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去年あたりから、気になっていた作家の文庫最新版を、思い切って購入。
知ったきっかけは、ミステリーチャンネルのとある番組で絶賛されていたところ…かな?
今年の「このミス」やらで1〜5位の殆どを占めているらしいので、買っちゃいました。
今から読むのが楽しみです。
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■08100.
<読破期間>
H20/11/6~H20/11/18
<本の内容>
ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生、犯人は人質を取ってホールに立てこもる。
警官隊が出入り口を封鎖するなか、ホールから銃声が。
しかし、ドアを破って踏み込むと、犯人も人質も消えていた…。
ライムとサックスは、犯人にマジックの修業経験があることを察知して、
イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。
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デンゼル・ワシントン主演で映画化もされた
「ボーン・コレクター」でおなじみ
リンカーン・ライムシリーズの本作
相変わらず介護士トムとケンカしつつ
ライムは殺人魔術師の暴走を止められるのか!
上下巻でスケールありますが
一気読みできます。ディーヴァーはやっぱり面白い
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『夜歩く』を★3にしたらこれは2以下にせざるを得ない。
『魔術師』上巻、及び下巻。
ジェフリー・ディーヴァーの作品タイトルにはアイキャッチャーなものが多いし
評価も高いので期待していたんだけど。
下巻の解説の中に以下のような下りがある。
「またよく言われることがだが、
ライム・シリーズは結末の意外性を重視するあまり、
時としてストーリーが破綻する傾向がある。
(中略)
しかし、用意周到なイリュージョニストを犯人に据えた本書では、
そうしたプロットの泣き所がうまくクリアされている。」
ほほう。
これを書いた法月綸太郎は恐らく本当はそう思っていないに違いない。
だって破綻しているんだもん。
イリュージョニストってそんなに万能か?
これがレクター博士的なキャラならまだ描きたい人物像がわからなくもないけれど
そこまでの奥深さは描き切れていないし。
ドンデン返しもいいけれど、
あまりの「実は…」の頻発ぶりは読者を萎えさせるだけ。
もしこれが本当にこれまでの作品に比べまだ「クリアされている」部類に入るのならば、
他はどんなに酷いんだか。
映画『ボーン・コレクター』はそこそこ面白かったけど、
原作は読まない方が良さそうですね。
まーレビューを読んでいる限り
まだマシな方らしいけれど。
ちょっと話は違うが、
タイトルは邦題の『魔術師』よりも原題の『The vanished man』の方がいいと思う。
『消えた男』で問題ないと思うのだが、
ダメかしら。
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ライムとサックスコンビが様々なイリュージョンを使った犯罪者との駆け引きをスピーディに展開。今回はサックスとカーラの同志の様な関係が印象的です。
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J・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ。
連続殺人事件がおこる。犯人は、封鎖された場所から煙のように消えてしまっていた。その手法が、イリュージョニスト(魔術師)のものであると気づいたライムは、イリュージョニストを目指す女性の協力のもと犯人を追い詰めていく。
このシリーズの魅力は、どんでん返しなんだと思うけど、本当にこれはすごかった。
え、え、え、と息をつかせぬというか、想像を超えた展開で、この作品そのものがイリュージョンのようだった。ま、たぶん、そこがディーヴァーの狙ったところなんだろう。
ま、その分、ライムとサックスの関係があまり進んでないようで、そのへんは不服なんだが、あんまり欲張ってもいけないよね。
にしても、アメリカ人にとってイリュージョンはなんか特別なものなんだなぁと、妙なところで国民性の違いみたいなのを感じたのであった。
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自分にとってJ・ディーヴァーの2冊目。題名通り、リンカーン・ライムとアメリア・サックスの相手は魔術師。目の前までに犯人に迫っているのに取り逃がす。その意外性。先を読みたくなる仕掛け。
