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ずっとずっとそばにいるよ みんなのレビュー
- やまもと やすひこ (作), ほんだ てつや (絵)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:芸文社
- 発売日:2009/03/25
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絵本
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紙の本
ふれあうことができなくても、つながっているということ
2009/08/17 00:08
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストレートなタイトルに惹かれて手に取ったところ、
表紙につぶらな青い瞳で遠くを眺めるねこがいた。
『おかあさんになったノラ』の続編
ということだったので、2冊とも連れて帰った。
こねこのロロがひとりで空を見ていると、
雲がクジラになって、イルカになって、カバになって、
カバの目がだんだん大きくなって・・・おかあさんになる。
おかあさんの雲を追いかけるロロは、
後ろ足で立って、前足を上に伸ばして、宙をつかもうとする後姿である。
その頃、おかあさんのノラも空を見ていた。
雲はゾウになって、ウサギになって、
ウサギの目がだんだん大きくなって・・・ロロになる。
ノラも後姿だ。
ほんとうはノラには5匹の子どもがいたのだが、
いちばんやんちゃだったロロはあるときいなくなってしまったのだった。
くっつくようにみんなでまあるくなっているねこたちの絵。
おかあさんにべったりとくっついているロロの絵。
ぎゅっとくっついてひとつの輪のように。
ときどき ロロがいない ロロに会いたい、
はりさけるような気持ちが おしよせてきます。
ロロは、たどり着いた先で、
ハナに会い、きょうだいのように良く暮らしている。
お母さんを知らず一番星を母と思うハナ。
2匹で空を見上げる。
空を見上げるシーンが多い本作のねこたちは、後姿が多い。
お母さんを知らないハナに語りかけるロロの言葉は、
ロロが自分自身にかけている言葉でもある。
ふれあうことができなくても、
自分を思ってくれている存在とは
確かにつながっているのである。
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