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紙の本
カカオ80%の夏の続編
2018/08/08 15:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
カカオ80%の夏の続編。
レッドマスカラが波紋を呼ぶ!?
2冊目出てたんだなあ。
夏、秋だとまだ出たりする?
雪絵はあまり目立たなかったな。
凪がかっこいいこはかっこいいこなんだろうが、一巻よりふつうに感じた。
紙の本
YAだからって設定を安直にする必然性はないですよね。好評につきシリーズ化? でも、最初からシリーズ前提でしょ、そういう姿勢も私好みじゃありません。まして、マスターとの関係がありふれています。
2009/04/21 20:08
7人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この装幀で装画に松尾たいこを使うと、なんだか河出書房新社の奇想コレクションとの差別化ができないな、って思います。ま、奇想コレクションのほうは、書店などの書架に背を見せて並んだ時は美しくて壮観ではありますが。それに比べると、一冊一冊カバー担当が違うミステリーYA!シリーズは、弱いところもあります。とはいえ、好きなデザインなんですが。そんなブックデザインはモリサキデザイン、マークイラストレーションは谷山彩子です。
『カカオ80%の夏』の女子高生・凪のシリーズ第二弾! だそうです。前作、そんなに評判だったんでしょうか。シリーズ化は感じていましたが、私としては当たって欲しくなかった予感です。とはいえ、前作が悪かったか、といえばそれほどではない。ただ次作を望むほどのものではなかった、というのが正直なところでしょう。
では何が気に食わなかったか、です。一つは現在に対する媚びです。男女関係が乱れているのが現在で、新聞を賑わせる殆どの事件は男女関係の縺れ。ま、これは今に始まったことではないので、それを取り上げたからと言って「媚びる」ことにはないりません。私が前作でもリアリティを感じなかったのが主人公の母親です。
日本語学の准教授で、その浪費癖と男遊の激しさで離婚されている女性ですが、それは娘二人との生活が始っても少しも変わることがなく男を咥え込んでは、午前様、朝帰りは当たり前でしょ。これで准教授、っていうのが嘘です。ありえない。となると話全体が嘘になる。こうまでして淫蕩な女性を褒める必要があるんでしょうか。
桜庭一樹の『ファミリー・ポートレイト』と比べてみれば明らかでしょう。桜庭は、そういう母子にどういう生活を与えたか。だから少女の夢も希望も生きたんです。少女は与えられた幸福を拒否すらする。全てを投げだすこともします。だから読者は心を動かされる。自分の足下に開いているかもしれない深淵に怯える。
でも、ここに描かれる母娘の生活はひたすら甘やかされています。だれに、って作者に。だから三浦凪が、危機に陥ってもすこしも心配する必要を感じません。仲間内で騒いで、ファッションショーの楽屋に入り込んで、お金を使って、困れば好きな男のところで甘えて。そうまでして若い人に媚びる?しかも愚かでしょ。
んん? もしかして媚びるフリして三浦凪を馬鹿だと決め付けてる? 目の前にある事実に目を向けないで横ばかり向いている17歳の娘のノーテンキぶりを、実は告発してる? 何かっていえば、助けてくれるふうの若いんだか年寄りだか分からないズイードのマスターを、女たらしのヤクザだと決め付けている? アーティストっていう軽薄な言葉を使って、今、にダメを出している?
カバー折り返しの言葉は
街路樹が色づき、空気がこうばしくなる。
なにか素敵なことが起きそうな予感に満ちた、秋。
ティーン向けのファッションショー
、東京ガールズフェスティバルは、
トレンドに敏感な女の子たちで大盛況。
私は、三浦凪、17歳。
ファッションに興味がないわけじゃないけど、
今日ここに来たのは、モデルの友人、ミリの晴れ姿を見るため。
ランウエイを颯爽と歩くミリは
レッド・マスカラを塗ったアイメイクも印象的で、
文句なくカッコよかった。
でもその舞台裏は、彼女が勧めたマスカラのせいで、
まぶたが腫れたモデルがいるという噂で持ちきり。
あんなに仕事に情熱とプライドを持っていたミリが、
モデルを辞めようとまで思いつめている。
マスカラに問題があるのか、モデル仲間の嫉妬なのか?
ミリには胸を張ってランウエイに立ってほしい。
私は調査に乗り出す決心をした。
『カカオ80%の夏』につづく、
大好評のハードボイルド・ミステリー、シリーズ第2作。
です。目次を書いておけば
東京ガールズフェスティバル
火の鳥
コラージュ
プロモーション
シークレットライブ
秋の夜
あとがき
です。いわゆる、悪い意味でのテレビドラマの原作レベル。化粧品会社とタイアップ? とりあえず、登場人物紹介は以下のとおり。
三浦凪:高校二年生。母親は日本語学の准教授。浪費癖と男遊びが激しい女性。
雪絵:ミリのブログの読者。
ミリ:高校二年生。プロのモデル。
紀穂子:高校二年生。お嬢様で、現在、スイスに短期留学中。
ジェイク:凪の友人で渋谷のクラブでDJをしている年齢不詳の男。
安藤一樹:古着屋の店員でバイトで、モデルもする。
イリヤ:17歳の人気モデルで、周囲はミリのライバルとみている。
国府真之介:ズィードのマスター。これまた年齢不詳。
椎名すみれ:レッド・マスカラ「火の鳥」を作る会社「フレア」の社長。27歳、という設定がイマイチ。
新藤葉月:カリスマ・メイクアップアーティスト。
ま、次は読まないな、このシリーズ。