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167 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

読書を通して一緒に進化していこう:受身の読書から行動する読書へ

2008/10/09 09:29

17人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る

本は好きだが、「新書」はほとんど読まない、買わない。
そんな私がなぜこの本を買ってしまったのか。
理由はただひとつ。

「題名にひかれたから」

失礼ながら私は、「勝間和代」というお名前を存じ上げなかった。
リアル書店では、児童書と文芸コーナーしか見ないし、
片田舎の主婦という職業柄、移動はほとんど車で、
電車の広告を拝む機会などない。
テレビはあんまり見ないし、新聞も購読していない。
つまり、勝間さんのプロモーションにひっかからない部類の人間
だったのである。

ネット書店で買った理由も、読みたくてというよりは、
なんとなく買ってしまったという感じ。
でも読み進めるうちに、これは「なんとなく」ではなく、
戦略にハマッタノダと確信した。
“第四章「売る」仕組みを進化させる”には、以下のような一節がある。

「2008年の私の挑戦は、新しい顧客に対してどのようにアプローチ
していくかということです。」

あー、勝間さん。スゴイ営業力ですね。
私、つかまっちゃいましたよ。

内容は「実験的要素をもつ読書からはじめる自己啓発本」とでもいえば
いいのだろうか。
題名から私が想像していた読書論とは異なっていたが
堅苦しくなくて読みやすかった。

勝間さんは、本にはさまざまな可能性があり、
読書には人を進化させる力がある、と述べている。
ただ、自分を進化させるためには「読む技術」が必要であると。
加えて読んだだけで終わりにせず、本のアドバイスを実行に移すことも
必要であると。

でも、行動を実行に移すには勇気がいるものである。
だから、勇気のハードルが低く実行に移しやすい提案がある本というのが
読者にとってのご利益本なのだという。

そんな角度からこの本を見ると、
読者の立場から、書店の立場から、出版社の立場からと
手抜きに見えてしまうほどたくさんの実践と成果の引用がある。
初心者でも行動したくなるような仕掛けが施されていることがわかる。

仕掛けは他にもある。
出版社サイトに特設されているウェブ版『読書進化論』
<http://sgkn.jp/katsuma/>、
『読書進化論』ブログ【勝間和代のBook Lovers】
<http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/book_lovers/>、
印税寄付プログラム Chabo! <http://www.jen-npo.org/chabo/>、
インターネットラジオ、動画インタビュー、コラムなどなど、
考えられるアイディアはすべて詰め込み、
どこからでもかかってこい!的なパワーに圧倒される。

また、期間限定ではあるが、ブログ等に感想をコメント・トラックバック投稿
すると、『読書進化論』の増刷版に掲載されたり、勝間さんのイベントに
ご招待、なんてこともあるようである。
ここまで周到に読者・書店・出版社を巻き込み、
互いに作用しあうような仕掛けをするなんて本当にすごい。

今まであまり意識したことはなかったが、
これからは受身の読書から行動する読書へと、
自分を進化させるような読書をしていきたい。
そして、「新しい本の形態」という実験の開発にもかかわってみたい。
素直にそう思った。

「読書進化論」とは、
「読書を通して一緒に進化していこう」ということなのかもしれない。
勝間さんが本の向こう側で、「こっちへおいでよ」と
手招きしているような気がした。

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紙の本

この本はマーケティングの本です。

2008/11/16 13:27

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 絶好調、勝間和代さんの、自信に満ちた一冊です。
 勝間さんの「人生のステージ」がアップした結果として、書かれている内容に力強さを感じます。
 キャリアというのは、このようにして、自らがなりたい自分をめざして作り上げていくことで、その発言の影響力や言葉の強さを獲得していくものだと改めて思い知らされます。
 まさに勝間和代さんは旬なのです。

