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真夜中に読みたい10の話と昼下がりに読みたい10の話を立て続けに読みました。既知の作家はもちろん、様々な作品が読めて満足。
古典から引き抜かれたヤングアダルトへ薦めたい一篇が新鮮な感動を与えてくれました。
旧くて新しい。
特に昼下がりに読みたい10の話の方の花筐。青春とか情熱とか少年とか、そういった衝動が襲ってくるような作品。
中々良い体験をした。ただ、本人も認めている通り"苦み"は強め。流石は金原瑞人。彼の邦訳は力強くて激しくて痛い。と私は思っている。その中に美しさが垣間見えたりするのだけれど。
苦くて痛い。それでも素晴らしいと認めざるを得ない、作品群。
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恩田陸や角田光代、有島武郎などの作家が書いた短編集。
寝る前に読むのに適した長さの作品ばかりで、様々なテーマのものがある。
恩田陸『飛び出す、絵本』や梨屋アリエ『タケヤブヤケタ』が面白かった。
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本当にみじかい眠りにつく前に読むのがちょうどいい短編集。全て好きだが寺山さんと江國さんと角田さんのが特にすき。
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児童書とは違ってビターな話がいっぱい。そんな中で恩田陸の話に癒された。対談の感想はあてにするなということだったが、対談の感想が新鮮な切り口で面白かった。
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アンソロジー。
軽めなのかと思ったら、かなり濃かった。
後半4編の流れが良い。
かの有名な寺山修司、はじめてちゃんと読んだ。なるほどなぁ。
恋愛ものって好んでは読まないんだけど楡木さんのは良かった。テンポが独特で、たまに誰のセリフかわかりずらい部分もあるような非常に軽い文章なのに、嫌な感じがしない。
前半では恩田陸の「飛び出す、絵本」が好み。と言うかこれが一番好きかも。
こういうアンソロジーを読むと、やはり私はファンタジーが好きなのだということが明白になる(笑)。
金原瑞人×森絵都の解説が面白い。
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本シリーズの装丁画を描かれている中島梨絵さんのことを調べていたら
偶然(必然?セレンディピティー?)に見つけたアンソロジー。
時を同じくして、読みやすい翻訳で有名と紹介された
金原瑞人氏とのダブルネーム的インパクトにより、
これは読まないわけにはいかないと読んでみた。
正直なところYAというカテゴリーがいまいちつかみきれないけれど、
各作者紹介と解説含め、なかなか面白く読めた。
印象に残った話は『おどる洗たく虫』、『飛び出す、絵本』、『踊りたいけど踊れない』。
本書ベスト は『飛び出す、絵本』 。
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YAという枠に収まりきらないくらい、読み応えのある短編集。装丁も素敵やし、このシリーズが続いていってほしいなぁ☆
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【内容】
翻訳・書評活動で日本に「ヤングアダルト=YA」を根づかせた第一人者・金原瑞人が選んだ傑作9編に、作家・森絵都が日本文学の古典から選んだおすすめの名作1編をくわえた、YAアンソロジーの決定版。明日のあなたを今日とはちがう“somewhere(どこか)”へといざなってくれる、文庫未収録作品を中心に集めた珠玉の短編セレクション第一弾。巻末には「選者」二人の特別対談を収録。
【感想】
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金原瑞人さんセレクションのYA短編集。みじかい眠り、というのはお昼寝かもしれないし、死かもしれないし、ひとそれぞれ。想像の世界へ飛び立つ瞬間だってみじかい眠りかもしれない。
子守唄のようなやさしい本ではないかもね。
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若い頃の気持ちに戻れる作品群でした。とはいえ作者のほとんどが同世代、懐かしい時間を想い出すことができた。
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半夜半没关系。不过,我喜欢「螈」以石井Shinji, 其他,恩田陸,梨屋arie,楡井亜木子。 可惜。三个人,鷺沢萠,寺山修司,有島武郎死了。
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YA(ヤングアダルト)第一人者である金原瑞人によるアンソロジー。収録作家はいしいしんじ、魚住直子、江國香織、恩田陸、角田光代、鷺沢萠、寺山修司、梨屋アリエ、楡井亜木子、そして森絵都が選んだ有島武郎。
巻末には選者ふたりの対談もあり、収録作品の自分とは違う読み方(感じ方)が示されており、読書の楽しみを広げてくれます。
もちろん同じ読み方をしていたとしても共感という楽しみがそこにある訳ですが。
収録作品は少し変わった出自のものが多く、刊行当時文庫未収録のものも多くあり、そこもまたアンソロジーの面白さを膨らませてくれます。ここでなきゃ出逢えなかった作品もきっとあるでしょう。
内容も千差万別。YAは読者の年齢層でのジャンルなため、却って様々なものを堪能できます。この中に気に入ったものがあれば、その作者の別の作品に手を出してもいいし、似たような雰囲気の作品を探してもいい。(探すのは難しければ人にきいてもいい)YA世代は何を読んだらいいのかわからなくなる世代でもあると思っています。僕自身がそうでした。そんな時にこういうアンソロジーが手伝ってくれるかも。
おじいさんが本をゆっくり丁寧に読む理由、洗たく機の中に棲む洗たく虫の恋心、ハイツで同棲した男のこと、他人には言えない親のこと、10代の心(実年齢問わず)を刺激する物語が詰まっています。
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普段は読まないような話が読めるのがいいと思いました。いろんな種類の作品があって、出自が特殊な本が多かったりなどすごくいいほんでした。この本じゃなきゃ読まなかったまたは、出会わなかった作品が読めるので読んでよかったです。
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凄くよかったけど、角田光代の作品が性交描写あり、小学校図書館には積極的に入れられないと思った。せっかく普段読まないような大御所の短編も入ってるうえに、なかなか良い内容だったし、金原瑞人と森絵都対談もあったのに。長い文章読めない子は結構いるけど「五分後」みたいな余韻のないものではなく、こういうのを読ませたい。
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小学校高学年の娘にどうかな? と手にとったのですが,娘にはちょっと早かった.むしろ私が読んで面白い!
恩田 陸さん,角田光代さんなどよく知っている作家さんの作品やら,初めて読む作家さんの作品やらでそれぞれ楽しめました.
いちばん刺さったのは,楡井亜木子さんの『おれがはじめて見た,茜色の果実について』.さわやかでチクチクする青春感がたまりません.
梨屋アリエさんの『タケヤブヤケタ』もぐっと来ました.
この作家さん,ほかにどんな作品を書いているのだろう… 読みたい本がまた増えました!