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結局は、気合と根性で、ノンカスタマー、オルタナティブのヒアリングを膨大な時間を掛けて行うことに終始しているのには、がっかりしました。,「理論」を謳っているわりには、最後は根性論となっており、質疑にも出ましたが理論を適用した成功事例には全く応えないというどうも眉唾な印象です。,,いまさら、使い古された「WiiとPS3の比較」を出されてもねえ…。,また、「ブルーもレッドも両方必要です」と最初にエクスキューズしているのもどうかと。,,こういう方々は、キャッチーなタイトルの海外原著を国内ビジネスマン向けに解釈本を書くだけで、印税が稼げて全く羨ましい限りです。,,しかし、質問者で、素直に感動している人(女子学生)や、先進のマーケティングを勉強していることを鼻にかけている人(こちらも多分学生)が目立ち、そういった意味でも実りがなかったような気がします。,,,,慶應MCCで池上重輔氏のセミナーを聞いてきました(2008年5月8日)。
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日本のブルー・オーシャン戦略
安部 義彦, 池上 重輔
「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する 」を読むべくamazonにいったら、
例の「この商品を見た後に買っているのは?」に載っていて、急遽方針変更で、この本を買うことになった。
翻訳ではないので読みやすく、例も豊富で具体的。
ただ、いつも思うのは、あとづけで「○○は○○戦略の結果だった」はよくあるし、理解できるが。
具体的に、現場が、この戦略にもとづくと「新市場」ができるだろうか。
それをやるために、「資源配分の意思決定をする」のが戦略なんだけど。
【ポイント】
0/ブルー・オーシャン戦略のツールをレッド・オーシャン戦略の思考回路で使っても効果はでにくい。思考回路から変える必要がある。
48/「新しい需要を創造する。」ことと、「競合と既存の市場を奪い合う」こと
53/これからの企業は、レッド・オーシャン戦略とブルー・オーシャン戦略の両方に長けて、使い分ける必要がある。
90/B.O.戦略における「バリュー」は、「買い手」が本当に評価する「本質的価値」のこと
決して「会社側」が価値があると思っているバリューのことではない。
170/ノン・カスタマー第2層があなたの業界のサービスを使わずにいる「共通の理由」は何だろうか。
188/先端技術やモノへのこだわりが「買い手のユーティリティー」を向上させなければならない。
252/企業がその先端度に目を奪われて、顧客ニーズと乖離する危険性が高いことが問題になる。