一方の「主役」となる犯人(魔術師)が、他の犯罪を目論む集団と結び付いていることが、例えば「ウッォチメイカー」と同じ構造なのが少しがっかり。
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今回はイリュージョンがテーマ。馴染みはないけど、そのテクニックと発想に引き込まれます。ライムもついに!?と思ったが‥
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ご存じリンカーン・ライム第5弾! イリュージョンなんていう見てこそ楽しいであろうものを 文章で読んでど〜なるのかしら?と思いましたが さすがはストーリーの魔術師ディーヴァー!上下巻2冊を飽きることなくハラハラドキドキ最後まで引っぱってくれます。 もう誰が味方なのかわからなくなってきて、まるで自分もライムのマンションの一室にチームメンバーとして参加している気分になりました。(笑) 娯楽読書派の私にとっては最適のシリーズですね♪「おぉぉ〜プリンセス・テンコーの名前が〜」と妙な所に興奮してしまった私でした(笑)
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マジシャン相手に行き詰まる攻防の連続は楽しかったが騙し、騙されが双方の視点で何度も連続すると、さすがにできすぎの感がしてしまうかな…面白かったんだけど…どうも入り込みづらかった。
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ああおもしろかったー。本当にどんでん返しにつぐどんでん返しで、ハラハラした。でも、ああそれだけはやめてーとかああまさかそんなーと思って一瞬暗い気分になるんだけれど、結果よいほうに転じてほっとするというのが多くて、読後がさわやかでよかった。脇役についてもきちんと書かれているところが好き。愛情を感じる。サックスについてはもちろん、今回はカーラも、男社会でキャリアを積むことの難しさとか、女性の立場が書かれているところも好き。カーラがコーヒー中毒だとか、余分な細かい話も多いと思うんだけどそういうのも好き。ライムシリーズって、四肢麻痺の科学捜査員とか、殺人鬼とか、どんでん返しとかのキーワードから、どうも重々しい陰気なイメージを持っていたんだけれど、そうじゃなくてむしろすごく温かい感じがする。シリーズが進んでおなじみの登場人物たちに愛着がわいてきたっていうのもあるんだけれど。あと、四肢麻痺のライムが普通の人にはなんでもないことをたくさんあきらめて、ときどきシニカルになりながらも、前向きに生きているところが実はけっこう励みになったり。「悪魔の涙」の筆跡鑑定人がちょこっと出てきてうれしかった。大好きだったんだけど、これもシリーズになればいいのに。
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敵はマジシャン。変幻自在でライムたちを翻弄する。動機や敵の正体がわからないまま殺人が行われていく。しかも敵は彼の目の前にまで現れた!
毎回ドキドキの展開に引き込まれてる。
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リンカーン・ライムシリーズ第5段。今回は更なる強敵がライムの間近まで!!手に汗握る展開と、もはや公然とラブラブするサックスとライムにドキドキ(笑)早く続き読まないと!!
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ニューヨークを舞台に連続見立て殺人が発生。犯人は早変わりや脱出マジックなど、ありとあらゆる手法を駆使する超一流イリュージョニスト。ライム達警察側は次から次へと仕掛けられる、犯人の誤導によって事件の核心に迫ることができない。犯人は何故マジックショーになぞらえて殺人を行うのか。いったい、ライム達はこの邪悪なる連続殺人を阻止し、犯人の真の姿を突き止められるのか!?
人気シリーズであるリンカーンライムシリーズの第五長編。上巻では次から次へと事件が起こる。ついにはライムまでも襲われてしまう。犯人の誤導の意図をいかにくみ取れるかが推理のポイント。
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犯罪学者リンカーン・ライムシリーズ五作目。
イリュージョンやマジックを職業にもつ犯人との腹(脳?)の探りあい。
犯人の罠のかけ方が、リンカーンの捜査の進め方の考え方に似ていて面白かった。
下巻の裏表紙に作者本人が「これまでの作品のなかで最高のどんでん返し度。を誇る」と豪語、とある。
確かにあと200ページも残して犯人が捕まってしまった時には、これからどうするんだよと心配になったが、そこから二転三転。
最後のどんでん返しはやっぱりなあとほくそ笑んでいたのに、それは著者の罠にはまっていた。完全にだまされてうれしかった。
本書は以前の四作に比べて本自体の紙質や活字が読みやすくなった気がする。