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ぼくの、ぼくの、ぼくのー! みんなのレビュー
- マイク・リース (ぶん), デイビッド・キャトロウ (え), ふしみ みさを (やく)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:ポプラ社
- 発行年月:2008.9
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絵本
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紙の本
かわいくない絵が描く、きれいごとじゃない子どもの心
2009/04/23 14:58
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のはら そらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぜったいに自分のものを貸さない子っている。相手が妹とか弟だったら、なおさら貸さない。もういらなくなったものだって、ぜったい、貸さない。だって自分のものだもん。そういう意地悪をする子どもは、正直いって、かわいくない。
この絵本の主人公エドワードもそう。表紙で、アヒルのおもちゃをがっちり抱きかかえ、自転車をぐいっとひっぱって、暑苦しい三角ぼうしをかぶっている男の子だ。そのなんとまあ、憎々しい顔を見てやってほしい。
エドワードは、自分のおもちゃを自分だけのものにしておくために、おもちゃの山を作ってその中にもぐってしまった。エドワードの姿が見えないものだから、ママはエドワードが家にいないと思って、妹のクレアだけに……。
もし、文章はまったく同じでも、絵がほのぼの路線で描かれていたら、「意地悪しないで、仲良く分け合えば楽しいよ」と、あたたかいメッセージを素直に感じたろう。
けれどこの絵のエドワードは、そんなにまっちょろくはない。ぎろりと横にひろがった目、眉間によせたしわ、フンッとつきあげた鼻と口。そのしかめっつらは、エドワードの激しい負の感情を物語っている。そんな激しい業を、あっさりと流せるものじゃない。負の感情をいくら消したつもりでも、心の奥底では、毒のなべがふつふつと煮立っていることを、大人になったあなたは、きっと知っているはず。その毒が外に噴き出すとき、エドワードは意地悪になるのだ。
エドワードはこれからもきっと意地悪になる。子どもたちよ、あなたたちだってそう。でも、人間なら当たり前のことだもの、へいっちゃら。この絵本からは、そんな逆説的なメッセージが伝わってくる。
ね、かわいくないエドワードってかわいいでしょう。
紙の本
ぼくのー!
2019/06/07 08:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくの、ぼくの、ぼくのー!というタイトルどおり、ぜーんぶ自分で独り占めしてしまうお兄ちゃん。
イラストが独特で、子供の絵がちょっとこわかったのですが、あるあるだなぁと共感しながら読みました。
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