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下巻はスピード感あふれる展開でドキドキハラハラの連続でした。
終わり方の唐突感が否めませんでしたが、あえてぼかすことでエンディングを読者それぞれの感性に委ねたいという作者の思いなのかもしれません。
あの?と田嶋が深く強い絆で結ばれた事に田嶋の処世術のすごさを感じました。
そして甘い危機管理意識が引き起こす原発の恐ろしさを改めて思い知りました。
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実際に中国にいると感じる、様々な矛盾。
一方的な報道による、無知な人々の勝手に作り上げられてしまう印象。
取材を通して、きっとそのどちらも理解しようという気合いとともにかかれた小説だと思う。
中国人の心の底にある劣等感や汚職文化の中で育ったあきらめ感と若いエネルギー、
描こうとしたのは国家も文化も異なる人たちが正面からぶつかって何が生まれるかだ。
最後の結末を読者に委ね、考えようと投げかけるメッセージ。
それ以外の部分は淡々と進んでいる印象で、一気に読み切れる。
中国ってどうなるのかな。
淡い期待と、改めて兜の緒を締めようと言う気持ちになる、良作だ。
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ここで終わりかよ、っていうのが正直な感想。
最後に何らかの決着はつけて欲しかった。
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上巻とは打って変わってスピード感のある展開。テレビの電源をぶった切ったような唐突なラストは賛否両論分かれると思うが、自分的にはアリです。
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●わ、わあああ、投げっぱなしジャーマンすぎるううう!!
主役は北京五輪を前に、中国大陸に世界最大の原発をつくるべく派遣された日本人技術者。
しかし彼の前には中国人ならではの面子や随便&差不多、そしておなじみ手抜き施工や共産党幹部たちの腐敗等々の難問が立ちはだかる。
もう一方の主役は、河南省出身の成り上がり者の共産党員。
原発開発に携わると見せかけて、彼の真の目的は、腐敗幹部の所業を洗い上司の為に告発ネタを集めること。
火と氷のように相反する性格の二人が、いつしか共通の目的のために力を合わせ始めるのだったが・・・・・!
●コンパクトなストーリー展開で、よく出来た小説だと思いました。
中国人と働いてる人にお勧めしてみたい。
しかしオチが・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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こんな結末ありですか?あり得へんでしょう、絶対。盛り上げるだけ盛り上げておいて、いよいよ佳境という時にハシゴを外される、そんな終わり方じゃないですか(怒。今まで読んだ中でもTop3に入るひどい終わらせ方です。これがなかったら★5だったのになぁ…。残念です。
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ええ〜!!
ラストで問題は解決しないの??
とショックでした、内容面白かったからその分、ね。。。
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大好きな作家の一人の最新作とあらば、書かずにゃいられない。
キャラクターがいつになく多くてそれでも巧く絡み合い、
最後のスピード溢れる展開でも淀みなく乱れ無い、
それが出来るこの人はやっぱり文章書くのが本当に上手いなと感じたり。
原発、中国(民族性)、北京五輪、汚職の文化、共産党、
デリケートなトピックをこれでもかと詰め込んだ割りに
重くならず、且つ洩れなく書き込んであったのが、
本当に良かった。
あまりに時代にタイムリー過ぎてフィクションと現実が
オーバーラップしてしまいそうになる。
逆算すると確実に公表されていないのにも関わらず、
中国が原発建設に力を入れている記事が発表。
しかもロケーションもなかなか近い位置。
取材力と先見の眼に感動させられた。
読まなくてはいけない小説だと思う。
星4つなのはあともう20ページ書いて欲しかったから。
理由は読めばわかる。
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いつにもまして骨太なキャラが活躍する後編。政治的な強権発動力が無いので、ハゲタカのような何でも有りな展開ではなく非常に読み応えのある流れ。でも最後はそこで終わりますか
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え?これで終わり?という最後。
でもベイジン2を書いて欲しいというほどでもなく、映画の話を少し省略して最後のシーンをもっと書いて欲しかったと思う。
ハゲタカが最高ですね
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2010/5/14
上巻から凝縮を続けていた緊張感がさらに密度をまして震えるような展開となる。
物語におけるこの空間、この密度は半端ではない。
中国という大きな力、時に闇に翻弄されながらもそれに立ち向かい、世界最大の原発建設に挑む主人公達。
仕事への向かい合い方、仕事への情熱、プロとしての誇りを見事に描き切った心が震える物語。
物語のラストに対する賛否はあれど、多くの社会人がどこかに忘れてしまった気持ちを見つけることができる一冊。
プラントビジネスに関わる人には是非読んでもらいたい。
2010/5/12
多分明日中には読み終わる予定。
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上巻よりかなり面白かった。中国の国民性、中国でビジネスをすること、原発のこわさなどなどを感じた。命をかけて仕事をするってことを深く考えさせられた。
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読了。そう、多くの人が言うように、エンディングの持って行き方がエッエッ。かなり仕込まれた書き方か?はたまた頁枚数が押したか?そんなことないよな (~_~) 。
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作中に出てくる日本人の原子力エンジニアが言った一言、
「発電所の絶対的安全が確保されない限り、運転してはいけない」
この発言は異常だと思う。
他の技術的な部分については、作者も素人なりに理解し努力したあとは見受けられるが、原子力安全に対する考察は凡庸というよりも稚拙という印象さえ受ける。
我が国の原子力発電所は世界の原子力発電所と比較して計画外運転停止回数が極めて少ない。それは、絶対的安全をプラントに携わる人間が順守しているわけではなく、むしろ逆である。
すなわち、人間の行う活動において完璧ということは無く、常にミスをする。
という視点を持って日々の保全活動や運転を行っているのだ。
ましてや、作中に出てくる日本人のエンジニアは中国の見本とならなければいけない存在として語られているのに、意味不明な発言はいただけない。
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下も読ませてもらった。
映画化してみてはどうかと思う(無論、中国では放映されないだろうが。)。
なんだか大連に住んでいるのが不安になってしまう内容でもある。
権力闘争、面子、個々の野心、人間関係などがよく描かれていて後半に進めば進むほど吸い込まれていくような緊迫感ある内容である。
しかし、最後の謝辞を読んで、相当ガッカリしてしまったのはなぜだろう。
読書時間:約50分
本書はお借りしました。有り難うございます。