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童貫軍が梁山泊の真ん中に入ってきた!〜黄河の東一州ほどを抑えた梁山泊の中央・棗強に童貫軍が腰を据え,梁山泊が包囲する格好となったが,童貫自身も楊令も目立った動きはしていない。金は宋が歳弊を払わないことを理由に燕雲十六州を占拠し,南下しようと兵を進め,禁軍が出動する中,梁山泊の童貫包囲は縮まり,戦線が縮小して,童貫と楊令の直接対決が始まる機運が高まる。扈三娘・馬隣・張清が戦死した〜盛り上がってきましたが,この燃え上がる火をどうやって鎮めるかが難題だ。歴史上の事実としては,金の二度目の南下で北宋の皇帝は北へ連行され,皇族の一人が江南に渡って宋を再建するわけで,梁山泊も金の支配下に入るわけ。横山漫画では宋の司令で金に立ち向かう姿が描かれていたのだよ
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激しさを増す両軍の全面対決。
双鞭・呼衍灼に引き続き、『水滸伝』以来の主要な武将たちが一人、また一人と斃れてゆく。
これまで一人も欠けなかった王進先生の門下生からも、ついに最初の戦死者が。
愛する女を失った花飛麟は鬼となり、更にその苦しみを乗り越えて父・花栄に比肩しうる武将に成長。
父に認められた穆凌も、名を呼衍凌と改め、新しい武器"七星鞭"を振るう。
そして北の大地の果てに向った武松と公孫勝の工作により、金軍が宋攻略を目指して南下。
元遼の名将・蕭珪材が出陣し、迎え撃つは李明率いる宋禁軍5万!
ニン、トン♪
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どう感想を述べれば、整理できるのでしょう。
真正面から、激しく消耗しながら、闘い続けた、8巻でした。
言葉にできません。
水滸伝・楊令伝史上、もっとも人が死んだのではないでしょうか。
# ああ方臘戦は別格ですが。
しかし、扈三娘の人生は何だったのでしょうか。
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北方先生が描くのは生き様であり死に様なのだと再認識。あまり言うとネタバレになるので言えませんが残されといく史進の心中に涙が……! 読んだ方と語り合いたいです。あ、この巻で花飛麟が好きになれました。
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童貫軍は、梁山泊に入り、全面的な激戦が展開され、梁山泊側では扈三娘、張清が戦死。童貫側も相当数の戦力を失う総力戦となる。童貫自身も北からの金軍の侵入を機に果敢に戦場を駆け巡る。緊迫の戦いが連続して描かれる圧巻の箭激の章。
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宋禁軍との全面衝突の中で、「水滸伝」から登場していたあの方やあの方も亡くなりました・・・。少し寂しいですね。
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童貫軍と梁山泊の戦いが続く。正面からのぶつかり合いである。その過程で、正編「水滸伝」で活躍した連中が次々と討ち死にをしていく。いちいち感傷に浸っている暇もないくらいだ。その中では扈三娘と花飛麟のエピソードが切なく心に残る。
古株が去っていく一方、2世たちの活躍が目立つ。花飛麟もそうだし、前巻で父親に初めて認められた呼延凌もそうだ。それにしても、中心となる将軍たちに、2世が目立ちすぎるのはちょっと気になってしまう。物語としてドラマを作っていこうとすれば、子どもの頃のエピソードを含めてそうならざるを得ない部分もあるのだろうし、「志を受け継ぐ」ということ自体、この物語の大きな側面であるわけだろうけれど。
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さあ、これからどうなっていくのだろうか。
戦はどんどん進み、
好きだったキャラクターはどんどんいなくなる。
新しいキャラクターに少しずつ思いを寄せていくのもつかの間。
何だかむなしい。
ちゃんと終わるのだろうか。
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いよいよ最終決戦が近づいてくるという雰囲気が高まってくる巻。金は南下し、梁山泊領内に拠点を築いた童貫への包囲は狭まる。
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ずっと戦っている。1巻全部戦いの場面のみ。さすがに、誰が梁山泊で誰が宋軍なのか分からないことが多々出てきた。でも、敵とか味方とか、そういう二元論は、消滅しているので、もうどっちが勝っててもいいかと。扈三娘に、むらむらしてしまうのはヤムナシ。北方先生のサービスだろうか。
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切なすぎる一丈青扈三娘。「水滸伝」からの盟友が倒れていくなか二世武将の活躍が光る。志は受け継がれていく。それにしても扈三娘。。。
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童貫禁軍と梁山泊軍の戦いが益々激しくなる
そして、なんと扈三娘・馬隣・張清が逝く
ああ、扈三娘、もったいない・・・
しかし、童貫と岳飛も魅力的
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梁山泊軍対宋禁軍。激戦が続く。やはり北方水滸伝シリーズは戦闘シーンがメイン。兵士たちの命をかけた激しいぶつかりあいがいい。この巻はほとんどが戦闘シーンなので一気読み。途中でロマンスもあるが。そしてまた主要人物が死んでいく。決着はいかに。
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やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか?
誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編
水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。
序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。
水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。
初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。
激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。
前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。
元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。
呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。
張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟
この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く……
生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう!
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第8巻読了
戦ばかりだった・・前巻では呼延灼、そして今回は扈三娘・張清・馬麟が斃れていく。悲しいが梁山泊軍も互角に戦っており、決戦も間近といったところか?
読み応えあった巻でした。