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一見関係のないような事件が、次第に収束していく作風。
神永さんの得意とする構成です。
そこにオーケストラという音楽テイストを追加。
音楽をちょこっとかじったことがあるので、楽しめました。
ほとんどの登場人物たちの視点が伺えるので、
腹の探り合いをしている様子が、よく分かります。
それに加えて、ちょっとしたホラーテイスト。
八雲シリーズでは霊的な存在がよく描かれているのですが、
今回も実体のないような恐怖が迫ってきます。
頭蓋骨を持った不気味な男が毎日夢に現れたら、
それだけで気持ち悪いです。
不気味さはありますが、八雲シリーズほどは怖くなかったです。
そして、最後の最後の展開がすごかったです。
あっと驚かせてくれるラストで、さすがだなぁと思いました。
コンダクターの本当の意味が分かった時、ゾクゾクしました!
続編があってもおかしくなさそうな展開だったので、
続編が出てくれることを祈るばかりです。
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最後の最後まで犯人が読めませんでした。こんな筋書きになっているなんて想像も出来ません。本当に面白い推理サスペンス小説です。首なし白骨事件の発見から始まる物語。ミュージカルの演奏をする楽団に在籍する奈緒美、秋穂、結城、玉木達の過去とは。
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今までの神永さんの作品とは一味違う。主役となるだろう人物の素性をあかさずに話を進める、小説でしか楽しめない方法を上手く使われていた。
こういうのも良いかもしれない。
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確か探偵ものの小説を出している方ですよね。
神永さんの小説の中で一番最初に読んだのがコンダクター。
最後の展開にびっくりしました!
えー…そういうのありかよってw
思いつきもしなかった結末なので、関心しながら読破しました!
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「八雲」を書いている、神永さんの作品!!
ず〜っと読みたかったのに、忙しくってようやく読みきりました(o^v^o)
すっごく面白かったです(≧▽≦)まさか、あの人が??という展開に、どんどんなっていくので、作品ののめりこんでしまいますね〜♪
おススメです!!
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内容
ミュージカルのオーケストラピットのメンバーとして、音大時代の仲間と再会を果たした朽木奈緒美は、これから始まる仲間との仕事を楽しみにしていた。そんな中、とある場所で謎の変死体が発見されてから、奈緒美の周辺でおかしなことが起こり始める―毎夜の悪夢、アパートの窓から外を見つめる首無しの白骨、次第に壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない複数の出来事で崩壊の道をたどり始める。しかし、それは…。自らの欠落した記憶を追ううちに、いつしか暗黒の渦に巻き込まれてゆく奈緒美がたどり着いた真実とは―。
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エンターテイナー神永学。
今回は程よくダークなエンターテイメントです。
何も考えずに読んだので素直に驚くことができました。
たぶんいちばん正しい楽しみ方かと。
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基本的にあまりハードカバーは買わない(というか買えない)人なんですが、書店に並んでいてついつい購入。
結論:何も考えないで読んだ方が面白い
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おもしろかった。かなりダークだけど。コンダクターな なるほど。
八雲をまだ2巻までしか読んでないけどこれからまたちょくちょく読んでいこうと思う。
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八雲の人だから♪表紙カッコいい。
これは、推理小説としてじゃなく、物語として読むものですね。最初に死体発見から始まり、一癖も二癖もある人ばかりで、どろどろしてて凄い面白かったv各々正常と狂気が入り混じってます。ただエピローグがいまいちの収め方で新垣にしても例の人についてもしこりが残ります・・・続編ありそうな終わり方だし、そのへんを見てみたいなぁ。
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恐ろしい夢…なのに、なぜか懐かしさを憶える夢。
そんな不思議な夢を見たのが始まり…だったのか。
留学していた『友人』が帰ってきた。ただそれだけのはずが、ゆっくりとすべてに亀裂が走っていく。
全員の間にある謎と秘密と疑心暗鬼。
まったくどこに向かっているのかも分からない謎。
死体はかけらも名前の出てこなかった人物。
どうなるのか、どうするのか。
文章ならでは! な罠にうっかりとはまってしまっていました。
すごい、という一言です。
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推理小説の中で一番好きな作家・神永学先生の作品。
ある大学で演奏会が開かれた。
その演奏会には、数年前の殺人事件でかかわった人たちが偶然あつまった。
そこでまた殺人事件が次々とおこる。
そこで、主人公は犯人を捜しだそうと考えた。
内容的にはよくある小説だけど、この作品は違う。
面白さや緊張感がリアルに伝わる作品。
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八雲を書いている人の作品。
推理・ミステリー。
怖い感じで、推理小説って感じだった。
しかし、ハッピーエンドにしてほしかったな。
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「心霊探偵 八雲シリーズ」が巻を重ねるにつれ、自分の中での神永氏の評価はどんどん右肩下がりです。
どうにも合わないようです。
いちいち細かい部分が気になり(句読点のつけ方とか文章の書き方とか)、「心霊探偵 八雲シリーズ」での刑事2人の能力の低さもイラつくほどで(どちらか1人だけが無能なら許せるのに)、今現在「心霊探偵 八雲シリーズ」を読み進めるかどうか少し悩んでます。
読み進めてイラつくかどうか確認するのも楽しそうだなとかも思いますが。
そんな自分ですが、この「コンダクター」は評判が良いらしいよ、と友人に囁かれ読みました。
「心霊探偵 八雲シリーズ」のように軽いテイストではなく、全体を通して重いです。
物語はどんどん破滅の一途を辿り、最後にどうやって決着をつけるのだろうかと思ったほど(最後はすんなりと終わったのでちょっと残念でしたが)。
ジャンルはミステリーのようで、仕掛けられたトリックは驚くほどではないのですが良かったと思います。
ただ、仕掛けられたトリックに対して「ん?」と思う箇所はいくつかあるのですが。
自分が「心霊探偵 八雲シリーズ」で合わない!と思った数々の事柄は、この「コンダクター」ではさほど気にはなりませんでしたが、「佇む」の使い方が妙だなぁとは思いました。
「コンダクター」を読み終わってからの自分の中での神永氏の評価は少し浮上しました。
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おもしろいと薦められて読んでみましたが、あたしにはあまりあわなかったです…
なんか、人間のいやなとこを見せられるという感じがしてなんだか心が重くなりました