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2009.4.27購入
HRで「講義を受ける態度」について取り組むタイミングと内容を決めた本。
「実現力」や「表現力」を身につけてほしい!!!
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これ、フィンランドのことをしっかり知りたいときに読むものではありませんでした。
どちらかというと、日本人がどう成功するのか、という方向へ行ってしまう・・・
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・目標や夢を実現する力を『実現力』とよび、この『実現力』を鍛える教育方法をフィンランドメソッドと定義
・フィンランドの教育は、非常に興味深いものだが日本人にそのまま当てはめればいいのではない
・フィンランドの生徒の成績が良かったのは、知識に頼るだけでなく生徒たちが様々な現象に対して疑問を持ちそれらの情報を的確に読み取って生徒自身で考えて表現する習慣の賜物であったから
・知識をインプット(暗記)中心で教え、アウトプット(表現)して活用する習慣を身につけさせる機会が少なかった
・読み聞かせに真剣に取り組んでみると耳で聞いた情報と記憶だけを頼りにして、想像を膨らませながら情報収集するので非常に集中力が必要になってくる
・フィンランドがなぜ「ゆとり教育」で成功したのか。
それは、教師が基本的に修士号を持っていることや、教師になる家庭の競争率が十倍にも及ぶこと、教師になってからも盛んに教育に関するトレーニングをすることがあげられ、教師が学ぶことに対して意欲的であることが重要
・目標や夢を語り表現することを繰り返すうちに、曖昧なイメージであったプランが徐々に具体的になっていった
・プラス思考で発想を転換すること
・
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PISAテストでの学力が世界一になり、一躍、世界から注目を浴びたフィンランドの教育メソッドに基づいた書籍です。
人は、しばしば、将来にむけた夢や目標を持つことがあるが、その夢や目標を「実現していく方法」を探るよりも「できない理由」を探るのが顕著である。
夢や目標を実現していく方法、実現力を養うための理論、方法論、実践例などを挙げられています。
フィンランド教育メソッドは、たいてい、「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」の5つの力を養うものと言われますが、この本では前の4つの力に加えて「聴く力」「問題解決能力」の6つの力を養うものとして、“諸葛メソッド”を展開しています。
私が「なるほど」と思えたのは、「聞いている」と「聞こえている」の違いについて。
会話しているシーンで話を「聞いている」と、相手方には無視されていると思われかねない。相手方への配慮として、「聞こえている」という姿勢を見せることが大切ということ。
全くもって当たり前のことではあるが、この例えを小学校の学習指導に反映できたら良いのでは、と思いました。
著者の諸葛正弥さんの本は、フィンランド教育メソッドを体感・実践できるものが多く、親しみやすいものばかりです。
教育関係者だけでなく、企業にお勤めの社会人の方にも一読していただきたい一冊だと思います。
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「日本人のためのフィンランド教育」という視点で,むしろ社会人教育を念頭に置いて書かれた書です.「ビジネススキル」カテゴリの方が適切かも知れません.これを読むと,(もちろんよい意味なのですが)フィンランド教育といっても,やっていることは極めてオーソドックスなことがなされているのだと思います.
