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小学生としては異例の巨体の弟・雷太に対する恐怖から兄弟・利一、祐二は、雷太を殺そうと考え、河童に依頼しに行く。
河童がよくある幻想的な感じではなく、非道く現実感を伴う野性的に描かれているのが印象的。全体的にグロいかも
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ホラー。戦時中の田舎って河童とか歩いててもおかしくない…かも…。
悪人(?)は必ず報いを受けるようになっていて内容が残酷でも読後感は悪くない。
続編が推協賞とるんじゃないかと思ったら本当に取った。びっくりした。飴村さんもびっくりしてた。
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たまたま見ていたTVの書評番組だか出版社の宣伝番組で『粘膜蜥蜴』か『粘膜兄弟』を取り上げていて、興味を持って読んでみた。
日本ホラー小説大賞(本作は2008年長編賞受賞)の選評で林真理子が「まるで悪夢のような拷問シーンが実に不愉快で、作者はかなり危険なところに近づいている気がする。パソコンを打ちながら、このシーンに酔っているのではないか。」と言っているが、そのTVで著者が、『粘膜人間』書いたときはそんな感じで、そんな書き方はそのとき以外できない、と言っていた。
スプラッタだけどホラーではない。共感できる登場人物がいないから? うえ、と思う描写が多いが、勢いがあって読みやすい。粘膜ぽいねとねとしたやーな感じではなく、むしろ湿り気は少ないかも。『蜥蜴』も読もうと思う。
それにしても、雷太つええ。でもモモ太もつええ。この最強(凶)2人の対決はさあ、というところで終わるのも悪くない。
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不気味な世界観と登場人物
そして当たり前のように出てくる河童
正直タイトルの勝利だと思う
「粘膜人間ってなに!?」と興味を惹かれた人は多そう
難しい文章ではないので読み進めるのは苦ではなかったが、読後の爽快感はあまりない
ホラーというより描写的にはスプラッタ寄り
グロいのが苦手な人は読まない方がいい
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何というか、すげえもん読んじまった!
というのが一番の感想。
全編エログロ、バイオレンスそしてスプラッタ!!!の極み。
それでも最後まで読ませてしまう不思議な魅力がある。
飄々としていながらも、コミカルな登場人物と表現のお陰だろうか。ホラーというのもさほど感じなかった。
三部に別れているが、展開を読みながら読んでいると折々で「…え!」っとなる。この本は主人公とかキーパーソンとかいった概念を持って読んだらいけない。これから読む人にはとにかく何も考えずに、不条理でどこか可笑しな世界を堪能して欲しい。あまり精神衛生上オススメは出来ないが。
独特の世界観にも注目。
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面白い!グロいけど。それぞれのキャラクターが個性が強い。ラストシーンがかっこいい。こおいう終わり方、嫌いじゃない。
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モバで書評をされてる河野かなみさんの書評が気になったので読んでみました。
(書評分かりやすくて面白いのでぜひ見に行って見てください。)
粘膜人間って何のこっちゃろ〜って思ったら河童のことでした。内容はエロいグロい。頑張って読んだけど…体中痛くてしかたなかった。でも痛そうな描写のわりには、拷問受けてる女の子とかあんまし痛そうじゃなかった。
どういうふうに生きたらこんな本が書けるんだろう。色んな意味で(終わり方とか特に!笑)衝撃的でした。河童の身長180センチって想像したら怖すぎ。
PS:読み終わったあとに思ったけど、河童ってたしか皿の水が乾くと水に濡れたアンパンマンみたいになるよね?倒したかったらわざわざ突き落とさなくてもいいのでは…?謎だ(^O^)/
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善意など欠片も存在しない、グロテスクに彩られた異形の物語。吐き気のするのような残虐描写。それでいて、どこか甘美の匂いすら感じさせる。エログロバイオレンスを見事な筆致で描きあげた、手加減無しのスプラッタ・ホラーの傑作。
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もうめちゃめちゃ。
弟が小学生で、身長195で笑いました。
河童兄弟出てくる。
弟殺害を河童に頼むっていうのもすごい。
ファンタジーなのか?スプラッターだよね、みたいに笑えてめちゃめちゃ。
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河童が普通にいる世界。笑えた。終わりの続きが気になって仕方ない。でかい小学生と河童どっちが強いんだろうか????
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設定がユニーク。腸がぶちぶちするところとかリアルな感じなんだけど、サラっとしている。もっとネチネチしているかと思っていたがそうでもなかった。
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拷問と暴行と殺戮とセックスでできた、純然たる変態小説です。改めて考えると、作者は著書二冊にしてドでかい賞を二つも取ってることになりますね。
「粘膜兄弟」への期待がムクムク膨らみます。
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最強の末弟に虐げられる兄弟が、河童の力を借りようとする話。
おどろおどろしい世界観にハマってしまったら、二度と抜け出せない。
欲望むき出しのなんと浅ましく、スカッとすることか。
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2010年10月読了
エログロなんでもあり、昭和的庶民の暮らしに軍隊、そしてカッパ。これとよく似た世界観の映画があった!「悪魔の毒毒モンスター」から始まる一連の毒毒シリーズ。米のトロマ社なる映画会社。全く同じ匂いがした。
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暴力的な弟に困ってあるものに弟の殺人を頼む話。もうとにかくグロかった。表現が生々しいのと残虐すぎて、わりとグロイのも平気で読めるんだけど、これは途中で読むのやめようかと思うくらい気持ち悪かった。正直もう一回読もうとかは思えない話。設定も結構ぶっとんでいて、終わり方も??って感じだった。まず題名からしてよくわからない。読んだ後かなりの後味の悪さが残る作品。これ、読める人と読めない人に大きく分かれる作品だろうなあ。