ミュージカル「キャッツ」を知る
2022/10/19 10:32
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年ぶりにミュージカルを観る前に、以前の舞台の様子を思い浮かべ読む。「キャッツ」の数々の楽曲がすぐ思い浮かぶが、全体のストリーはよくわからずにいたし、また主題がなにであるか理解できずにいた。本書を読んで、キャッツを21世紀の神話ととらえれば、受け止め方は、人それぞれであろうが、過去から未来への再生の物語かもしれない。登場人物は、一人ひとりが主人公であり、それぞれに輝いていると理解できる。エリオットの詩から生まれる物語が、壮大なミュージカルへ昇華したものだといえるだろう。初キャッツの孫娘の喜ぶ顔が浮かぶ。
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2009年1月25日発行
27匹の猫のミュージカル「キャッツ」は公演の長さと動員数の多さで奇跡のミューカルといわれている。世界ニ十数か国で上演、6千万人の人が見たという。
劇団四季は、2年遅れて1983年初演公演、以来25年間のロングランをつづけている。2008年6月で7千回。のべ1千万人近くの人が楽しんだといわれている。
私もその1千万人のうちの1人。5年ほど前に大阪にて。
とにかくものすごく感動した。何に感動したかというと、非日常と演じる人や舞台裏の人たちの一生懸命が直球で伝わってくること。その後一週間ほど体が熱っぽかった。しかしストーリを語ろうと思っても語れず、私は何を観てきたんだろうと長いこと自己嫌悪だった。
今でもいくつかのシーンは表情や動作もありありと思い出せるし、♪メモリ〜という歌は、テレビの歌手の声でなく、劇団四季のキャッツの声で思い出せる。けれどもストーリは語れない。
そのなぞが解けた。
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ミュージカル版のキャッツについてそれなりに知識が増やせるのは良いところ。
キャラクター紹介とか、ストーリーのダイジェストとか。
原詩との突き合わせなんかも、量は少ないものの興味深いですね。
ただ、作者の思い入れが強いのか、途中をすっ飛ばして結論を書いちゃうみたいなところが多く、作者の読み解きについては、かなり読みづらい印象でした。
あと、原詩の翻訳もそうそういい文章に思えないし、猫の名前の分析もちょっと抜けている印象があります。
そこら辺は、もう割り切って読むのがよいんでしょうけど。(^^;
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年末に観た『キャッツ』についてよくわからないコトがあったのでプログラム替わりに読んでみました。
コンパクトにまとまって非常にわかりやすいが、筆者の思い入れもあって、ナナメ読みぐらいがちょうどいいかも。
それでもまぁ、これを読んだ上でまたキャッツを観たらもっと深く鑑賞できるんでしょうね。
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表紙のイメージよりも、もっと評論的な内容。でもcats好きなら楽しめる。ロンドンに観に行く前に読んでおけば良かったとちょと後悔しました。でも、また観に行く!と決心させる本でもある。