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とりあえず久しぶりの浅見光彦でした。うん。面白いよね。そして旅行に行きたくなるミステリーだよね。
上下に分かれてるんだが相変わらず軽井沢のセンセはテンポよく文章を勧めてくれるからミステリ嫌いの自分でも読める。
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五島に行くので、関連した本が読みたいと思って見つけた棄霊島。
浅見光彦の名前は知ってても読むのは初めて。
内田康夫さん初めて。
これから行く五島に、去年行った軍艦島。
上陸できるようになる前から軍艦島に興味があって、いつか見たいと思ってた。
なのである程度予備知識があったけど、
それでもいざ目の前にあらわれたときの衝撃。
時間が止まってしまったような場所。
40年前まで人が溢れててここにも生活があったのに、
石炭の時代が終わってしまったことで、
島丸ごと置き去りにされてしまった歴史を目の当りにして、すごくショックだった。
もっと色々と知りたくなった。
なのでこの物語がフィクションだとわかってても、
現実の歴史さえも私にとってはリアルじゃないけど実際目にした姿は異様で、
そこの記憶にこの物語が入り込む感じだった。
でもこの物語にその歴史問題が絡んでくるのか…ってのは、私の中で意外だった。
けど自然で、そういう解釈の仕方もあるのかと勉強になった。
また違う見方がもてた気がする。
と、個人的にはすごく満腹な物語でした!
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端島神社には大切なものが納められている。
御前崎の元刑事殺人事件の謎を追う浅見光彦は、軍艦島で変死した神主が語っていたという、重要な証言を得る。
一つの命が救われ、一つの命が失われた遷座式の夜、何があったのか?
亡くなった神主が口にした「大切なもの」とは?
やがて、大物実業家の名前が浮上し、後口が信州・松代で遭遇した人物との繋がりが明らかに……。
誰も触れたがらない軍艦島の過去、そして葬られた事実とは?