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歴史に出てくるような名作は読んでおかなくてはと思い、手にした本。
ロシア文学ってどす黒くて重苦しい。
1巻の1/3ぐらいまで読んだあたりでようやく感覚がつかめてきて、サクサクと読めるようになりました。
これはこれで、こういう世界観なんやなと思いながら読み進めてます。
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年を重ねてそれなりの人生経験を積んで、ようやく本書の内容に共感できるようになりました。苦悩する主人公の姿に自分の姿を重ねつつ一気に読了しました。
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「新訳」と云う、魅惑の二文字に誘われ購入 ⇒ 失敗
最近、この手の詐欺まがいの被害に遭うことが多くなりました
それでも、日暮雅通様や村上春樹様のように、素晴らしい「新訳」を味あわせ、愉しめさせていただけることもある訳で…
尚、当然のことながら、<2>巻以降の購入予定はありません
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自己と他者が客観的かつ、
人間の心の奥底に住む闇、
超えてはいけないボーダーライン。
そして人間の再生が描かれた、
人生において読むべき本である。
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小学生のときに読んだけど、さすがにその記憶をひっぱってきてレポートは書けなさそうだったので(笑)課題のためにあらためて。私はこの新訳が苦手だ…!と最初に思いました。分かり易くを心がけてるのかな、なんだか変にやわらかくてうざったく思えてしまう。心理描写とか、哲学っぽい物言いとか多いので尚更。ただやっぱり内容はさすが。ラズミーヒン好きです。2巻以降も読んでいきます。
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不朽の名作が読み易い新訳で。
ピカレスクに憧れる気持ちはわかるんだが、良心に潰される。。という気持ち、もっと良くわかる。
リスクが顕在化する前後で、メンタルが同じでないことは、それまでわからない。だからといって、リスクに回避的になるのはもっと危険なのだが。。
当時のロシアはこんな人ばっかりだったのだろうか。。だとしたら凄まじいな。
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高校生のときに手をだして挫折した名作。読み易い新訳がでたとのことで、友人から借りて。しょっぱなから悩んでる、ほんとに凄まじい。読みやすくなってるし、さすが名作おもしろいので、さくさく読めちゃうのかと思ったけど、重たすぎて数ページ読んでは顔上げて息継ぎして読み続ける感じ。すごいパワー。巻末の読書ガイドが当時の時代背景、信仰、精神など解説されていて、読解が深まりそう。ありがたい。
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終わったー
エピローグは、もう目がうるうるして、だめでした。
ソーニャが読み上げるラザロの復活のシーンが震える。
ぼくは、ラスコーリニコフがいとおしくてたまらない。
そして同時にスヴィドリガイロフも。
誰しも持つ人間の選民思想を、ラスコーリニコフは実際に、そして最も残酷なやり方で体現した。自分の持つ信念にしたがって。
しかし、彼はナポレオンではなかった。その人間的な弱さ(信念は相変わらず揺るがないが)にも魅力を感じる。そして、最後に訪れる復活。心からの祝福を送りたいと思った。
一方、スヴィドリガイロフの方も、僕は大好きです。というか、肩入れしてしまいました。悪というか、素直なんです、ほんとに。
魅力的なキャラクターや場面が多すぎて多すぎて、本当に楽しい時間を過ごせました。
すごい小説でした、やっぱり。
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挫折しつづけてきた名作『罪と罰』。
外大・亀山先生の新訳ということで衝動買いしたまま、ずっと本棚にさしっぱなしだったのを久しぶりに取り出しました。
貧困。悲劇。邪推。懊悩。
やはり、あのシーンにはひきこまれるなあ。。ぐいぐい!
思わず鼻息荒くなりますね。
ラスコーリニコフーーーー!
