- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
11 件中 1 件~ 11 件を表示 |
紙の本
宮沢賢治の心のつぶやきを聞いてみよう。
2009/04/27 23:05
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治童話集は『注文の多い料理店』他、9作品の童話集です。
『注文の多い料理店』は、何度読んでも怖いこわい物語です。だって、二人の顔が紙くずのような顔になって、もとに戻らなくになってしまうのですから。
あとがきに『賢治をたのしむ』と題して、椰月美智子さんのエッセイが載っています。
宮沢賢治童話集の読み方として、次の三点をあげています。
オノマトペ(擬声語)をたのしもう。
ネーミングのすばらしさを堪能しよう。
賢治の心のつぶやきを聞いてみよう。
『やまなし』の作品は、ネーミングのすばらしさを堪能できます。小さな谷川の青じろい水の底に住む親子蟹の物語です。兄と弟の蟹が、つぶつぶと泡を吐いておしゃべりしていると、突然、鉄砲弾のようなものが飛び込んできます。いきなり起こったことに声も出ずにいると、お父さん蟹がやってきます。
「こわいよ、お父さん。」
「いいいい、大丈夫だ。心配するな。そら、樺の花が流れて来た。ごらん、きれいだろう。」
青じろい水の底を幻燈のように映し出した文章が素晴らしいです。
新たな宮沢賢治の魅力を知った作品は、『ビジテリアン大祭』です。ビジテリアンの大祭をニュウファウンドランドのトリニティの港に着いて、ヒルティという村で、世界中から集まったビジテリアン(動物質のものを食べない)派の大祭をするお話です。その大会の式次第に「論難反駁」という項目があります。ビジテリアン派と反ビジテリアン派が反駁します。どういう展開になると思いますか。おもしろすぎます。
宮沢賢治は詩人であり、童話作家であり、科学者であり、農業技術者であり、農学校の教師でもあります。宮沢賢治は自然界すべての生命体と交信できる天才です。いつの日か、詩・『永訣の朝』を読んでみたいと思います。
紙の本
名作をもう一度
2017/01/14 13:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でぃー - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生のとき、国語の教科書に掲載されていた「注文の多い料理店」を大人になった今、もう一度読み直してみたいと思い、この本を手にした。当時はよく物語についてよくわからなかったことも、改めて読み直すと何故か新鮮な気持ちで読める。「注文の多い料理店」のほか、「よだかの星」「やまなし」「セロ弾きのゴーシュ」など諸名作が収録されている。
11 件中 1 件~ 11 件を表示 |