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創立!?三ツ星生徒会 2 それから恋3は加速した みんなのレビュー
- 佐々原 史緒 (著)
- 税込価格:638円(5pt)
- 出版社:エンターブレイン
- 発売日:2009/03/30
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文庫
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紙の本
現状の相関関係に変化をもたらす兆候が見え始めた
2009/05/08 00:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の中で幾分こなれてきたのかキャラが立ってきた。本作の世界が確立されつつある充実を感じる第2巻である。今回は夏合宿ということだがノリは修学旅行に近い。そして、そこには寂れた神社があって、人恋しいお狐様がいて……となると、後はある程度予測可能なドタバタ劇である。なかなか楽しい。主人公【向坂恵】視点の文章も相変わらずのハイテンションだが、前巻よりスムーズだったし結構笑えた。書き手も読み手も慣れてきたのかも。そして夜になればお約束の嬉し恥ずかしドキドキ体験タイムな訳だが、ここでお狐様の悪巧みによって、あの“女帝陛下”葛城さんまでが大胆な行動に出てしまう。「まどか様、頑張って!」という気にもなるが、相手が【向坂水穂】ではちと盛り上がり切れないところもある。実は鳥越もそうなのだが、コレが本シリーズの現時点での肝とも、同時に弱点とも言えるところで、“勇者”四月さんも片想い状態だし恵もまた同じ、つまり現状では先が楽しみなカップル予備軍がいないのである。みんながみんな片道切符の不安定さを抱えていてどーにももどかしいのだが、裏を返せば今後の展開次第でいかようにもなりそうで、この恋の行方は作者のみぞ知る、といったところだろう(キャラの動き方次第では作者が思いもしなかった顛末を辿るかもしれない)。例えば、最後の最後に恵が勇気を振り絞って発した言葉に対する四月さんの答え。これも捉え方によって真意は異なってくる(つまりは言葉通りなのか、それとも「今まで気付かなくて」なのか、ということだが)。どっちに転がるか分からないからこその楽しみと言えよう。恵自信も水穂を介した仮初めの恋愛ごっこ(にも至っていないか)には根本的な矛盾と疑問を感じ始めており、イベントが目白押しとなろう次巻では大きな動きがあるかもしれない。
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