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まあ、こういう本を読むと、自分がいかに映画を見ていないか、というのを痛感させられますね。また、記憶力のすごさというのも、とてもかなわないなと思ってします。立川談志家元や、色川武大、小林信彦といったひとたちの頭の中はどうなってるのか、という感じです。この本は、アメリカ映画を中心とする欧米映画の紹介なのですが、最近はこの辺りの映画の上映が少ないように思います。東京の映画館様、ぜひお願いいたします。少しは見に行きますから。
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[ 内容 ]
前座、二つ目、真打と歩んだ人生の思えばいつも目の前に素敵な「映画」がありました。ハリウッド映画黄金期のミュージカルや喜劇、西部劇の名シーンから、フランス映画の粋、スタッフ・キャストの職人芸、ストーリーの「サゲ」まで、名画の魅力を抜群の記憶力で再現する。
あの話芸で、「銀幕」が甦る!立川談志、初めての映画の本。
[ 目次 ]
第1章 ミュージカルは玉手箱
第2章 コメディの洒落と落げ
第3章 ああ、職人の技
第4章 エンタテインメントはすべての基本
第5章 家元のお気に入り
第6章 男が撮った男の世界
第7章 フランス映画の甘きエスプリ
第8章 「怖い」は苦手
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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立川談志、最初で最後の映画本。理屈で映画を語るのが嫌いな家元、いい・ダメ・好き・嫌い、しか語らない。だから、映画評論ではなく映画噺にしたんだね。何を是とし、何を否とするか。これはその人間の美学だ。
ミュージカル好きなのに、社会的な問題を盛り込んだ『ウエスト・サイド・ストーリー』なんて、社会問題なんてミュージカルには邪魔、ただただ主役の磨きあげた芸を楽しむのが粋、とバッサリ。映画紹介の要素もあるけど、家元の生き様・美学に触れるが道理の1冊だぜコンチキショー♪
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"立川談志さんが書いた映画のエッセイ。映画への愛情がつまった本。談志さんのコメントを読んで是非見たくなった映画を並べておくことにする。
ミュージカル
・雨に唄えば(見たことはあるが、もう一度見たくなった)
・フレッド・アステアさんの出演している映画
コメディー
・マダムと泥棒
・ワンダとダイヤと優しい奴ら
・チャップリンさんの映画
・マルクス兄弟の映画
職人の技
・情婦
・生きるべきか死ぬべきか
・ドクトル・ジバゴ
・カサブランカ
エンタテイメント
・テキサスの五人の仲間
・駅馬車
・すばらしきヒコーキ野郎
・俺たちは天使じゃない
談志さんのお気に入り
・ブレイズ
・ガンジー"