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音さがしの本
「サウンドスケープ」を提唱したマリー・シェーファーが著書:「サウンド・エデュケーション」を、こども用にアレンジした本です。
私はどちらも読みましたが、大人用の「サウンド・エデュケーション」より、こちらの子供用の方がしっくりきました。
音と耳と心を澄ます、100のサウンド・ワークが、課題として載っていて、
一つ一つ考えていくと、「音」に対する感性がどんどん磨かれていく気分になります。
例えば、
「ほんの少しのあいだ、すごく静かにすわってみよう。そして耳をすましてみよう。
今度は紙に聞こえた音を全部書き出してみよう」
から始まり、
「リストの中の音をぜんぶとりだして、一番大きな音から一番小さな音まで、ならびかえてみよう。
あなたのリストの中で、いちばんきれいだった音はなにかな?いちばん嫌だった音は?」
「階段を上がり下りしている場所を見つけよう。上がるときと下りるときでは、同じ音がしているだろうか?
どっちの音が大きいかな?」
などと100の課題が書いてあります。
実は、私がブログを始めたのも、この課題の一環で、
「音の日記をつけてみよう。何かめずらしい音を毎日見つけて、その感想を日記に書いてみよう」
これなのです。
あなたの日記に書いて欲しいこと
朝外に出て、いちばん最初に聞いた音は?
ゆうべ寝る前に、最後に聞いた音は?
今日聞いた中で、いちばん大きかった音は?
今日聞いた中で、いちばんきれいだった音は?
この質問の答えを、毎日、日記に書いてみよう。
この頃、だいぶん横道にそれている気がしますが・・・(スミマセン)
音へ関心をもてるようになる本です♪
もっと幼児時期から教育に取り入れてほしいなぁ。
こども向けの音楽ワークショップには、音楽を聴いて(なぜかクラシックが多いですが)、
さっそく楽器に触れて「音を出してみよう!」というのはよく見かけますが、
実は音楽よりも先に、身の周りの音を「聴いてみる」方が先じゃないの?と。そんなことにも気づける内容になっています。
「音さがしの本」ぜひぜひ!オススメです。