投稿元:
レビューを見る
劇場版もそういえば公開ですね。
声優さんは島崎信長、花澤香菜
前情報もなく、読んでいて能力者バトルもの……?
と錯覚するもその幻想をぶち殺されました。
そこからは、もうロミオワールド展開ですね。
よくある話の展開でしたが、書き方の勉強になりました。
特に最後のほうの展開や話の持って行き方、
タイトルの意味がきちんと頭に入りました。
オチもなるほどと思います。
学園ものを作る際のひとつの参考作品として。
投稿元:
レビューを見る
同著者の「灼熱の小早川さん」と同じルーツを感じた一冊。でも、インパクトはこちらがはるかに上だった。
中盤のある意味不快な展開は最後のカタルシスに向けての引き絞り。ただやはり不快は不快で、そのバランスが物語作りの難しさだなと感じた。
投稿元:
レビューを見る
現代の人々が知らないところで繰り広げられている、剣士や魔法使いたちの戦いの物語……ではなく、妄想にはまってコスプレしてる女の子と、昔そういうのをやっていじめられていた主人公の話。読むまでファンタジー的な内容だとばかり思っていましたが、これはこれで面白かったです。
内容はコメディな感じで、所々で出てくるギャグっぽい台詞の応酬が面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
主人公の心情表現や途中までの展開はなかなか良かった。ただラストがやはりご都合主義的な感は否めない。どん底→どんでん返しは物語の定番か。イラストは可愛い。
投稿元:
レビューを見る
映画化を前に原作を読んでみたが、なんだ、傑作じゃないか。これを岸監督の率いる安定チームがどう料理するか期待大。
投稿元:
レビューを見る
一部の邪気眼を持っていた人々が読むと邪悪に苦しむことになる魔本。
特に黒歴史もないのでさらーっと読めました。
話自体は面白く、作者の筆力でグイグイ引き込まれていきます。が、ラストのアレで、現実はこんなんじゃねぇや!!!と叫びました。くそっこれはフィクションです!!!!
ラノベは最初のページで惹きこめないとアカンとよく聞きますが、この本の場合最初のページで本を閉じることうけあいです。さあ勇気を出してお読みなさい。
一部の人の為に書かれた魔本、一部の人じゃない自分でも楽しかったです。
投稿元:
レビューを見る
久々にライトノベルを読みたくて購入。普通の高校生が、ちょっと変なパーソナリティー(厨二病やね)の人々に振り回される……という内容だけれど、これはライトノベル的世界観と、そうでない世界観の対立を書いている。
というわけで、この話はスクールカーストを描いたアメリカの学園ドラマを、「ジョックス(上位)」と「ギーグ(下位のオタ)」しかいない教室と単純化した話になっている。本当はもっと階層化されてるんだけれどね。主人公はギーグの過去を隠して、ジョックス側に入ろうとしているけれども、自身の過去を嗅ぎつけたギーグの面々に振り回されて……
でもさ、こんな可愛い子が寄ってくるなら、お前はすでに勝ち組だよ!と読んでて思った。誰もが羨むだろ。もっと、佐藤良子はコスプレや言動だけでなくルックスも「これはどうか」というキャラじゃないと、この話は成り立たないと思う。そういう意味で、売るとは言っても編集は、解ってない絵を用意したなーと思った。
だいたい、オチも良子が普通の子になりましたで終わっているけれども、それもどうか。アメリカではオタは(高校までは)バカにされる存在だけれど、億万長者はみんなオタで、そいつらがジョックスたちをこき使い、ハリウッドに大金を出しているので、今やこういう物語はほとんどギーグ賛歌になっている。
そう考えると、ライトノベル的世界観やオタ的な思考から抜け出すことがゴールになっているこの作品は、コンテンツ産業としてのライトノベルの「諦め」や「限界」を自ずと自白しているようなものになっていると思う。こういうの読んでて喜ぶのはどうか。むしろ怒るべきでは?
