紙の本
読みやすい解説で良いですよ。
2017/09/22 06:12
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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本名画を取り扱った本を何冊か見たものの・・・購入する気までにはなりませんでした。けれどこちらの本は大人でない学生でも読めるような、興味を持って読める内容になっています。小難しく書いてあると途中で読むのに疲れてしまうので、挿し絵などもあってお堅くなく読めます。日本名画に触れてみたい方などの最初の一冊に向いています。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古今の日本画が、詳しく紹介されていて、よかったです。歴史的なことにも興味が湧いてきました。写真がきれいで、楽しめました。
紙の本
日本画の見方
2020/06/07 20:01
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史的な日本画から近代日本画まで、日本画の見方や意味を分かりやすく解説してあります。
教科書や美術史の本でよく目にする絵画が多く「これ、こういうことだったのね」って興味深く読めます。
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日本史で習ったような有名な人が多かったので思い出しつつ読みました。絵師の人生のページが絵師の違った一面も見れて面白かったです。
絵の写真が小さいのがちょっと残念でしたが、入門ということで文もわかりやすくてよかったです。
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もともと関心があった西洋近代絵画に
ときに日本画の影響があったりするけど、
意外とちゃんと日本画のことを意識したことがなかったなと
思い立ってちょっと触れてみることに。
広い範囲を浅くさらっているので、物足りない部分もあるけど、
とっつきやすく入門書としては優れているのでは。
強いて言えば図版は頁全版を使って欲しかったかな。
幻冬舎の「知識ゼロからの~」シリーズは
色々興味が散漫で表面をなでればご満悦な
私のような人間には良書がちょこちょこあって嬉しい。
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まだまだ西洋絵画以上に日本絵画に疎いため、タイトルに勇気づけられて読んでみました。
著者は「なんでも鑑定団」でお馴染みの鑑定士。
この方、日本美術を学んだ生粋の専門家だと思っていましたが、上智大学ロシア語学科の出身と知り、その意外さをおもしろく感じました。
美術の世界は政治とは別のもののように思えますが、狩野永徳は信長に安土城の障壁画の制作を命じられた時、弟に家督を譲って参上したことを知りました。
失敗すれば成敗されるかもとの覚悟の上だったとのこと。
絵を描くのも命がけの仕事だったことがわかります。
また彼は、禁裏屏風絵制作中に48歳で急死し、過労死かと言われているそうです。
狩野派の勢いをを盛りたてた人気者の悲哀を見ました。
昔の人は「懸腕直筆(けんわんちょくひつ)」という、筆をまっすぐ持ち、肘をわきにつけずにふわっと描く技法を使っていたものの、今では美術大学でもその描き方を教えていないのだとか。
時代の趨勢なのでしょうか。
尾形光琳が女好き、放蕩好きで借金まみれだったことや、葛飾北斎が「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」を72歳で描いたことなどが絵と共に紹介され、画家への親しみがわきます。
佐竹曙山は秋田藩の殿で、端正な絵画を残していながらも、豪華な遊芸に散在したため、藩の財政は貧窮を極めたという話から、絵の向こうに殿さまの趣味に振り回された藩と民衆の苦しみが透けて見えてくるようでした。
一番驚いたのは、横山大観の生きざま。毎日日本酒を3升飲むほど無類の酒好きだった彼は、戦時中、ヒットラーに贈る絵を描いたり、戦闘機を4機買って、それを陸海軍に献納したりしていたそうです。
画家のエピソードを知ることで大作が身近に感じられる効果。
これまでは、あまり区別がついていないような画家ばかりでしたが、一人一人の特徴がつかめてきたような気がします。
いつか俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一による「風神雷神」図を、3枚並べて観てみたいものです。
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日本絵画は最近好きになっているが、系列が頭に入っていないので、個々の作者で興味を持つようになっていた。この書籍で全体像がつかめるわけではないが、大まかな流派や流れを理解することができるので、今後の鑑賞の参考になると思う。