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”フィンランドの教育が良い”という話をどこかで聞いた事があったので興味が生まれ読んでみたのですが、面白いことが書いてありました。
日本は受験戦争を悪と考えその反動で、ゆとり教育を取り入れたものの、結果的には失敗し、結局昔の詰め込み勉強に戻りつつある。というのが今の教育方針だと私は理解をしているのですが、他方でフィンランドは日本とは反対に日本で失敗したゆとり教育を採用して成功した国なんだそうです。
どうして日本で失敗して、フィンランドでは成功したのでしょうか。
日本で失敗した理由はゆとり教育そのものに問題があったのではなく運用で失敗したんだと説明されています。
精神科医和田秀樹さんはゆとり教育こそ今の子どもたちの学力低下を招いたとして嘆いていらっしゃいますが、ゆとり教育そのものではなく、その運用に問題があったとなると、一概にゆとり教育そのものを否定すべきではないとも言えるのかもしれません。
その運用において日本とフィンランドで何が決定的に違うかというと、「先生」つまり教育者が違うんだそうです。
私は学校教育の現場に詳しくないですが、日本の場合教育者の本来の仕事以外のことまでなんでもかんでも先生にやらせすぎだそうです。
先生の仕事が広範囲に渡り、雑務まで何からなにまで先生が責任を取らなければならないのが現状です。
そんな状況から、先生方のもっとも重要かつ本来の仕事である教育そのものに先生方の時間とエネルギーが注げずにいる。
一方、フィンランドでは先生方が教育に専念できる環境が十分保障されているんだそうです。
先生たちの生活そのものにも余裕があり、先生自身がプライベートでも勉強したり家庭でゆっくりと過ごす時間もきちんと取れているのだそうです。言い方を変えれば先生たちのワークライフバランス、ワークライフインテグレーションの良い環境が整っており、先生たちの精神衛生環境が良いと考えられます。
フィンランドゆとり教育の成功の一因が先生にあるわけですが、その一方で子供たちの「聴く力」が日本の子どもとは大きく違うことも指摘されていました。
フィンランドでは多くの家庭であたり前に行われてきた読み聞かせによって聴く力が自然と培われるようです。
生徒が一生懸命聴いてくれれば先生たちだって一生懸命話たくなるものです。
聴く力というのは子供だけでなく大人にも必要なことですが、話をきちんと聴くことができない大人は皆さんの周りにも大勢いらっしゃることでしょう。
また、フィンランドではアウトプット教育にも力を入れているんだそうです。
アウトプット教育というのは自分の意見を表現すること、例えば、選択式問題の試験ばかりでなく、意見を問う試験が多いんだそうです。
私が小学生の時に作文の時間を嫌っている子どもが大変多かったように記憶をしていますが、フィンランドの子どもたちはそうではないのでしょう。
日記をつけることは良いことだという意見を耳にしますが、こういった観点からすると、日記をつけることは有効と言えます。
そんなことを背景にフィンランドのゆとり教育は成果をあげてきたということです。
最後に印象に残った話を一つ。
” I Message ”という手法についてです。
他人の行動を変えるため、まずは自分の行動を変えることで相手への行動に影響を与えていく。
これが有効だそうです。その手法をI Massageと言います。
具体例を挙げるならば・・・子どもに勉強しなさいとただいうのでは効果がなく、親が勉強している姿を子どもに見せることを通して子どもの行動に影響を与えていく。
「○○ちゃん!もっとまじめにピアノの練習をしてからレッスンに行きなさい!」とお嬢ちゃんをいつも叱ってるお母さん。
そうではなく、お母さん自身が毎日毎日一生懸命ピアノを練習している姿を示すことによって、お嬢ちゃんの練習行動に影響を与えていくわけです。I Massageです。
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フィンランドの教育は注目されている割にあまり取り上げている本は多くないので、有益な情報源となった。
ちょっと著者の個人的な思い入れが強過ぎる感もあるが。
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フィンランドの教育?というのが気になり。聴く力、表現力、論理思考など、社会やビジネスで必要な能力を見定めて力を淹れていることがわかった。ただ定石はなく試行錯誤の中で進められている。教育に求められているものも日々変わっており試行錯誤しながらどんどん取り組めていけるかがその国の差を分けるのかとも思った。
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小6まで本を見せず読み聞かせ。
読み聞かせは「情報収集」と「解釈(なぜ)」
知識を前提とした作文・プレゼンで試験。(得た知識を表現して形に:アウトプット)→小1から漢字練習でも使えるかも。
「なぜ」を問う習慣
日本は指導要領以上を教えてはいけないという認識。Finlandは最低限のガイドラインが決められていてその先の指導内容は教師に任されている。
日本は木の文化:察する、Fiは石”察することができない。
聴くときは「オウム返し」「要約」
作文指導、プレゼン指導:グループで読み合い、いいところ10,悪いところ10あげさせる。その後全部作り直し。
一人の勉強は思考の学習にはなっても、伝達力の学習はできない。
話している時の自分の様子がわからない、自分には話す話題がない=自分が話すことが前提のコミュニケーションで聴くことができていないかも。自分の意思、主張を一方的にしかしていない可能性