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紙の本

絵本を通じて子どもとともに素敵な思い出を重ねていく。その手がかりを見つけられる本

2008/09/16 23:48

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵本の読み聞かせを毎日していると、ちょっと困ってくるのが絵本選び。
小さな子どもの場合には年齢にあったものを選ぶのがベターですが、すべての絵本に対応できる年頃になると今日は何を読もうか…と迷うこともしばしば。
親のお気に入り、子どものお気に入り、季節、行事、ベストセラー…それらを一通り読んでしまった後は…。そんな時、ふと思うのが、その日の子どもや親の気持ちを表現してくれる本が見つけられたら…という想い。
この本はそんな時、とっても参考になります。
「ちょっと手こずる子には」「どんなに愛しているか、子どもに語りかけませんか」。こんなカテゴリー別に作者オススメの絵本を数冊紹介してくれます。絵本の紹介文だけでなく、作者自らの育児体験のエッセイも綴ってあるので、共感しながら絵本選びのヒントを得ることができます。
個人的にとっても気に入った箇所は「家族のトラブル、お母さんのストレス、どうすればいい?」という部分。冒頭から始まる「子育ては楽しい。でも、しんどい。ときに投げ出したいくらい。」という書き出しに、そうそうと相槌を打ちながら、どんな絵本を紹介してくれるのかしらという期待感を高めてくれます。そして、作者のイライラしたエピソードに共感し、ストレスをどのようにして解消していったのかは、同じ母親としてとても参考になります。紹介されていた絵本は2冊は既読、2冊は未読のもの。あぁ、私もきっとこのジャンルなら、この絵本を選ぶだろうな~と思った瞬間、未読の絵本にとても興味がわきあがります。
絵本は子どもと親の気持ちを優しく繋いでくれる素敵なツール。子どもに読み聞かせ始めたら、イライラしている気持ちが絵本の物語へと惹きこまれ、いつの間にか穏やかに、時には愉快にさせてくれます。子どもが不安な気持ちを抱いているときには、優しい母親の声が心を癒し、楽しい世界へと導いてくれるはず。
ともに絵本を読むことで子どもとの思い出を作る。とても小さな小さな思い出かもしれませんが、積み重ねることで、かけがいのない思い出となるはずです。素敵な絵本にめぐり合いたいと思っている方は、この本を参考にしてみてはいかがでしょう。

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紙の本

絵本の道しるべに、ぜひ手にとって見て欲しい

2008/10/21 12:33

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまで娘と一緒に読み楽しんだ絵本を積んでみたら、
一体どれくらいの高さになるだろうか?
きっと幼稚園の園庭にあったジャングルジムの天辺くらいまでいくだろうなぁ~。
この本を読みながら、絵本を抜きには語れない娘との日々を懐かしく思い出し、温かい気持ちでいっぱいになりました。

著者の杉山由美子さんはフリーライターとして働きながら二人の娘さんを育てられました。
彼女の育児の日々には絵本がいつも寄り添っていました。
そんな育児のエピソードを取り混ぜながら、絵本や育児書など実に171冊の本が紹介されています。

ページをめくりながらも、早く図書館の絵本の棚に行きたいという衝動が駆け抜けるほど、魅力的な本ばかり紹介してありました。
馴染みの絵本も、そうでない絵本もいろいろありました。
赤ちゃんに贈りたいファースト絵本から、
はじめてできた!
ちょっと手こずる子には、
自分の手で育てるよろこび、
子どもだって孤独になる時間が必要です、
どうしたら友だちとなかよくできるかな?
…とテーマ別に絵本が紹介されていました。

「絵本には大人のあなたをゆさぶり、深く悟りかけてくる力があります」
「絵本は人生を教えてくれます」
一つひとつのことばに大きくうなずきながら、絵本の底力をあらためて感じることしきり。杉山さんの子育てエピソードにも、とても共感を覚え、読みながら笑ってしまったり、思わず涙ぐんだり…。
だからこそ、彼女の選んだ絵本だったらすべて読んでみたいと強く思いました。

「絵本の世界を豊かさを再認識させられました。
この本が絵本の道しるべになれば、そして少しでも子育てが楽しいものになれば、こんなうれしいことはありません。」とあとがきにありました。
ほんとうに、そう。
子どもに関わるすべての人に、
絵本の道しるべに、ぜひこの本を手にとって欲しい、と切に思いました。
きっと求めていた絵本が見つかる、そんな嬉しい予感がいっぱい詰まった一冊、です。

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紙の本

未来の私へのプレゼント

2009/08/29 00:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルから考えると、私はこの本のメインターゲットではない。

