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要件事実論30講 第2版 みんなのレビュー
- 村田 渉 (編著), 山野目 章夫 (編著), 後藤 巻則 (ほか著)
- 税込価格:4,180円(38pt)
- 出版社:弘文堂
- 発行年月:2009.2
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紙の本
要件事実の演習本の最高傑作
2010/07/17 16:48
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たおる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、実務家と学者が一緒になって作り上げた要件事実の演習本です。30講というタイトル通り、講義スタイルとなっています。法科大学院生や司法修習生の多くが本書を持っているのではないでしょうか。
第1講~第9講までは、要件事実において知っておかなければならないことについて詳しく書かれてあり、第10講からは比較的長文の事例を用いた演習となっています。
レベルとしては、問題研究と紛争類型別を一通り読んだ方を対象としていると思います。初めて本書を読む方は、一読しただけでは、おそらく何が何だか分からないと思います。でも大丈夫です。みんな分かりませんから(笑)。何回も読むうちにこれは、類型別でも出てきたな、これは出てきてないから難しいところだなとかが分かってきます。
私が特に、本書で理解して欲しいと思うところは、「許されたa+b」についてです。これ、なかなか理解できませんから。ある程度理解が進んでも、別のきき方をされれば答えられないところです。この点については類型別は殆ど説明がないところで、尚且つ重要なところです。何回も読んで絶対に理解してください。
あと、アスタリスクのところも3回目くらいからは読んでください。結構いいこと書いてますので。
紙の本
要件事実入門
2010/12/19 09:39
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももんじゃ05号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 本書は、要件事実論につき、学者と実務家が、作成した教科書である。
2 本書の偉いところは、なんといっても、答えが載っているところである。そして、ただ、答えが載っているのではなく、答えに至るまでの経緯が載っているのである。
紛争類型別(今改訂中?)は、薄い本なので、とっつきやすいと思ってうかつにかかっていく人が多いが、あれは、難しい本である。多分、遅延損害金のところで挫折するはずである(なお、実際には、あそこは二回試験に出ない)。しかし、すごくいい内容で、作った人たちの頭の良さがわかる本でもある。ある程度勉強して、話がわかるようになってから読んでみると、感動できる本である。
3 しかし、これでは「ある程度」できるようになるまでは、地獄の三丁目である。要件事実論は、わかる人は一発でわかるが、わからん人はなかなかわからん。そして、わからん人が大多数なのである。
そこで、本書である。
本書は、要件事実で問題になる一般的な項目につき、30項目を挙げて書かれている。特に、要件事実で、なんでこれをここで書くのかという理由がわかりやすく書かれており大変いい。
4 他に、要件事実の教科書としては、要件事実の考え方と実務第2版とか、要件実務マニュアルがある。前者は、割合薄い本でわかりやすいので入門向き、後者は・・・まあ、裁判官志望の修習生が読む(といわれている)本である、もうねえ、要件事実については、全部書いてあるけど、分量が非常に多いのですよ、わからなくなったときの辞書ですなあ(あと、辞書的に使うために、索引をもうちょっと何とかしてほしいなあ)。
5 要件事実は、一回わかると大体あとは何とかなる学問である。二回試験や後期修習のときの課題はかなり難しいが、結局は、技術なのでシステマティックになっており、基本さえ分かれば、なんとかなるのである。
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