途中で1週間置いた
2020/11/18 23:36
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投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中で本を閉じた。また開くのに1週間かかった。
こんな体験は初めてだった。怖かった。読むのを再開するのが。舞台であるあの部屋の出来事の続きを見るのが。
この本の中で、残酷な場面は、多くはないかもしれない。実際に数えてみれば2カ所か3カ所か。でも、一々こたえた。文字を追うだけなのに映像が浮かんだ。
作家の腕がいい、としか言いようがない。
映画も知られている作品だし、これまで観ていなかったから観ようと思っていた。でも、今は迷っている。
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投稿者:明日のことは明日に今日のことも明日にしよう - この投稿者のレビュー一覧を見る
キングの作品の中でも有名な方ではないでしょうか。
映画かもいろんな作品がバンバンされてるけど、
この映画はかなり評価されてたんじゃないかと。
キングの作品で、この世のものではないものが出てくるものと
現実世界でも起こりうるものがあるけど、
この作品は後者です。
幽霊より、人間の方が怖いんじゃないかと思える話です。
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この本は自分が出会った本のなかで最も時間をわすれさせた本です。
事件はテンポよくはじまり、本の世界に引き込まれます。
内容も主に室内を中心に展開されるに関わらず、非常に多彩な展開を見せ、使い古された言い方をすれば、自分が本の主人公になったような錯覚を覚えます。
特に主人公の足が切断される場面は思わず何度も読みなおしてしまいました。
他にも主人公が薬漬けにされたり、洗脳されかけたり、よくあるB級映画とは比べ物にならないほど、主人公を応援(同情)してしまいます。
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最初は監禁されていることと状況が分からないことが怖く、後半はだんだん増してく看護婦の狂気が怖かった。
特に、家に来た男が芝刈り機で殺されるところがやばい。
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昔々、深夜に父親が見ていた映画。それがキャリーだと気が付いたのは、この作品の中盤にミザリーさんが斧を取り出して(省略)する場面でした。
「あのシーンのあの女はこの女だ!!!」
幼少期のトラウマが、あの女の斧を振り上げる映像とともにフラッシュバックした瞬間、わたくしは主人公と一体となったので御座います。本当に幽霊なんかより怖いよ、この女。
ある小説家が狂信的なファンに監禁されるという話っていうか、まぁ、イカれてしまった人間はどんな怪物より怖いんだよという話。
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とにかく狂っている
狂い方がリアル
凶刃の相手をしている人の心の変遷もリアル
とにかく素晴らしい
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雪道の自動車事故で半身不随になった流行作家のポール・シェルダン。元看護師の愛読者、アニーに助けられて一安心と思いきや、彼女に監禁され、自分ひとりのために作品を書けと脅迫される──。キング自身の体験に根ざす“ファン心理の恐ろしさ”を極限まで追求した傑作。のちにロブ・ライナー監督で映画化
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強烈な読者ファンが怖い。 それで、映画で観たら、キャシー・ベイツが主人公の「本(ミザリー)の熱狂的ファン」役をみごとに演じていて、ものすごく怖かった。
人里離れたところで起こる恐怖体験。。。ってシャイニングにも似ている。
そう言えば、同じように、映画のシャイニングでは、ジャック・ニコルソンの狂った演技もそうとう怖かったな。。
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高校のときに読んだのですが、そのときはホラー要素よりも、書かされるうちに傑作ができていく過程が大変おもしろく感じました。
プロットは単純だけど、人間や人間関係の複雑さを見事にあらわした傑作だと思う。
ジョジョの荒木さんがこの本を影響を受けた本にあげていて、嬉しくなりました。
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暑いですね。なので今年はホラーでも読んで涼しくなろうかと思います。
キングも初読です。
いやー、すごかった。設定は有名なので知ってはいたのですがとにかくぐいぐい読み進めてしまい、あやうく電車乗り過ごそうになってしまいました。
あんまグロ描写もなく、あー怖いって思わせる技法はすごいなぁと思います。
しかしこの文庫本、新装版にするなら新訳は出せなかったのかな?やっぱり古く感じます。
どうしても「アッタリキ」とか「ヨウヤットネ」という語句が原書でどういう語句なのかが気になります…。
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以前に映画で見た時はおばさんの「狂気」が怖かったけど、小説で読んだら「狂気」よりも「病気」って感じだった。本作品を読んだ教訓。飲酒運転はやめよう。そんぐらい。個人的には読むより映画観た方がずっと面白いと思う。
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序盤は気が狂った人に監禁されるありきたりなお話だと思っていましたが、ストーリーが進むにつれてその凶暴性がだんだんとあらわになっていく様は圧巻でした。
ストーリーと同時に展開していくタイトルと同じ人気小説である『ミザリー』の内容もリンクしていて素晴らしかったです。
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ジョジョの作者の荒木比呂彦氏が面白いと言っていたので読んでみる。有名な作品だけど初めてだ。
舞台は僻地の女の家、登場人物はそこに閉じ込められた作家と家主の女。極限までの閉鎖空間なんだけど、展開が面白くさくさくと読める。
そして作家の業がすごい。極限状態に追い込まれても物語に書ける執着がありえそうである。作者本人なのなかなぁ。面白かった。
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好き嫌いだけで言って、こんなしんどいお話は好きではない。
だから☆2。
でも、すごかったです。
止まらない、というか、どこで止めても気持ち悪いので、最後まで読み切るしかない。
残酷なシーンや、決して美味しそうでない食べ物の描写など‥感覚マヒしそうな。
傑作だけど、好きではない。てやつでしょうか。
ポールが死ななくて、新しい小説が書けそうでよかった。。←最後、こうなるのを確認するためだけに、読み切った感じ。
途中に出てくる手書き部分は、どなたのものなんでしょうかね。
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すごいホラー小説!
ほぼ全編で一方的に主人公がアニーに監禁され、虐待を受けるだけの話だが虐待方法がだんだん狂っていくのがすごい。読んでいる方もぐいぐい物語の中にひきこまれていってハラハラしながら読むことができた。
解説にもあったがほぼ同じ舞台なのに全く飽きることがなかった見せ方はとてもうまいし、主人公が作中で物語を作っていくという手法もよくできてるなあと思う。