 さて、本書はウェブ時代の本のあり方、読書の方法を紹介したものですが、題名通り、勝間さんは最後にこう言い切っています。
 「本は、あなたの人生を豊かにし、あなたを進化させます」(232頁)。
 たぶん、本とはそういうものでずっとあったのでしょうが、こうしてストレートにいわれると、うれしくなります。
 もちろん、私自身は勝間さんの読書方法を全面的に受け入れているわけでもありません。
 例えば「本は全部を隅々まで、読む必要はない」といわれるわけですが、これはとてもまっとうな考えだと思うし、本を進化の道具として考えた場合、ものすごくよくわかるのですが、どうも体が受けつけないというか、ついていけないのです。だから、だめなんだ、と言われれば返す言葉もないのですが。
 私にとって、本とはもっと神聖なものという感覚は残っています。
 古いですね、やっぱり。

 この本はそういう読書の「進化」だけでなく、本という商品のマーケティングについての本でもある側面(というか、マーケティング本ですという方がいいかも)も持っています。
 特に第四章「「売る」仕組みを進化させる」はマーケティングを考える上において、とてもおもしろい見解だと思います。
 この章の冒頭から「出版業界は<プレイス>(流通チャネル)と<プロモーション>(広報宣伝)が弱い」と断言しているのは、さすが勝間さん、切れ味がいい。
 その前提にはこうあります。
 「このバリューチェーンに属する私たち著者や出版社、書店が、不断の努力で読者たちに本の魅力を発信し続けなければならない」(126頁)。
 このように、本という商品に至るまでのバリューチェーン(付加価値連鎖)をよく認識した上で、マーケティングの4P、プロダクト(商品)、プライス(価格)、プレイス(流通チャネル)、プロモーション(広告宣伝)、というフレームワークを使って、論を組み立てていきます。
 そうした中で、本と競合するウェブをどう活用するかという方策も出てきますし、著者のブランドをどう高めるかということも検討されます。
 ブランドとは何か。
 品質をある意味保証する力です。「本は、読まないとわからない商品だから」こそ、著者や出版社の名前は大事な意味をもつということです。
 村上春樹が好き、というのは、村上春樹が書くものであれば読んで損にはならないだろうという意識をもつ。それが本のブランド力です。(もちろん、期待はずれの時もないわけではありませんが)

 このようにマーケティングをしっかりすることで、本がたくさんの人に読まれるのは悪いことではありません。
 やっぱり本はたくさんの人に読まれないと。
 但し、勝間さんも書いていますが、「本の内容そのものの「プロダクト」がいいのは、本として当たり前」(164頁)ですから、やはり内容のよくない本は、よほど残りのPをしっかりしないと売れないということです。
 そういう読み方もまた楽しい、一冊です。

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紙の本

読書の方法や出版の方法

2008/11/08 17:09

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書の方法や出版の方法など、非常にわかりやすく実用的な内容の本です。

まず、読書の方法ですが、「目的を明確にして」読むことが大切だということ。著者と対話する、というフレーズが気に入りました。

本の選び方では、書店にいってぱらぱらめくり「とんがっている内容」のものを選ぶそう。タイトルやランキングなどは関係なく、自分にとって新鮮な内容を選び自分の中に取り込むということです。

まさに「身になる」読書法。

出版の方法では、どうしたら売れる本を出せるのかが興味深いです。

勝間さん自身の体験談からも、まずブログから。訓練を兼ねてということでしょうか。でも、そこから出版、ヒット作を出すまでには道のりは長いです。

「ほっ」としたのは、細かい積み重ねしか方法がないということを書いてくれていること。たまたま当たる確率はあるかもしれませんが、それは極少。努力しているのですね。

「書く努力の5倍、売る努力をする」
とても共感できます。まさにそのとおり。特にビジネス本の著者には、「書いておしまい」という感覚の人が多いのも事実。

ヒット作を出すためには、リアルとバーチャルの複合的なマーケティングが必要です。

個人でやるのはちっょとしんどい感じがしますが、やってできないことはなさそう。

さすが、売れているだけに説得力があります。

今度、講演も聴いてみたいと思いました。



http://ameblo.jp/12484/

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2008/10/01 14:34

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2008/10/02 00:47

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2008/10/04 14:22

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