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紙の本

リスクに備える保険

2010/03/09 13:01

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る

  本書は、著者による一連の日本財政危機論、財政破綻論の一書である。それほどの量でもないものを上下巻にして、買い易い価格設定で売るというのも、いかにも商売上手という感がする。しかしながら、そもそも、このような書物は週刊現代や週刊ポストの増刊号を読むぐらいの認識で読むべきものではないか。

  千数百円という価格で、それほどの内容を期待することが間違っている。日本の経済学者の著作には、つい何年か前のものさえ読むに耐えないという例が大半である。 それに比べれば、浅井氏の著作など、始めから斜にかまえて読むから実害は少ないというものである。

 ところが、最近では、日経新聞、朝日新聞、週刊エコノミスト等、日本の代表的マスコミにも財政危機論が頻繁に取り上げられている。要はそうした特集記事が売れるということであろうが、財務省の消費税値上げキャンペーンが始まったということかもしれない。日経新聞の「経済教室」では、昨日から「消費税を考える」というシリーズが始まった。

 第1回目(昨日)の井掘利宏氏の小論もよくまとまったものであったが、個人的には「税率を小刻みに引き上げてインフレ期待が高まれば、今のようなデフレ期には消費刺激効果もある」という点に同感する。しかしながら、インフレ期待が高まるということは、金利上げを招来することでもあるのであるから、今後の日本経済・財政の進む道は極めて危ういものとなるだろう。

 例えば、3月3日の「経済教室」「ソブリンリスクと財政再建」では、「国民が10%の消費税率の上昇に合意すれば、何とか財政再建の道筋を描くことができるが、5%の上昇では不十分である」というかなり厳しい予測が述べられている。
(詳しくはhttp://web.econ.keio.ac.jp/staff/masaya/index.html)

 しかも、著者が述べるように、この計算は(1)社会保障関係費がそれほど増えない、(2)日本経済の特殊性を考慮して金利が低位で安定し続ける、(3)実質GDPが1.5%成長を続けると仮定した「比較的甘めの見通し」であり、「消費税率を15%にしても予断は許されない」。

 消費税率を10年簡にわたり上げ続けた上で、しかもこうした条件が満たされるというのは、「比較的甘め」どころか、評者には“大甘”の見通しだとしか思えない。

「我が国政府の純債務残高で見ると深刻な規模ではなく、十分に実現可能な政府収入対GDP 比の水準を確保することよって政府債務は維持できる」と主張する Broda and Weinstein (2005)もある。しかしながら、この分析では「政府債務で、償還財源に充当することを想定していない中央政府や地方政府の金融資産を純債務として相殺しなかったり、直近の財政悪化を加味したりすると、政府債務を持続可能にするには、Broda and Weinstein(2005)の結果よりも高い政府収入対GDP 比が必要であることが明らかになった。また、それは目下の30%程度から36%前後に引き上げなければならず、政府債務を持続可能にするには、社会保障給付の抑制とともに相当程度の増税が必要となる水準であることが示唆」されている。(土居丈朗 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/06j032.pdf)

 そして、土居丈朗氏による分析が発表された2006年4月以降、日本財政悪化はさらに進み、財政規律は大幅に緩んできている。

 評者には、日本財政破綻のリスクは相当に高まってきているとしか思えない。そのリスクに対して、一個人として採りうる限りの自衛策、例えば資産の外貨建やゴールドへの分散、への一助となるならば、本書への数千円の投入など安いものではないだろうか。また、その自衛策によって多少の損失が出たとしても、それは保険料というべきものであろう。

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紙の本

長期金利が下がり始めた

2010/03/23 18:44

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

浅井ちゃんの「日本破綻」のご託宣をあざ笑うかのように、長期金利が「また」さがりはじめ、国債が上昇に転じた。菅財務大臣は消費税の引き上げを核とした財政再建の議論を正式に始めると宣言し、大塚金融担当副大臣は法人税の引き下げ(30%前後)を断行すると言い出した。消費税をとりあえず10%とし、法人税を30%前後まで下げれば、日本の株価は急騰するだろう。円にも上昇圧力がかかるが、ここは日米金利との兼ね合いもあって、もしかすると円は緩やかに110円前後まで調整するかもしれない。そうなれば益々、浅井君の「予言」は大外れとなり、日本の株価は急騰するだろう。日本は「破産」「破綻」はしない。稼ぐに追いつく貧乏はないのだ。わかったら、浅井の様な煽り専門の香具師が垂れ流す駄本なんか読むな。読むべきではない、常識のある人ならば。わかったね。

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