日本独自の流れ(これ自体が中国の影響があるだろうが)と、西洋の写実的な要素が混ざってくるとかなり面白くなってくる。
ただ、西洋が入ってくる前の北斎らの構図力はいまさらながらすごいと思う。どうやってそういう構図を思いついたのだろうか。
次の日本画の展覧会が楽しみになってきた。ちなみに、もっと知りたいのであれば、個々の作者のことを深掘りしたものを見た方がいいのだろう。
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読書録「知識ゼロからの日本絵画入門」4
著者 安河内眞美
出版 幻冬舎
p43より引用
“これだけ日本画に「金」が多用された理由
の一つとして、光を反射させて部屋を明るく
する、家具としての用途が考えられます。”
目次から抜粋引用
“狩野派
曽我派
浮世絵の先駆
文人画・南画
近代日本画”
テレビの鑑定番組で馴染みとなった、日本
画美術商である著者による、日本画を楽しむ
ポイントをまとめた一冊。
水墨画から浮世絵まで、流派や分類の中心
となる作者の人生も交えて解説されています。
上記の引用は、安土桃山時代の日本画に多
用された金色について書かれたコラムでの一
節。見栄えだけでなく、実用性も考えられて
つくられているのですね。
現在と違って、室内を照らす明かりも少ない
時代ですから、こういう工夫はより価値が高
かったのかもしれません。
このような本で見るだけだと、どの絵も同
じような大きさになってしまいますが、その
絵のサイズを確かめると、是非実物を見たく
なるようなものがたくさんあります。
40cmx16mある雪舟の山水画や2m四方以上ある
横山大観の富士山の絵などは、実物を見てみ
たいものです。
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タイトル通りの日本画入門書
フルカラーで、歴史的に有名な日本画家を一人、そしてその作品を一つピックアップしている。
時代は雪舟~上村松園まで
内容はそれほど濃くないものの
初心者にもわかりやすく、そして日本画に親しみを持ってもらうような構成になっていると思う。
これを読んでもっと知りたいと思う人は他のもっと専門的な本に手を出したらいいんじゃない?くらいの内容
それでも画家のちょっとした面白エピソードなども挟んでいてよかったし、本当に日本画の知識そんなにない人向け。さらりと読めて面白かったのでよし
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時代の流れに沿って、流派を挙げ、その代表する作家を紹介する形式。作者1人に一つの作品しか掲載されてないのが少し寂しい。
各作品にかいてあるモチーフと見所の欄がおもしろい。初めてだとなかなかどこを見ていいかわからず、ただ漠然とみてしまうが、この視点を持って見ればかなり日本絵画を楽しめそうな気がした。
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2019/7/15 30人の日本絵画家を4ページて紹介。やはり風景画、北斎のアイディアが最高か。月岡芳年も面白い。★4
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鎌倉時代後期(水墨画の雪舟等楊、長谷川等伯)から明治時代(近代日本画の狩野芳崖、横山大観、竹内栖鳳、上村松園)までの、巨匠30人の時代背景・作品・画家の人となりがわかり易く解説されている。
筆者曰く、日本絵画とは一本の線から始まり、鑑賞眼を養うためには、1)知識2)絵の空気感を見抜く目を持て、という。
個人的には、葛飾北斎、伊藤若冲の大ファンである。
早速、日本三大浮世絵コレクションへGOである。
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タイトル通り、知識ゼロから代表的な作家とその作品を知れるのがありがたい。
途中途中で時代が前後する部分もあり、読んでて全体感が見えにくい。
ただし、入門書としては敷居が低いのと、画商ならではの視点でコメントされている点が良い。
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室町時代の雪舟から、明治の横山大観、上村松園まで、日本画の重要作家の作品を概説。
なんとなく情報量が少なくて、ぴんと来ない項目もあるが、入門には良いと思う。
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日本画の流れが、ざっくりつかめて良かった。歴史の資料集で見たものと浮世絵くらいしか知らないな‥という状態だけど(そしてそういう人多そうだけど)、それ以外でも面白いのがあるな、と知れた。コラムは真贋とかの話ばかりだったけど。