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みんなのレビュー40件

みんなの評価3.8

評価内訳

40 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

おひとりさまの恋愛

2008/11/24 13:57

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

スナック菓子メーカー販売促進部次長、35歳、鈴枝。
コンタクトレンズ販売店勤務、29歳、喜世美。
データ処理会社勤務、26歳、翔子。
年齢も職業もバラバラな三人は、オフィスと店舗が混在する
大型複合ビルのお店で相席になり、意気投合。
会社が違うという気安さもあり、ランチをともにする仲に。

この三人を結び付けているのが「反恋愛体質」。
強烈に誰かを好きになったり、
どうしても彼氏が欲しいという欲望は皆無。
諦めは早く、男心に疎く、仕事での社会性は持ち合わせているのに
プライベートでの社会性はない。嫌いな言葉は「前向き」。

こんな恋に引きこもりな三人ですが
出会いはそこそこあって、嘱託の医師とか、ブログ友だち、
昔の同級生、行きつけのバーのマスター、会社の舎弟分など
ちらほらと相手はそれぞれ現れます。

でも、肝心な時にしり込みをしたり、言葉を間違えたり。
読んでいると「ココ! ココがダメ!」という一瞬が
会話の中にきちんと出てきて、ツッコみたくなってくる。
これも平安寿子に乗せられていると思っても、それがヘンに嬉しい。
「いいのいいの。一人だって」とおひとりさま肯定小説。



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紙の本

電車の中で吹き出しちゃった

2014/02/04 18:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るいぽっぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る

イケメン・30歳・医師にデート誘われ、てっきり飲み会のお誘いと思ってメンバーを確認すると「あなたと2人で」とマジ顔で言われてのリアクション。「なんですと?」。これには電車の中でぶっと吹き出してしまいました。わかるわかる! そうそうそう! 膝を打ち、こぶしを握って共感しまくり。いくつになっても“女子”の本音を軽快にたくましく表現してくれて、思わず拍手しました。さいこー!

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紙の本

“事実を認めるだけ”そして“ちょっと不幸くらいがちょうどいい”

2010/03/03 21:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊織 - この投稿者のレビュー一覧を見る

喜世美・29歳、翔子・26歳、鈴枝・35歳。
年齢も勤め先も違う彼女たちが過ごすのはランチ。いわゆるランチ友達という間柄。お互いのプライベートは感知しない。それが暗黙のルール。

そんな彼女たちの共通点は「恋愛嫌い」なこと。


装丁とタイトルからもっと軽いタッチの話を想像していたのだが、なかなかに読み応えのある1冊で良い意味で裏切られた。
恋愛依存症の人からすれば対極に位置するかのような彼女たちだが、本音をいえば彼氏が欲しくないわけではない。
ただ、面倒なのだ。
そんな彼女らが呟く心の声はやけにリアルだ。
そして、自分を客観的に見ているのも大きな特徴といえるのではないか。
そんな自分を肯定するでもなく否定するわけでもなく、ただ余分な肩の力を抜き、あるがままの現状の自分を受け入れている。
作中でのコップの例えがいい例だ。


コップの中ほどまで入っている水をみて、あなたは「もう」「まだ」半分あると思うかの問いに対して鈴枝は、
「“コップに水があるなぁ”とその事実を認めるだけ」と。


その受け入れ方が潔く、気持ちよいとさえ思えてしまえるのは私だけではないはずだ。
恋愛嫌いではあるけれど(というか不器用なだけなのだ)、それぞれが自分なりの価値観を確立し、少しずつながらも前進してゆくさまが微笑ましく、応援してしまいたくなる。


自分探しに疲れたときに読みたい1冊。

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2008/11/14 23:12

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2008/11/30 19:21

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2008/12/11 16:20

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2008/11/30 15:16

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2008/12/28 20:50

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2009/02/16 00:33

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2009/03/05 22:15

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2009/03/19 16:33

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2009/03/26 19:16

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2009/05/01 16:25

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2009/05/10 08:08

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2009/05/17 12:02

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