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一冊目がボロボロになってしまったので二冊目購入。ふと思い出しては読んでいる。とても讀みやすい。他の譯本もあるけど、こんなにすんなり讀めるのは他に無い。
人間何度同じことをくり返せば氣が濟むのかしらとバカらしい氣分になってくるよ。
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ネタ帳として買ってみたら思いの外、面白かった本。「結果さえ良ければ手段は常に正当化される」という言葉もどのような場面を想定して書かれていたかをちゃんと読めば真っ当な思想なのだと感心すること頻りです。
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歴史小説を読んでて出てきた単語「マキャベリズム」とはなんぞや?という疑問から辿りついた一冊。
「マキャベリズム」とはマキャベリという人が残した『君主論』という考えから生まれた言葉です。
そのままのタイトルの本も出てますが、それがまた訳注が多くてイヤンなんです。
その時に見つけたのがこれでした。
「これは!」という一文が非常にわかりやすくまとめられてます。
歴史小説好き、これから支配者になりたい時、知ったかぶりたい時などにお役立ち。
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「マキアヴェッリズム」の語源となったマキアヴェッリの語録集。
「君主論」、「政略論」、ほか手紙などから取り出した彼の言葉を抜粋が政治とはと問い掛けてくれるだろう。
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『ローマ人の物語』もそうだが、塩野七生ほど、読者のことを考えて本を作ってくれる人も珍しい。感銘しました。好きな言葉は人それぞれだろうが、すべての言葉が示唆に富んだ一冊。
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世界史で出てきた人名。その著作名も覚えた。では、実際にその中身は読んだのか?
こうゆうケースは多い。
本書はマキャヴェッリの君主論を読む前のジャブになる。もちろん、この本単体でも面白い。
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マキアヴェッリの著作「君主論」「国家論」へのとっかかりにいいかもです。これで興味を持ったら、実際にマキアヴェッリの著作(和訳)や研究書へどうぞ(私は挫折組)
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心に残った言葉「衆に優れた人物は、運に恵まれようと見離されようと、常に態度を変えないものである」
マキアヴェッリ曰く、運命に振り回されやすい性向は、受けた教育の結果であることが多いとのこと。当たり前のことだけど、学校教育に限らずどんな教育を受けてきたかはその人の人生を決定的に決めてしまうんだよな。
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大学で哲学の授業にマキャヴェリが登場しし、ちょうどそのとき本屋で偶然発見し購入。おもしろかった。好きだな〜語録とが格言とか。塩野七生さんもこれが最初に読んだ本かな?塩野さんとの出会いの本でもありました。
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マキアヴェッリはその言葉を知るまでは、「権謀術数」の権化であるかのようなイメージがあるが、このマキアヴェッリの「君主論」や「国家論」から抜粋した文章を読んでみると、意外にまっとうで人間洞察力の鋭い人物であったな、という気持ちが湧いて来る。
「なぜなら、なにごとにつけても善を行おうとしない者は、悪しき者の間にあって破滅せざるを得ないからである。それゆえに、自分のみを保とうと思う君主は、悪しき者であることを学ぶべきであり、しかもそれを必要に応じて使ったり、使わなかったりする技術も会得すべきなのである。」
善悪であれば、圧倒的に善がいいことだという定型的思考に、大きな疑問が湧くようになったのは、この「マキアヴェッリ語録」を読んでからであった。
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へたな解説をいれられるよりも「原文抜粋」というこう形の方が、読者が自分で考えることができるからいいですね。
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大学の1回生のときに出会いました。塩野七生さんの歴史論は個人的には異論反論だらけなので、あまり好きではないのですが。「君主は、よい気質を何から何まで現実にそなえている必要はない。しかし、そなえているように見せることが大切である」とか「総じて人間は、手にとって触れるよりも、目で見たことだけで判断してしまう」とか、これでもかというくらい現代にも通じることばが盛り沢山。ってか、実はいま手元にないのですが・・行方不明。また買うか・・。
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あまり深い考えもなく駅のキオスクで買い求めた本ですが、すごく考えさせられました。
著者の塩野七生氏は「マキアヴェッリは要約してしまうほど難しいことを言っているわけではない。原著になるべく近い形で、という理由から要約ではなく、抜粋という形式にした」と述べている通り、マキアヴェッリの思想がするすると理解できていきます。
政治とは、統治とは?ということに関して、人間はほとんど進歩していないのでは?とさえ思います。
ビジネスに当てはまる論点もいろいろあり、非常に参考になりました。今後も何回も読み返す本だと思います。
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P71
君主たる者、野獣の性質をも持ち合わせていなければならないというその野獣についてだが、わたしは、野獣の中でも狐とライオンに注目すべきであると思う。
ライオンだけならば、罠から身を守ることはできず、狐だけならば、狼から身を守ることは出来ないにしても、狐であることによって罠から逃れられ、ライオンであることによって、狼を追い散らすことができるからである。
罠を見ぬくには狐でなくてはならず、狼を追い散らすには、ライオンでなければならないということだ。
ただし狐的な性質は、巧みに使われなければならない。非常に巧妙に内に隠され、しらっぱくれてとぼけて行使される必要がある。
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マキャベリズムというとネガティブな印象を持たれやすいイメージがあるが、リーダーはロマンと同時に現実を語れなくてはいけない。
熱い心を伝えると同時にどこか残酷で冷静な目を持っていなければならない。
とくに、国というたくさんの人々の生活を背負って立つ人であればなおのことだ。
そういう意味でもっとこのマキアヴェッリという人を再評価してもいいのではないかと思う。