紙の本
父を失った子ども
2022/08/20 00:22
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
父を失った子ども。周りは「かわいそう」って言うけど・・・。
父親を亡くした子どもの思いを強くあたたかく表現した感動的な絵本だ。
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朝日新聞の「おやじの背中」というコラムにでていた。
長谷川氏のおもいがいっぱい詰まった本ではないかと思う。
まだ読んでいないのだが…。
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本屋さんで偶然目にとまり、立ち読みして、なんとも言えん気持ちになったんよ。お父ちゃんが死んでも、父ちゃんを近くに感じながら生きていく、そんな子どもの生きる力を感じました。
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長谷川さんの絵本は
面白いの、感動するの、両極端ですね。
息子から父へ。
素敵な思いがこもったお手紙です。
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長谷川さんの講演会に行ったとき、ご本人の読み聞かせで知りました。とっても心に響いた一冊。体験をもとにした作品だからこそ、この静かでずしんとした感じが伝わるんだろうなと思います。
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私は父の息子です。
それは、私自身が父親となった今でも変わりません。
将来、父が亡くなることがあっても、やはり変わりません。
普段、これといって連絡を取り合わずにいても、父が私のことを折りにつけ心配していることは判ります。
それは私が、思春期を迎えて無愛想になり、体格でも私を追い越した、息子に対して同じ思いを抱いているからです。
私は、父の息子で、息子の父です。
父親は、いつまでたっても、きっと死んでからも息子のことを心配するものなのでしょう。
誤解を恐れずに言えば、それは妻や娘に対する愛情とは、ほんの少しだけベクトルが違うもののように思えます。
私は、あえて歩調を合わせること無く、息子の前を歩きます。
時折、思い出したように振り返り、「だいじょうぶかっ?」と声に出さずに尋ねます。
息子は無愛想に頷くだけです。
私が父に、そうしてきたように。
かつて、きっと父も祖父に、そうしていたのでしょう。
いつか、きっと息子も孫に、そうされるのでしょう。
そんなことを考えさせられる、素敵な絵本です。
全ての父親と息子達におすすめです。
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内容紹介
天国のおとうちゃん、元気にしてますか。 幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る一冊です。
遅かれ早かれ自分もこうなるんだ。。。
と思うと少し切なくなると同時にこういう風に思ってくれるような父親でありたいなぁ・・・
と思ってしまいます。
エゴですがね・・・
でも、がんばりますよ!?
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図書館所蔵【913HA】
昭和を感じさせる舞台に、関西弁がマッチしています。せつなくて、悲しいけれど、じーんと温かい気持ちになります。
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NHKでよまれていたような・・・。
お父さんが亡くなってしまった男の子が思い、考え、亡きお父さんへメッセージを送るお話。
今ではこんな風に考える子供の方が少なくなったかもなぁ。
大人ですらここまで身近な人の死によって、考えられるだろうか・・。
命の絵本です。
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おとうさんを亡くした男の子が天国のおとうさんに向けて語りかけるように思い出を振り返る。
大人が不用意に発する言葉…悪気は無いし、自分のことを思ってくれてるとを受け入れた上で「ちょっと違うなぁ」ってあたりに胸が締め付けられる。
でも本人は至って淡々と語っているし、途中ぷっと吹き出す部分も。
娘に読んでいて一番最後泣いてしまった。
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ぼくが9歳(?たしか)のとき、とうちゃんは突然死んでしまった。みんなはぼくがこんなに小さいのに可哀想だと言ったけれど、本当に可哀想なのはおとうちゃんだ。感傷的でない関西弁の子どもの語り口が、かえって共感を与える。お父さん絵本なら「とうちゃんはかんばんや」もいいです。
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2008年発表。
幼い頃亡くした父との思い出と
父無き後の決意を、
親しみやすい関西弁でユーモアと共に描いた
心に沁みる絵本。
この絵本は
長谷川さん自身の
子供の頃を描いた
自伝的内容の
亡き父への手紙です。
キャッチボール、
ひこうきショー、
気前よく買ってくれたホットドック。
小さな心に刻まれた
思い出は尽きない。
「かわいそうにと人は言うけれど、
ぼくよりおとうちゃんのほうがかわいそうなんとちがうやろか」
という言葉は
まったくその通りだと思う。
子供は大人が思うほど
弱々しい存在じゃない。
物語の中で、
万引きをしそうになる「ぼく」をとどまらせたのは、
天国へ行った
おとうちゃんに会えなくなるという思いでした。
(犯罪者になると地獄へ落ちるから)
死んだハズのおとうちゃんに
もう一度会うという不思議体験を
セピア色に描いたページや、
裏表紙のモノクロの家族写真が
強烈に切なさを運んできます(T_T)
自分自身、
5歳の時に親父を亡くしています。
昔気質な人で、
飯食ってんのに平気でちゃぶ台ひっくり返すような
リアル「星一徹」な人でした(笑)
(漫画『巨人の星』に出てくるおとーちゃん)
仕事はキラッキラのラメ衣装を着た
プレスリーのイラストが
バーンと描かれた(笑)
ロックンロール号を操る
長距離トラックの運ちゃんで、
1ヶ月に2日しかない休日やのに、
いつも俺たち兄弟が喜ぶ場所に
ドライブに連れていってくれた♪
周りのみんなは
カッコ悪いってバカにしたけど、
当時の俺は
そのトラックに乗せてもらうのが
なんや嬉しくて
たまらんかったんですよね(^_^)
自分が野球が好きで、本や活字中毒なのも
親父の影響だし、
バンドをやっているのもそう。
カエルの子はカエルというか
やっぱ血は争えんもんだし、
自分の元となる
揺るぎない『核』を作ってくれた人は、
まぎれもなく親父だって
今なら胸張って言える。
生きたくても生きれなかった人たちがいる中、
今生きてるって事は
ほんまにありがたいことです。
奢ることなく、
先に逝ってしまった人たちの想いを
無駄にすることなく、
凛として生きていかなきゃって
この物語を読んで改めて思いました。
大切な人を亡くして戸惑う、
沢山の「ぼく」に幸あれ。
明日はもっと
笑えますように。
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ちちんぷいぷい(MBS)の「とびだせえほん!」でお馴染みの長谷川義史さんの本当にあったお話。
読んでいると、あのトツトツとした声がドコからとも無く聞こえてきて、そっと読み聞かせしてくれているような気持ちになり、なんだか癒されたような気分になります。
私の従弟も同じような境遇でしたが、こんな気持ちだったんだろうなぁ・・・とふと思いました。
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この絵本、まだ子どもに読んでいません。
読みながら泣きそうになるので読めません・・・。
「おかあちゃんがつくったる」の前作。泣きました。
特に「まんびきしそうになったけどやめた。ぼくが地獄に行ったらおとうちゃんにあわれへん」のくだりで。
「おかあちゃんがつくったる」に出てきた「なんでもつくれるっていうたやん。おとうちゃんつくってぇな」のところ、次作を読んでいる時は普通にさらっと読んでいましたが、これを読んでから改めてそれを反芻してみると、切なくなりました。
読むならこっちを先にすればよかったな~。
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2014.3.29
【経緯】
長谷川さんの本すき
【書き出し】
はいけい、てんごくのおとうちゃん、げんきにしてますか
【感想】
やっぱりすき