世界を変える気のないコンテンツは、ヒロインの容姿に頼るわけだ、と私は呆れちゃいました。オタク相手のボロい商売という気持ちが、作者にも編集にも心のどこかにあるのではないか。面白半分のつもりで書いていても、これでは日本の文化を巡る戦いに白旗を上げているようなものだ。
でも、文章や語り口は良かった。小説としてのルックもできていると思う。ライトノベル的な世界観のパロディとかは上手い。あるあるネタも良いチョイスだと思った。でも、映画化は勘弁してほしい。
投稿元:
レビューを見る
「でも恋はAuraのパクり」と言われるだけあって、設定はかなり似てる。ではどこが違うかというと、それは各要素の程度だろう。
ヒロイン
でも恋:眼帯、イタい言動
Aura:ローブ、杖、電波な言動
その他登場人物
でも恋:中二病関連が三人
Aura:中二病関連が十五人
並べると、Auraのほうが程度が重いことがわかる。それはつまり中二病の程度が重いということであり、中二病のギャグ要素よりシリアス要素が強いということだ。(「でも恋」はアニメでしか見ていないのでもしかしたら後半シリアス要素が出てくるのかもしれないが、途中まで見たところ「中二病によるシリアス要素」というより「中二病に至ったシリアス要素」寄りという印象。)
特に後半の「抑圧」にあたるシーンはなかなか重い。そしてそのわりにはその後の「解放」が物足りなかったため☆3。
投稿元:
レビューを見る
読もう読もうとは思っていたのですけど
ようやく手を取って読みました。
ロミオのテキストは結構苦手なんですが想像してたよりも全然サクサク読めて面白かった。
設定の骨子は『中二病でも恋がしたい』に似ています。
があのアニメは周囲が主要キャラに対して優しかったのに対して、このラノベは周囲の反応が中二病患者たちにとっては冷たい。いじめ描写もありますし。
ただそれだけに周りの反応を物ともしない主人公の行動はかっこいい。(たびたび周囲から外れるのはいやだみたいなこと言ってますが)
投稿元:
レビューを見る
ロミオワールド炸裂といったところ。
これが中二病ってやつなのか。
2008年刊行という5年も前のものなのに面白かった。
ただ、ところどころ死語もやはり見受けられる。
投稿元:
レビューを見る
主人公の成長物語であるかないか、という話になぜだかあまり興味が持てない今日この頃ですが、主人公が帰還かっこ笑いかっことじるをすることでカタルシスが生まれるこの物語はとっても良いなと思った。変わるということは、どちらにしても何かを捨てていくことだと思うから、捨ててきたものを全力で拾いにいくのもまた物語なんだなぁと思った。
投稿元:
レビューを見る
『その日。教科書を忘れた俺は、夜半に忍び込んだ学校で彼女と出会った。教室に向かう階段の踊り場。冷たい月の光のスポットライトを浴び、闇を見据えている少女。』
引用終わり。
表紙見たときは正統派ファンタジーだと思いました。
プロローグ?が卑怯すぎる。
何も知らずに読み始めたので主人公と同じ気持ちになれて楽しかったですw
内容はボーイミーツガールであり学内カーストであり成長物語。
一冊で完結で読後感もよし。
『人類は衰退しました』で田中ロミオさんのファンになったんですが、
やは人物の描写が私の好みに合います。
他の作品も読んでみたいので小説家活動のほうも期待です。
2013 6/1
映画見ました。
やっぱ終盤のシーンは良いですね。
花澤節が炸裂してます。
そして原作の面白さを再確認。
ーーーー以下ネタバレーーーーーー
これ、『厨二病でも恋をしたい』まんまじゃないですか?
あちらわ最初の3話ぐらい見ただけで結末知りませんがモチーフがそっくりだなと思いました。
一番好きなキャラは小鳩ちゃんです!!!!!!!
追記 2013 6/1
映画見て思ったんですが、良子が何者か最後の最後までわかんないんですよね。
本読んでるときでも、一郎が間違ってるのか、クラスの皆が間違ってるのか最後まで疑心暗鬼だった。
それをすべてわからせてくれる最後のシーンは本当に良い。
投稿元:
レビューを見る
自分も中学生の頃は、いつかはかめはめ波を撃てると思ってたし、武空術もその気になればできるんじゃね?とか思ってた。
いつか魔界だかなんだかの扉が開いて、魔力に目覚めた自分はその物語の主人公になる日が来るのでは‥、と愚かな妄想も膨らませていた。
自分はきっと別世界の 不思議 と関われるんじゃないか、、そんな中二病をこじらせた人たちの青春物語。
痛い、あまりにも痛い、でもそれが笑える、痛悲喜劇。
ヒエラルキーが確実に存在する学校生活では、多分みんなそれぞれの闘いがある、
勉強、部活、ケンカ、恋愛、いじめetc‥
タイトルの下にある~魔竜院光牙最後の闘い~という超絶にダサい副題。
そこにある闘いとは何の闘いなのか
わかった時に、笑えたり切なかったり、たまにキュンとしたり、なんだかわからないけど、凄く熱くなりました。
かっこ悪い をつらぬいた格好良さがある作品だと思います。
投稿元:
レビューを見る
【動機】知ったときは仮題だった。周りの評判がよくて読んだ。
【内容】学園ラブコメ。
【感想】自分は脳内概念体系で遊ぶタイプなので、脳内物語大系で遊べるひとは彩りが豊かでよいと思う。
投稿元:
レビューを見る
中二病患者だった人の傷口を抉る作品。
もちろん私も例外ではないです。いや、ここまで酷くはないですけども。
一般人の中二に対する反応がリアルにありそうで見ててちょっと辛いものがある・・・・・・。
ラストにある謎のスッキリ爽やか感は割りと好きです。