紙の本
ボギー、俺も男だ!
2009/05/16 09:29
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンフリー・ボガートを男前だと思ったことがない。
実際二枚目俳優といえば、ゲーリー・クーパーだとかクラーク・ゲーブルとか、あの手の類だろう。
それなのに、ボカートをして「ダンディズム」の極みのように伝説化されたのは、映画『カサブランカ』(1942年)の影響が大きい。
あの映画でのボカートは確かにカッコいい。静かで感情をおさえ、それでいて熱い。愛する女性(イングリッド・バーグマンがこれまた最高)との再会を果たすものの、彼女を助けるために自分を犠牲にする男。役とはいえ、ボカートかなり得したな。
そして、彼の台詞がまたいいのだ。
「君の瞳に乾杯」なんて云えますか。普通云えないですよ、キザすぎて。
でも、彼が云うとサマになるから、これまた不思議。そして、流れてくる曲が「時の過ぎ行くままに」なんだから、普通の女性であれば、イチコロ。
でも、映画ではそうならないのが、またいいんですが。
本書は、女優、作家と活躍している杉本彩の、男性を磨く「実践ガイドブック」である。
この中で、著者は「モテる男性の条件」として、四つあげている。一つめが「優しくてマメ」、二つめが「愛と情熱」、三つ目が「枠にとらわれない幅広い人間」、そして「女性とのコミュニケーションが自然でスマート」。けっして、イケメンが条件になっているわけではない。
たしかにこうして並べられると、『カサブランカ』のボカートは「モテる男性の条件」を充たしている。
それに、さすがは杉本彩というか、男女の間で「会話」が重要な要素だとばかり、きちんと紙数をつかって指南してくれている。
これで、「今夜は会える?」「そんなに先のことはわからない」(映画『カサブランカ』より)ぐらいは云えるようになるかも。
もちろん、本書では、その先のことまで(場所でいえば、レストラン、ホテルの部屋、ベッドと進む)ちゃんと書かれているが、そのことをここでは書かない。
野暮というもの。これもダンディズム、と思って頂きたい。
さあ、これで、あなたも今夜はボカートになれる。
でも、必ずしも、バーグマンに逢えるとはかぎりませんので、くれぐれも誤解のないように。
◆この書評のこぼれ話はblog「ほん☆たす」で。
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杉本彩のファンであるわけではないが、一度は寝てみたい女の一人である。というのも、女のエロスをふんだんに振りまいた、いわゆるいい女、セクシーな女、エッチが好きな女だから、である。ただ、男を知り尽くしているため、そう簡単には落とせる女ではないだろう。また、プライドの塊でもある。ただ、悔しいがこういう女から学ばなければ、いい女は抱けない。あきらめず、いい女を手に入れる努力はしなければならない。落とす過程を楽しめるようにならなければならない。
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[ 内容 ]
大人の恋をするためのガイドブック・大人の恋をするための、とっておき実践ガイドブック!女性は男性のどこを見ているのだろうか。
愛の達人・杉本彩がこっそり教える恋愛テクニックは、現実的でわかりやすい。
もてないはずの中高年がもてるには、ちょっとしたセンス、心遣いが必要だ。
デートのシチュエーション、会話のポイント、エスコートのマナーまで、美女をその気にさせるアイデアが本書にはあふれている。
レストランで、ホテルで、ベッドで、こう振る舞えば、素敵な男に変身でき、女性の心を惹きつけられる。
女性はこうされたら「落ちる」というツボが、本書にあります。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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エロ本以上にエロい本(笑)考え方は共感できるけど、新たな発見はないかな。始めてのデートでフレンチいく感覚はわからんけど
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女性とのコミュニケーションから、仕事、男性とのコミュニケーションを学ぶのが楽しい。著者は女性として卓越していると考えているため、女性とのコミュニケーションについての指摘は勉強になる
以下レバレッジメモ
◆素直に女性を褒める
よく、男性が女性と同席しているときに、下心を覚られまいとしながら自分を格好良くみせようとしていませんか?スマートに自分をさらけ出して、自分をアピールする方向に話題を引っ張ってくる。でも、そういうのは女性からはあまり魅力的ではないんです。女性と親しくなりたいのなら、まず、女性を褒めることです。褒められるのがいやな女性はいない-これが鉄則です。
◆女性のよき聞き役に徹する
大人の男性なら、会話では基本的に聞き役にまわるものである。その女性が、どんなキャラクターであるか、いま、何に関心があるのかゆとりを持って、話を聞きだすのが大人の魅力になっていくのです。女性は、聞かれて自分の話をするのが好きです。そして、そこに男性が共感してくれる。さらに、自分が気づいていない、人間的な部分や、内面性に気づいて指摘をされると、わたしはその人にクラッときてしまう。
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料理本、いい男の愛し方に続いて2冊目の杉本彩さんの本。リベラルを読む前に読んでおこうと思い、手にしました。不良中年新書となっていますが、完全にモテないというよりも...清潔感などを心がけているのは大前提でよりモテるため?なのでしょうか。私のように、杉本彩さんファンの女性が読むコトも多いのかと思います。年齢的にはアラフォーくらいじゃないと受け入れられない部分があるかもしれません。もちろんこれだけ読んで男はこうすべき!と思うのは危険ですが、女性だって性に対してもう少し開放してもいいのでは?と思える本かも。
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杉本彩が終始彼女の目線で、男女の交際やSEXについて語った一冊。
「上から目線」が気にならない人であれば、彼女に特段興味がない人でも楽しめる本。
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ワインの知識ぐらい知っておけとおっしゃられている。
加藤鷹とは異なり女性視点から性について解釈された本。
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なんでもかんでも、セックスにつなげすぎだろ。
この本を買った、心引かれた一文、
食事は、最高の前戯
全くわからなかった。
いや、誰一人として、本人以外。
まー、ホテルにいたるまでに、お互いの精神状態を高めて、官能的になるということなのだろうか。
あと、男性がエスコートするのが当たり前のように書かれているが、
男性視点からしても、いつもいつもだんどりして 、エスコートするのは、いささか続かない。
あるときは、女性のほうから誘っていただきたいものである。
よろしくお願いします。
わたしは、あなたの気持ちを最大限に高めるように努力しますが、それを・・・「