「子育てに困ったとき」も何も、パートナーも子どももいないのだから。

でも、171冊の絵本の紹介というところに惹かれた。

私は児童書も絵本も、
今の私の気持ちで読みきってしまうタイプなのだけど、
親になった人はどういう読み方をするのだろう
というところにも関心があった。

というのは、同世代で子どものいる人が、
いつも子どものことを考えている様子を目の当たりにしてきたからだ。

一緒にどこかに出かけたとしても、子どもの様子を見て、
もう疲れているからときっぱりと早めに帰ったりできる。

自己中心的な私にはそんなことができるのだろうか。

そして、パラサイトな私はどこまでもいつまでも娘のようなところがある。

親になる資質というものが私には決定的に欠けているのかもしれない。

親になる人、親になれる人と私は、全く違うのか。
自分は何かが足りないのではないかという不安。

そんな自分を救い出す言葉を探していたような気もする。

本書は、4つの章で構成される。

第1章 もっと子どもとつながろう
第2章 もっともっと家族でつながろう
第3章 子どもとつながる春夏秋冬
第4章 きれいな日本語と絵を楽しむ

「つながる」がキーワードである。

ブックファースト、うんち・おしっこ、おばけ、きょうだい、
知育、家族、四季、日本語などの定番はもちろん、
子どもも孤独になる時間が必要だとか、死や別れを伝えるとか、
深いテーマもしっかりと扱っている。

はじめにを読んで、ちょっとほっとした気持ちになった。

  子どもの気持ちがわからなくて途方にくれたとき、
  絵本を広げてください。

  子どもの気持ちに寄り添った良質な絵本はたくさんあります。

  そしてときには自分のために絵本を読んであげてください。

  子育て中の母はさみしいのです。

  愛情もほしい。

  そんなお母さんのこころに届く、すばらしい絵と響きのいい日本語で
  描かれた絵本をたくさん紹介しました。

母としてだけではなく、その人個人のための本も紹介してくれているのだ。

本の紹介の本なのだが、
同時に著者自身が描き出す自分像に共感する部分が多々あった。

「わたしは不器用な母でした。
 赤ちゃんをあやしたり笑わせる術がないのです。」

「親って、自分にないものをもつ子に、不安をもつものなのですね。
 わたしは下の子ののんびりは許容でき、きちんと対処できたのに、
 外交的な上の子のほうには、うまくアドバイスできませんでした。」

「なんでも本に頼る私は、大あわてで絵本を探しまわり、
 上の子の気持ちに添うような本を読んであげました。」

「わたしは孤独な時間がとても大切な子どもでしたが、
 同じように孤独な時間は子どもに必要だと考える人はいるのだと、
 こころ強くなりました。」

「あとでこの本を知って、早く読ませておけばよかったと、
 なんでも本から学んできて、
 子育てに不慣れで、生きるのにぶきっちょなわたしは思ったものです。」

「内気なくせに自分勝手なわたしは、友達の少ない子でした。」

「ひととつきあうのが下手なわたしは苦労しました。
 苦労して努力したわりに、うまくいきませんでした。」

「「愛してる」「好き」なんて夫にも言ったことがないかたくななわたし。
 言ってほしかった母に、言われたこともありません。」

全体としてはポジティブな文章なのだが、
このような表現をどうしても見つけてしまう。

あまりに自分と同じにおいがしたからだ。

そして、著者は、子育てに自信があったからではなく、
自信がなくてそれを読書で補って、
懸命に子育てしてきたからこそこの本を書いたのだとわかった。

また、著者が子育てを通して、子どもとのコミュニケーションを通して、
変化していく、成長していっている様子が、文章の端々から見える。

最初から子育てがうまい人、下手な人がいるというわけではなくて、
親になろうとすればその人なりの個性をもった親になれるのだと感じた。

著者とは、感性が似たところもあるのだろうと思った。

紹介されている本をかなりの割合で読む気でいる自分がいた。

子どもに読んであげるという視点だけでなく、
自分の心の栄養のために読む本も選ばれているからだ。

書評書きとしては、本の紹介の仕方も参考になる。

5、6行で、その本を読みたいと思わせる紹介文。

そんな文章を自分も書けるようになりたいものである。

今の私は、今の私としてこの本を読んだが、
もし、私が母親になる日が来たとして、
そうしたらどんなふうにこの本を読むのだろうかと思う。

そう、本書は、未来の私へのプレゼントだ。

未来の自分に手紙を書くなんていう企画があるけれど、私の場合、
今読んでいる本も、その本のことをこうして書きつけたものも、
すべてが未来の自分への手紙なのだ。

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2008/09/04 00:08

投稿元:ブクログ

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