とりあえず、
最後までいってみます。
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同じ著者の「カラマーゾフの兄弟」が、世界文学の最高峰!と呼ばれているのを何度か目にしたことがあるが、私は、この「罪と罰」のほうが断然、好きです。 鬱屈した若者の犯罪に向かい、犯し、逃げ、苦しみ。。。という様々な心境が生生しく描写されています。
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亀山さん訳のロシア古典を読みたくなったので。
さすがです、すいすいと読まされてしまいました。
まだ一巻なのでなんとも言えませんが、続きを早く買わなきゃ!という気持ちです。
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まだ読了したのが第1巻のみで、さりとて、全体のストーリーを知らないわけではない KiKi がこの1巻単体で Review を書くのはかなり難しいんだけど、1つだけはっきりと言えることは「とても読みやすかった」ということでしょうか? 色々な書評で賛否両論渦巻いているみたいだけど、KiKi にとっては良書でした。
特に気に入ったのは巻末にある「読書ガイド」で、近くて遠い国ロシアのことをあまり知らない日本人にとって、この心遣いはホント嬉しい。 又、付属の栞にメインとなる登場人物の一覧表があるのも嬉しかった!! 嘗てはロシアものの何が辛いって人の名前がわかんなくなっちゃうことが一番大きな問題だった KiKi にとって、この配慮は嬉しいと言うのを通り越して「買い」です。 さらに言えばこの新訳では個人名の愛称はできるだけ一つに統一してくださったとのこと。 昔は、一人の人間を呼ぶ名前が3つも4つも出てきたのに悩まされたりもしていたわけだけど、そういうロシア人にとっては大切かもしれないけれど異文化で生まれ育った人間には混乱の極みにすぎない部分への配慮は、素晴らしいと思いました。
ただでさえ、ロシア文学って「やたら長い」という、本離れの激しい世代へのイヤミみたいなところがあるうえに、更には「暗い」っていうアメリカナイズされた日本人には罪悪にも等しいと感じられちゃうようなところもあるわけで、これに「名前がわけわかんない」まで追加されたら、目も当てられません。
(全文はブログにて)
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この作品をこの歳になって読むのは間違いで、せめて未成年のうちに読んでおけばよかった。
理論と現実の間で揺れるラスコーリニコフの葛藤も、狂っていく様も18の頃なら共感できたかもしれない。
とかく狂人が多い本作で、過酷な運命を受け入れ、ただ自己犠牲に生きるソーニャは美しいが
神に救いを求めることで正気を保つ姿は、哀れを通り越して理解不能だ。
それと結局、実感がないことが僕が本作を読めない原因であると思う。
社会的な文化的な宗教的な道徳的な、そういった背景がことごとく異質ということ。
もうちょっと勉強してから読みなおそう。
唯一、作品の大テーマともいうべきラスコーリニコフの思想
つまり、一握りの非凡な人間が、多くの人を救うためにする罪(それが殺人でも)は許されるべきだという考え方だが
これは青年の悩みとしては普遍的なものであると思う。
ラスコーリニコフは自分が非凡な人間であるはずだという観念にかられ、最後の最後まで現実に抗おうとするが
結局は罪の意識と、聖なる凡人(ソーニャ)の生き様から罰を受けることを決心する。
法的な罪と、人間的な罪は違うかもしれないが
理想(社会に対しても自分に対しても)に走りすぎるところが青年らしく、情熱的だが儚い。
僕にはもうそんな情熱はないし、ラスコーリニコフのナイーブな考えに賛同するところがない。
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主人公の青年が不安定で危なげで、罪を犯す彼がマルメラードフに見せる優しさがなんだか哀れ。
今は、かろうじて彼の中に留まっている罪が、暴かれそれに伴う罰が科せられるのか。
それにしてもロシア人の名前って、なんでこんなにややこしいんだろう。
読み終わるまでには慣れるかな。
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WOWOWで日本版に翻案したドラマを見たので原作も読んで見ることに。大筋はドラマで押さえているし、現代語訳なので読みやすい。借金に追われどうしようもない状況で書いたらしいが、そうとは思えないほど緻密な筆致で読む人を引きつけます。
世の中の人間は凡人と非凡人に分けることができ、非凡人は殺人の資格を持つというかなり独特の考えに支配された元大学生ラスコーリニコフと予審判事ポルフィーリィの戦いがストーリーとしては最大の見所だと思います。