モノを作り、売っていくのは「工業社会」のフレームだとし、今後ビジネスは、ITでも導きだすことのできない、「感性社会」の到来を告げていると説く。
しかし、その「感性社会」とは「人の思い」、そのものだ。
自分が、音楽・映画・読書の知識をできるだけフラットな視線(?)でアウトプットし続けているのも、下に記したようにいつしか感性の「匠」をなることを目指している事に他ならない。
殊に音楽については、音楽を聴かずともジャケットでパワーを感じる、または映画はポスターを見れば「自分にとってプラスになる」ことが判断できるようになった。
これはある一線を越えた結果だと自分で思っている。
【ココメモポイント】
・「感性」は人が高次に(高いレベルで)情報を処理するメカニズムそのもの
・感性社会の3つの特徴
①「これをやれば必ずこうなる」という決まりきった解答がない
②「今日の解は明日の解ではない」
③「A社の解はB社の解ではない」
・価値創造のために「感性情報をデザインする」とは、消費者の心の中の変化を起こすために、「どういう情報をどう構成すればいいかを考える」ことである
・感性社会で問われるものは「道」である(中略)
ミッション、使命、ライフワーク
・感性情報を第三者にアウトプットすることを認知科学では「外化」という
創造性豊かな人を育てるのに外化が効果的であることは専門の研究で証明されている
・感性情報のフレーム、行動量、知量を増やすことで、ある日突然、「匠」になる。自分独自のアイデアがどんどん湧いてくるようになる