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こうさぎがおかあさんからうさぎの「ぎ」をおしえてもらっています。
これをきっかけに文字に興味をもちはじめたこうさぎは友だちのきつねくんに話すときつねくんもまたりすくんも興味をもちはじめます。
優しい優しいおはなし。
文字を覚えるにはまず自分の名前からにするといいですね。
自分で物語が読める頃に出会うといい本と思いましたが、文字に出会う前の子供さんへの読み聞かせによいと思いました。
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このさきゆきどまり、とかいたたてふだがあって、こうさぎが、そのうしろにあるどろぼうのいえをみつけて、つかまえた。ゆうきがあるな、と、おもった。
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手に取る機会があって読んだ。
うさぎの ぎ、きつねの き
えほんのなかから さがしだせ
けんかのあとの ごめんなさい
このさき ゆきどまり
おてがみだした おへんじもらった
字が書けるようになるおはなし。
「きつね」が書けたら「つき」も書ける、という喜びを感じました!
また、「ごめんなさい」のお手紙のところも、よくあるけれどよかったな。
一年生か二年生のとき、上級生のお姉さんから手紙をもらって嬉しかったのを思い出したりしました。
えりまきやくるみが出てくるので、秋にいいと思います。
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うさぎのおかあさんがやさしくひらがなの書き方を教えてくれて、てがみまでかけるようになるかわいいお話。ひらがなをおぼえた子に。
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遠くに住むおばあさんから、手紙が届いたよ。ひらがなをならったばかりだからお返事を書こう。うまく書けるかな?
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)
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字を習う行程や覚えるスピードってそれぞれ違うもので、できるようになってしまうとできなかった自分を思い出せないものじゃないでしょうか。
字を書ける子も書けない子も、読める子も読めない子も、文字を1文字ずつ覚えていくこうさぎたちにきっと親しみを持ってくれるものと思います。まだ知らないことも、習っていることも、なかなか書けないことも、恥ずかしいことじゃないんですよ。