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すごくダーティーな経済学の本です。
むしろ、経済学という視点ではなく、日常で起こるミクロな行動の合理性を意識した本であり、心理学的な要素が強いといえると思います。
ダーティというのも「ヤバい経済学」という本にすごく似ているところがあり、本書の説明からもベースになっています。
具体的には、ギャンブルやドラック、または日常の会社生活や結婚なども取り扱っている。これをそもそも、経済学といっていいものかと思える内容。
ダーティーであり、ラフさも強い印象です。
「経済合理的」という観点で書いていますが、とても身近(?)というか、想像し得うる内容になっています。そのため、非常に読み物として楽しめ、敷居が低いのも魅力の一つです。
しかし、ひと味あるのも本書。
パンチが欲しい。
刺激が欲しい。
そんなビジネス書が読みたいのであれば、本書。
なんてったって、初っ端からアゲすぎでしょ。
『ヤバい経済学』よりヤバい。ただ、学術的な本ではないですね。そういうものを読みたい人には向かない気がしました。
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コスト・ベネフィット・インセンティブ、個々の小さな合理的選択、全体への効果
若干のレトリック、言いたいことは何となくわかるけど、文章がちょっと読みつらいところがある。
個々に、そして人類としても合理的なら、それは種として定められている方向ってことなんだろうね。
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「こういう見方も出来るんだ!」と、
テーマや視点はおもしろい。
ただ話が論理的にうまくつながってないというか、
納得感はそこまでなかったし、
少々読みにくい。
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合理的選択理論とは、人が理性と欲の折り合いをつける際の理由を後から言葉で表したもの。作者は話を刺激的にするための工夫をしている。この本は未来に向けてというより、歴史として記録するための切り口を教えてくれる。
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どう合理的に判断してるのか?
→合理性とは将来を考えて、インセンティブに反応すること
パフォーマンス給は、パフォーマンスを高める前提として、パフォーマンスが測定可能であり、それに報いることができることが前提となる
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経済学って難しい?現実に即していない?
そんな疑問に答えるために、著者ができるだけ身近な例を紹介し、経済学者がどうのように社会問題を見つめているのかについて紹介しています。
以下に、興味深かった例を挙げます。
①メキシコのモレリアで働く売春婦はなぜコンドームを付けないで、セックスをするのか
一般的に避妊具を装着しないでセックスをすれば性病に罹る確率が上がると考えられている。それゆえに、モレリアの売春婦が避妊具を用いずに性交渉をするのは、非合理的だ。しかし、避妊具なしで性病に罹る確率と避妊具なしでセックスをした際に彼女たちが得られる給料を比較すると、後者の方が明らかに魅力的である。そのため、彼女たちは、避妊具をつけずに行為にふける。
②どうして上司の給料はあんなにも高いのか?
日本でも、ソフトバンクの孫正義の給料が高すぎると株主総会で批判されていたことが記憶に新しいですが、米国のCEOが貰う給料はその比ではありません。法外に高い給料をCEOに支払う理由は、部下たちに「が昇進すればそれだけの給料をもらうことができる」と思わせ、労働意欲を高めるためである。
③数字で成果を計れない職種の給料はどうするの?
人事、経理、法務など、会社経営には不可欠であるものの、成果を定量的に測ることが難しい職種がある。こうした職種の給料を決定するために採用されているのが、トーナメント理論である。つまり、他人と比較して、その人がどれくらパフォーマンスが高いのかのみを給料の判断材料とする。しかし、トーナメント理論を採用したために、互いに足を引っ張り合ったり、社内の雰囲気が悪化したりすることは、避けられない。
④白人の真似は合理的か?
アメリカでは、白人よりも良い成績を上げている黒人の子供に対して、「白人の真似をしている」とう差別用語が使われていた。この差別意識は、コミュニティからの逸脱に根ざしている。例えば、就職活動の面接で、「将来的に、外資系企業に転職しようと考えているので、御社では3年で辞めます」といえば、リクルートなどの社内独立制度が確立している会社を除けば、高い確率で入社することは叶わないだろう。この例と同じように、貧しい黒人コミュニティから逸脱するような行為(勉強など)は、コミュニティの掟を破る行為であり、村八分の扱いを受けるのである。
⑤なぜ、政治家は都市部よりも農村部を優遇するのか?
都市部に住む人は、同一の政治意識を抱いておらず、個人の状況によって、政府に求めるものが異なる。一方、インフラが未整備であったり、農業に生活を強く依存している農村部では、政府の政策が彼らの政策に大きな影響を与える。このため、政治家は農村部を優遇するような政策を選挙公約として、票集めをするのである。
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問題を解決しようと思うときその問題を「不合理」のせいにしては解決に至らない。ロジックを見つけることは問題解決の第一歩。社会をよくするための経済学。差別に関する考察は頁は組織を考える上でも参考になる。
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文が読みにくかった。読解力の問題か?内容は面白かった。特に第6章の「合理的な人種差別の危険性」は、日本の部落差別にも通じるものがあって興味深かった。
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[関連リンク]
404 Blog Not Found:2009年の仕事始めまでに読んでおきたい12冊: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51159243.html
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感想
12年前の本ですが、私の人事の狭い世界からすると、広い視野を持てと言われているようだった。
評価
図解が一切なく、論理構造の説明もないので、
頭の整理が苦手な自分には結構苦労。
意外な?合理性はいくつもわかるが、
多様なエピソードが紹介されており、
日本の社会には向かないものもあるかなと。
内容
・未成年のセックス事情の変化
リスクテイクの変化によるもの
・ポーカーのゲーム理論
綿密に考えられた、手札とゲーム手法の戦略
・職場の生産性
一人の労働者の影響力が生産性を上げる
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【 #書籍紹介 】 @BizHack1
13年前に買った経済学の本を再読。
10代米国人の性問題、恋愛と結婚、雇用と労働、住居、人種差別、犯罪など盛りだくさんですが、1頁で眠くなるほど読みにくいのは変わらずデス。
内容は良いですが、根気が必要です。
#人は意外に合理的
http://ow.ly/nsif50G4cQd
2021/09/04
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まあまあかな。原題『The logic of life』で、邦題はややミスリードか。
人がいかにインセンティブに反応するかを、様々な事例を引用して明らかにしていく。
なぜ人種差別がなくならないかを、インセンティブの観点で説明したのは面白かった。