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昆虫食はゲテモノ食いではなく、元々は日本各地にあった食文化である。
虫を食べるのはただ単にタンパク質を補うためではなく虫が美味しいから食べるのだ。
昆虫食というものが様々な視点から語られている。
ハチの巣を採る人々や日本から輸出されていたアリ入りチョコレートの事など興味深い内容でした。
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日本で昔から食べられてきたメジャーな虫それぞれに焦点をあて、獲り方、関わり方、もちろん食し方などから始まる一冊。実は環境問題が関わってきている、深い内容でした。昆虫食が豊かであると言うことは、それだけ自然環境が豊かであり、自然と共存していることであり、多少不便でも、体には優しいということで、虫のいない世界はやっぱり怖いぞ、と。私はひどい偏食(おそらく味覚がずれてる自覚あり)ですが、ハチの子は食べてみたいかな、と思ったり。他の昆虫も美味なようだけど、どうにも油っこそうで。
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ごめんなさい、読む前はキワモノ本だと思ってました。
第8章、およびあとがきがこの本の真骨頂。たとえばKKDさんには、そこだけでも良いから読んで欲しい。
私は生態学を学んで多様性そのものの重要性を知りましたが、この本でさらに多様性を認識する過程の重要性に気づけました。
また、本書に協力したという伊丹市昆虫館学芸員の坂本昇さんは私も院生の時の研究でお世話になった人で、思わぬところで知り合いがでてきてびっくりもしました。