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てんごくのおとうちゃん みんなのレビュー

絵本 第19回けんぶち絵本の里大賞 受賞作品

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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (13件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

お父さんの死。重いテーマながら爽やかな感動を与えてくれる絵本

2010/05/30 10:14

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「はいはい、てんごくのおとうちゃんげんきにしてますか。」と始まるこの絵本は、亡くなってしまったお父さんの思い出を描く内容です。お父さんのいない生活に慣れたけど、ときどきお父さんと過ごした日々を思い出すぼく。キャッチボールをしたり、怒られたり、一緒に出かけたり…。お父さんとの楽しい思い出が続く中、お父さんが亡くなった日のページが突然現れます。冷たい雨が降っていて、みんなが泣いていて、ぼくはわからないけど庭に吐いてしまったこと。悲しいという文字はどこにも書かれていないのに、大切な人を失ってしまうという衝撃と突然の悲しみが読者の胸を打ちます。周りの人の「かわいそうに」という言葉、先生の妙な気遣い、ぼくの心の中の言葉が示すように、そんなことは当事者にとってみればいらん心配なのかもしれません。
冒頭の「はいはい、てんごくのおとうちゃんげんきにしてますか?」という言葉が出てくるのは、いつもそばで見守ってくれているという思いがあるから。悲しみを乗り越えた男の子の心の成長、お父さんへの変わらない愛が感じられます。
重いストーリーなのに、軽快に描かれた言葉や楽しそうな絵のおかげで心あたたまる内容に仕上がった物語。読めば読むほど、心に響き、亡くなった人の思い出を大切にしたいという思いが強まります。「おじいちゃんのごくらくごくらく」や「ぼくがラーメンたべてるとき」など、長谷川義史さんの作品は重いテーマを扱いながら、重さを感じさせないさらりとした展開とわかりやすい言葉運びで読者を惹きつけ、読後にはしっかりと背景に流れるテーマを心に残し、感動を与えてくれます。この絵本もそのひとつ。

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紙の本

あの頃おとうちゃんの顔は大きかった

2010/10/01 08:10

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「はいけい てんごくの おとうちゃん、げんきに していますか」そんな文で始まる、一冊の絵本。
 書名のとおり、この絵本は「てんごくのおとうちゃん」に宛てた少年の、父との思い出と近況報告でできていますが、昭和三十年代と思われる町の風景とあわさって、いつか失くしたものへの慈しみのような思いにとらわれる絵本です。

 こんな顔の大きな「おとうちゃん」はいないはずなのに、子どもの頃に描いた父の顔はみんなこんな父親の顔をしていました。「おかあちゃん」の髪のパーマもそう。
 きっとイマの子どもはそんな「おかあさん」なんて知らないでしょうが、あの頃の「おとうちゃん」も「おかあちゃん」もそんな風でした。気取りも飾りもしなかったけれど、一生懸命に働いていたし、ささいなことに喜んだり悲しんだりしていました。

 そんなやさしい「おとうちゃん」が亡くなった日、少年は「なんかわからへんけど」庭に吐いてしまいます。
 人が死ぬっていうことは、そういう「なんかわからへんけど」つらいことです。
 近頃自分の友人や家族を殺めるという悲惨なニュースが多いですが、長谷川義史さんが描くような「なんかわからへんけど」人の心の奥に根ざすものがどんどんなくなってきているように思えてなりません。
 実はそういう「なんかわからへん」ことこそが大切なのに。
 「おとうちゃん」が死んだあと、少年はまわりの大人たちから慰められたり同情をされたりします。でも、少年は思うのです。「ぼくより おとうちゃんが かわいそうなんと ちがうやろかって」

 私たちの暮らしは昭和三十年代よりもうんと豊かになりました。
 しかし、豊かになる一方でうしなったものもたくさんあります。それらをすべて良しというつもりはありませんが、振り返ることもたまには必要ではないでしょうか。
 そして、うしなったものたちに、少年が最後にいうように「しんぱいしないで くださいね」と言えたらどんなにいいでしょう。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

すがすがしい余韻が残る

2018/12/24 10:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校の頃、同学年に何人かは「お父さんが亡くなった」という子がいました。そういう子の気持ちはよく分かりませんでしたが、きっとこんな感じだったのかなぁ…と、この絵本で分かったような気がします。
絵がいい。昭和40年代頃の子供はこんな顔でした。おとうちゃんもこんな顔でした。ちょっとノスタルジックで、ちょっと悲しくて、でも前向きな良い絵本。すがすがしい余韻が残ります。

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紙の本

かなしいだけの話にならないのがいい

2016/06/20 20:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画『ALWAYS3丁目の夕日』のような昭和の風景。力強いタッチの絵と共にその時代の持つエネルギーが感じられる。お父さんをなくしてしまった僕。いろいろショックが大きすぎると心より体が反応してしまうことってあるよね。
また、僕のいろんな思いが、身近な人をなくしたことがある人にはより理解できると思う。

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紙の本

父を失った子ども

2022/08/20 00:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

父を失った子ども。周りは「かわいそう」って言うけど・・・。
父親を亡くした子どもの思いを強くあたたかく表現した感動的な絵本だ。

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紙の本

2016/04/11 06:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

お父さんの死というテーマですが暗くならずに爽やかな気持ちになれる絵本です。大切なことを、しっかり教えてくれます。

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2009/12/29 16:09

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2010/08/04 10:54

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2012/04/05 16:48

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2010/10/11 20:25

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2011/04/20 07:56

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2011/02/22 08:43

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2011/06/20 16:00

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2012/02/24 17:28

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2012/04/05 23:32

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