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42戸のマンションの管理人・山根さんが、次に管理人になる渡部さんに管理人業務の引継ぎをする1日の話。
山根さんがずっと話しをして、この小説はいつ始まるのだろうと思ってたら、最後まで山根さんがずっと話をします。
最初は戸惑いすら覚えましたが、いつの間にか自分が渡部さんに思えてきました。山根さんにほら蛍光灯がちかちかしているでしょう?と言われたら、なんとなく上を向きたいような、ほらほら怪獣のカードを出しっぱなしにして、、って、言ったら、カードを拾い集めたくなるような。
マンションの管理人さんのある1日の話と言ってしまえばそれまでだけど、管理人さんの日常を通して、マンションの住民のなんでもない生活がつかず離れず垣間見えます。何よりも何も語っていないはずの渡部さんのセリフが頭の中にどんどんわいてくるのが不思議!
30代の会社員の私が読んでもなんかいいなと思えるのですが、定年前のなんとなく悶々とした毎日を送るおじさんが読めば、また違った感想を持ちそうな1冊です。
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エゴがぶつかりゃ、人情も通う
マンションが現代の長屋なら、管理人は長屋の大家さんのようなものだ。後任に仕事を引き継ぐ管理人の言葉を通じて、人間の心の深層を、野間文芸賞作家が軽妙なリズムで描く。
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どこで知ったかわからい。
マンションの管理人のはなし
最初から一人の視点(語り)で進んでいく
どこかで変わるか?と最初のうちは思ったが
最後までそのリズムで進んでいく。
いままでに無い感じ、悪い気分はしない
むしろ心地よい?リズム?なのかもしれない。
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エゴがぶつかりゃ、人情も通う。マンションの管理人を通じて、人間の心の深層を野間文芸賞作家が、軽妙なリズムで描く。
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マンション族であり、理事会役員経験者の私にはとっても面白かった。
マンションに住んでいない人にはあまり共感できないかも。
日常の業務内容を後任の管理人候補者に説明するという設定で
マンション管理人さんによる一人語りで話が展開するちょっと変わった形式。
どこのマンションも抱えている問題や日常の出来事って同じなんだな〜と実感。
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マンション管理人の1日。引き継ぎに来た次の人に仕事内容を説明する形の1人語り。
管理人の仕事はかつての長屋の大家さんのようなものだという認識。いろいろ言ってくる住人の生活観やひととなりを知り、話を聞き、できることをする……。
ずうっと同じ調子で語りとおすので、もう少し起伏があればと思った。
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ひとり舞台の台本みたい。マンションの管理人さんの一日。
好々爺の管理人さんの人柄が、好感持ちました。
マンションも悪くないな、思えた。
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マンションの管理人さんの一人語り。
最後まで。昔の長屋の大家さんってこととか、現代の風潮とか、うなづけたんだけど、何か最後にオチがあるんだと思っていました。
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あなたが新しい管理人さんですか、大丈夫ですよ、すぐに慣れます。
管理人の仕事はね、座っていればいいと思うかもしれませんが、
これはこれで、意外と忙しいんですよ。
マンションの掃除をしたり、住人の苦情や要望を聞いたり、
断水のお知らせなんかを張り紙したり、監視カメラの点検をしたり、
植木屋さんやエレベーターの点検会社を頼んだり。
忍耐もいるし、我々みたいな人間に向けての仕事ですよ。
装丁:菊地信義 装画:神田美穂
本文レイアウト:鳥兎沼佳代
管理人さんがひたすらしゃべり続けます。
仕事の説明をしながら自分の境遇を語ったり
顔見知りの住人や出入りする人たちと会話したりして
読み終わる頃にはずっと一人語りなのに
彼と渡部さんの人物像が浮かび上がってきます。
管理人さんの口調がなんだかなごむなあ。
それにしてもよくしゃべる。
奥さんにおしゃべりって言われるのもわかります。
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仙台郊外の高台に立つ中規模マンション、膝を痛めた管理人が後任に引き継ぎをして回るその一日を、全編管理人の語りで綴る。暮らしのベースキャンプたるマンションに流れるゆったりした時間を、支える側の眼差しで丁寧に描いていて暖かい気持ちになる。
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小説として読んだら起承転結が無く、感動とかはいけど、管理人という仕事のドキュメントとしたら、自分の仕事に無関係ではないので、それなりに興味はそそられた。「マンション管理最前線 マンション管理人は超~つらいよ」http://tsuraiyo.com/
さまざまな人が住んでいる。管理費払っているから、なんでも管理人がやってくれるという意識がある。いろんな住人のすべてに応えるのは難しい。マンションは長屋、管理人は長屋の大家かご隠居という感覚。隣の音がうるさい、ペットに噛まれたなどなど、解決が難しいことでも苦情を聞いてあげる、気を付けてあげる。それがパーソナルホスピタリティかな。
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マンションの管理人さんの引継ぎの話。
住人が心地よく住めるように、管理人さんの日々奮闘ぶり。
共用部の掃除に、駐車場に植木、電気や水道等の管理
苦情を穏便に伝えるやり方に
子供たちや老人たちとのコミュニケーション
郵便物があふれていないかとうの気配り。
管理人さんの1人口調で進み、
事件や事故もなく、終わる話。
いい管理人さんだな、と。
ここまで気配りのできる人、いるのか?
うちのマンションの人は
苦情なんぞスルーして悪化させるし
ただの管理事務所の踏ん反り返ったナマズみたいな存在だよ。。。
小説の舞台は東北だけど
震災は大丈夫だっただろうか。。
架空の話だけど、ピロティとか。。