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「西遊記なんざ、読んだことないなあ」
と思い経ち、軽い気持ちで購入。
新幹線の中で読んだらあまりの面白さにドキドキが止まらなくなった。
弟子だけでなく、お師匠様も一緒に過ちを犯し、悔い、成長する。
そのたびに絆が強くなる。
その過程に涙。
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「パタリロ西遊記!」と並行して読んでいるので、ときどき、内容がかさなったりします。
でも、こっちは、メチャクチャ爽やかな「西遊記」です。
今まで、子ども用から、マンガまで、いろんな「西遊記」にふれてきましたが、こんなに爽やかなのは、はじめてかも。
これ読んでいると、なぜか、「下流志向」で出てきた、師匠のありかたについてを思い出して、けっこう頷けるんです。
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誰でも知ってる西遊記。
今更って感じであまり期待してなかったんだけど、これが予想外に面白い。
孫悟空が可愛いったら♪ あっという間に1巻読みきりました。
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『S.Y.K』に感化されて読み始めました。
タグにもあるように悟空が非常に可愛いです。
素直になれなかった悟空が段々と三蔵の清廉な真っ直ぐさに心を開いていくさまとか、心を開いてからお師匠様である三蔵のために必死になる姿は読んでいて非常に心が温かくなります。
出てくる仙人たちも成人君主というわけでもなく、ほんのり人間臭さというか黒さを感じる描かれ方をしてるのも非常に興味深かったです(笑)
1巻は三蔵の旅立ちから描かれてますが、五行山に封じられる以前の悟空のことなどはちょこちょこ回想という形でさし込まれています。
続きが楽しみ!
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新聞小説で毎日楽しみに読んでいました。そして絵もとってもカワイイので切りぬきもしていました。これほど面白い新聞小説は初めてで、文庫になってすぐにシリーズ4冊を買いました。
愚かだった3人の弟子たちが日々成長し、三蔵法師との師弟愛で互いにどんどん成長していく姿によく涙しました。悪い妖怪などのキャラクターもユニークで、また挿絵の美しさにも感動しました。
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こんなに西遊記って、面白かったのかと驚いた。
細やかな心情だとか、描写だとか、それに可愛らしい挿絵もあって、彼らの旅が実体を持っているかのように感じる。原作と比べて読みたい。
ほんとに、読む手が止まらない。
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全4巻。
なんでか、たぶん、自分の世代は、
西遊記がすごく人気あった気がする。
小さい頃。
でもちゃんと読んだことはそういや無いかも。
平岩弓枝の西遊記つうのも興味深いので読んでみる。
吉川三国志みたいに、
あんまり小説っぽく作らずに
ちゃんと訳しましたって感じ。
なんで、そんなに軽快さとか読みやすさは無い。
仏様の手のひらエピソードが無かったり、
沙悟浄が河童じゃなかったり、
如意棒が如意棒って名前じゃなかったり、
自分の記憶とずれる部分も多い。
小説っぽさはそんなないので
のめり込んでく感じは弱かったけど、
なんやかんやグッとくる。
悟空がいじらしくて好き。
八戒ムカつく。
後半いいやつだけど。
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悟空が本当にいじらしい。大抵の作品でも悟空は三蔵が大好きなのだけど、平岩さんの悟空のなんともいじらしいこと。
三蔵がまた一段と愛溢れる聖母のようだし(お坊さんなのに)、八戒が徐々にイイ奴になっていく様や、悟浄の口ベタなのに周りを良く見て行動する冷静さ、人の良さなどの描写がとても好きです。
いろんな変化者が出てきて、それを痛快にやっつけていくのをわくわくしながら読むのも醍醐味だけど、従者5人の(龍馬はあまり活躍してないようで、実は縁の下の力持ちだし、登場したかと思えば胸熱なことをやってのけてくれます。)の関係が長い年月の中でしっかりとした絆になっていくのにはジーンと感動します。
悟空が斉天大聖と呼ばれるまでのお話が、こちらの死作品では端折られていたのがちょっと残念でした。
明朗な文章でとても読みやすかったです。
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大分前に毎日新聞で連載していたのは知っていたのですがその時読まなかったので図書館で借りてみました。西遊記は色々な方の訳を読んだことがありますがこの方のは優しい感じですね。悟空も稚い感じで可愛い。
絵も又愛らしい。悟空のかわいらしいしけれどもきかん気の強そうな感じとか、猪八戒の抜け目ないズルそうな感じや沙悟浄の融通が利かなそうな感じがとても愛嬌があって素敵です。三蔵様も徳が高い品の良い感じで素敵です。続きも楽しみ。
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美しい挿絵と優しい文体のおかげで流れるように読了。 「今までで一番美しい西遊記」の踊り文句にまだ一巻ながら納得してしまう。平岩先生の優しくて美しい世界観と、蓬田先生の愛らしい絵柄のおかげで、中国の昔の小説だし…と敬遠していた人もこれならばすらすら読み進められるんじゃないだろうか。 兎に角、悟空が可愛い。いじらしく、素直じゃない。でも正直。 悟浄は馬鹿真面目な性分の日本人みたいなところあるし、お師匠様は慈愛に満ちてみんなを見守ってる。 ただし八戒は…いい加減にしないと呆れられてしまうぞ、と突っ込みたい。
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昔から知ってる物語なのに夢中になって読めた。美しくてじんわり心が温かくなる。
西遊記がまた一段と大好きになった。
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平岩弓枝さんの西遊記。三蔵大好きな悟空が、むちゃくちゃいじらしくてかわいいよ…!いつも坊さんって呼んでいたのに、あると時ついお師匠様って口から出て、あとで一人恥ずかしがるところとか、たまらなくかわいい…。三人の個性的すぎる弟子達が険悪にならないように、馬上で要らぬ気を遣って疲れる三蔵がとっても人間的で愛らしい…。
西遊記は絵本しか読んだことがないので他と比較できないけど、とにかく語り口が優しい。登場人物たちが心優しい。文体も穏やかでずっと浸っていたくなる。この世界観、大好きだー!
はやく二巻を読みたいのに本屋にないのが口惜しい…
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来年の干支はウサギ。年賀状の絵は西遊記の兎の女怪で行こうと決め、図書館の児童向け図書を3種類ほど漁る。見つからない。本書に手を延ばす。
「いままでで一番美しい『西遊記』」という謳い文句を裏切らぬ内容。
孫悟空の出生から大鬧天宮(天界で大暴れ)の辺りは大胆にカットされている。
誰もが讃える蓬田やすひろの挿し絵を自分も讃えてしまう。やんちゃ坊主のような悟空。慈母の如き三蔵。小心かつ狡猾そうな初期八戒。遠近法を廃し、平行線の組み合わせで描かれた建物の内装が浮世絵のおもむきだ。
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いままでで一番美しい「西遊記」――この紹介文に惹かれて。
文学的表現が素晴らしいのか?と思ったら、こんな愛らしい悟空は初めてだ。ふわふわとした素直でまっすぐで、そして孤独な小猿。
三蔵法師が悟空の能力に恐怖し、未熟だと自分を責めるあたり、非常に親近感を持った。
三蔵法師の孤独もそうだが、それぞれの生い立ちがぐっとくる。ぐっとくるが、やはり健啖家八戒は身近な人にあてはめて感情移入しすぎるためか、まだまだ好きになれない。沙悟浄は人間だったのかぁ。妖怪・化け物になってしまったものを従者にしたり助けたりする一方、やっつけ殺してしまう化け物がいる。んな殺生な(。。)