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パパがやいたアップルパイ みんなのレビュー
- ローレン・トンプソン (文), ジョナサン・ビーン (絵), 谷川 俊太郎 (訳)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:ほるぷ出版
- 発行年月:2008.9
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絵本
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紙の本
うーーん。食べたいっ!アップルパイの香りに満ちた逸品。
2009/11/03 16:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
とってもレトロな色合いの絵が印象的な1冊です。
作者は文/絵ともにニューヨークの方でした。
ローレン・トンプソン(Lauren Thompson)さんが文章を著し
ジョナサン・ビーン(Jonathan Bean)さんが絵を描いています。
とりわけジョナサンさんはこの絵が処女作。
そうなの?とおもわせるどこかなにやら懐かしげな雰囲気の絵柄は
愛読したバージニア・リー・バートンさんの作品たちや
育った土地の様子がとても深く影響しているとか。。
表紙に描かれているつなぎの農夫すがたのパパと
おさげ髪のかわいい女の子をみて
あ、『大草原の小さな家』のローラ・インガルス一家みたい!?と
連想してしまったんですが、あの世界から100年後なのでした。
なつかしさたっぷりにみせて、2007年の発行です。
訳されているのは、ことば遊びならお手のもの。谷川俊太郎さんです。
農村の一家で、愉しげにパパお手製のアップルパイを食べる少女。
こういうのはつみあげうた、というジャンルになるのですね。
たのしくたのしく、どんどんどんどん説明書きが連なっていきますよ。
「これはパパがやいたあまくてあつあつアップルパイです。」
ふんわりとあつあつぶりが分かる湯気が美味しそう!!
……すこぅし、時間はさかのぼって
少女が目覚めて、お父さんが梯子をもってどこかへ出かけようと
するのを追いかけていきます。
「これはあかくておいしいりんごです
りんごはパパがやいたあまくてあつあつアップルパイになりました」
たわわに実ったまっかなりんごが美味しそうです。
そして
すこぅし視線が拡がって、その目線はりんごの実から枝ぶりへ
そしてその根っこへ
降り始めた雨へ
湧いてきた雲へ、空へ――。
たったひとつの、パパが焼いてくれたあつあつアップルパイの
それを見つめる目線から、視界はどんどん拡がっていきます。
ていねいに、うたうように
語られるアップルパイのその由来
すべてが、そのアップルパイにつながっている。
その命の貴いこと。
そしてすべてを語ることばの連なりのうつくしいこと。
にこやかにお父さんがリンゴを剥く間
ひと切れを口に入れようとしている少女はとっても幸せそうです。
宇宙にまで拡がった目線はやがてゆっくりとまた
あつあつアップルパイに戻ってゆきます。
その広がりと凝縮と
もうとびっきり美味しそうなそのアップルパイは
……誰のもの?
最後にほんのわずか、ご相伴できるような気分です。
ああ、そういえばそろそろアップルパイが恋しい季節なのですね。
紙の本
絵本から香ってきそう
2017/03/09 18:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アップルパイのりんごが育つために、必要不可欠な自然と天気を大きい文字にしてわかりやすく説明していてとても易しい絵本。
紙の本
つみあげうた
2016/02/21 00:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
つみあげうたでどんどんアップルパイができていくさまがいいですね。
とーってもおいしそう!
とーってもアップルパイが食べたくなってしまう本だと思います。