紙の本
健気わんこ
2016/02/15 12:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回のメインCPは、表紙の禪(ぜん)×犬姫(いぬき)なのですが、
前作CP智重×信乃もサブCPとして、メインと遜色ないほどの出番がある上、
信乃視点が全体のうちほとんどの分量を占めてるので、
前作ファンもかなり楽しめます。
癖のある独特の文体は「しもべと犬」ほどじゃないですが散見されます。
アクション部分は前作を凌ぐスリリングな筋立てと疾走感で楽しませてくれ、
タイプは違えど、ご主人さま命の一途わんこが×2ですから、
健気さも半端ありません!
特にメインCPの受け・犬姫の能力と境遇は、
信乃とは大分種類が違うものなので、
前作で健気わんこ慣れした読者にも、新たな感慨をもたらしてくれます。
主人公達の置かれた危機的な状況における緊迫感、
主と〈犬〉の命をかけた愛情の応酬、
それらを確実に読み手に伝えて来る、研ぎすまされた表現に、
読んでいてうっとりするような酩酊感を味わい続けました。
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●千流のねがい
●しもべと犬
●茨姫は犬の夢を見るか
最初「千流のねがい」のとき、面白いけど・・・・ちょっと文面が私は読みにくいと感じましたが、「しもべと犬」そして「茨姫は犬の夢を見るか」を拝見したときに、ぜひ続きも拝見したいと思いました。
ファンタジーな世界ですが、ちょっと切なく哀しい「犬」という存在が出ています。
「犬」はご主人のために命をかける存在。
とてもいい感じです。
そして、何よりもいいのが、イラストです。
竹美家らら先生という方のイラスト、すごくきれいです。
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【あらすじ】
警視庁の非公式部署に所属する刑事・奥村智重には「犬」と呼ばれるパートナーがいる。「主人」である智重を守るため、危険に飛び込む「犬」・石凪信乃。ようやく想いが通じ合った二人だが、ある日、智重の先輩で元特殊部隊のエース・玖上禪が着任、禪の「犬」である五係所属の謎の多い分析官・篠宮犬姫とともに智重・信乃は任務に就くことに…。
【感想】
「しもべと犬」に続き、重い題材です。テロにイージス艦、てんこ盛り。
智重の先輩である《砂漠の悪魔》禪と、信乃の先輩《犬》で分析官の犬姫(これも里見八犬伝の「伏姫」が由来だよね?)がメインの物語。壮絶な愛の形。
オススメの一言は禪が犬姫を表わした「俺のイージスだ」に決定。そのとおり。
信乃の「俺ごと焼却してください」も切なかった…(涙)。するわけないよ、智重が!
番外編(同人誌)では、もうどこまでもヤンデレるルビーの可愛い《わんこ》と、オフでは世界一甘やかしな明るい調教大好きドS主が見られます。
犬姫の世界を構成する天国と地獄の落差は、One&Other な愛と信頼でどんなハチミツよりも甘く満たされているのです。
まだまだ登場人物は出揃っていないようですが(One-Cell のハッカーさんも気になります)、次(本編)はいよいよ遥さんの事件の真相編でしょうか? 待ち遠しいです。
【番外編】(信乃メインを除く)
『キスして。』(同人誌)
『合同合宿』(同人誌)
『あの虹の色を。』(同人誌)
『Trick or Trick? Otherwise Sweet』(同人誌・残念ながら未読)
『21g』(同人誌)
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凄いとしか言えない。作者の膨大な知識量と奇異な設定、
圧倒するような世界観に心打たれた。
後半は映画エネミーラインやRECを混ぜ合わせたようなスリリングな
展開。ルチル文庫だと思えない力量であった
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犬とご主人様シリーズの二作目。
引きこもりのヤンデレわんことナチュラルドSなご主人様のお話です。
ドSっぷりが半端ないです。
比例するようにヤンデレも相当です。まあ、わんこって一途なもんだしね…。
相変わらずお話のベースは撃って爆破してのスキャンダル課節が炸裂しとります。
BLにしちゃあハードですね!
私のとても好むところです。
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五係シリーズ2
元特殊部隊のエース・玖上禪×五係分析官・篠宮犬姫
犬であるところの忠誠心に留まらない犬姫と信乃の主を慕う姿に、打たれます。
禪のHは、ちょっといやだけど。
あらすじ
警視庁の非公式部署に所属する刑事・奥村智重には「犬」と呼ばれるパートナーがいる。「主人」である智重を守るため、危険に飛び込む「犬」・石凪信乃。ようやく想いが通じ合った二人だが、ある日、智重の先輩で元特殊部隊のエース・玖上禪が着任、禪の「犬」である五係所属の謎の多い分析官・篠宮犬姫とともに智重・信乃は任務に就くことに...。
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すごかった・・・・・・
多大な知識がなければ書けないストーリーです。
しかしえろは好みでなかったです。
この本の世界に圧倒させられました。