紙の本
中二病設定を“ほぼ”嫌味無く上手に活用した王道作品
2009/11/03 18:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボットとメカのアクション、学園ハーレムラヴコメ、鈍感にも程がある超ニブチン主人公、ヒロイン達はみんなツンデレ、背後にちょっと不穏な動き、生きる伝説の持ち主……最近のラノベの王道を往く作品である。そして全編まさに中二病設定である。
とかくイメージが先行する「中二病」だが、これ自体は何も悪くない。広義的にはほぼ全てのラノベ作品に大なり小なり加味されている。要は、作り手からすればストレートでど真ん中に投げ込むか、さり気なく変化球で見せるか、隠し球でこっそり持ち込むか。つまり、どう見せるかであり、読み手がどう受け取るかである。厄介で困るのは作り手が完全に罹患してしまい、自己満足な妄想ワールドを無自覚にだだ漏れ展開される場合であり、設定としてきちんと把握・理解したうえで使いこなすのであれば絶妙なスパイスに成り得るものと考える。この点において、少なくとも本作では読み手を楽しませようとする作者の意気込みが伝わって来るので上手くいってると思う。結局は面白いか否かであろう。また、作品世界全体にも、主人公にも、各ヒロインにも、その全貌こそこれからではあるが、それぞれに背景というか奥行きをきっちり持たせていることも好材料。続きを楽しみにさせている。ただ、ほぼ唯一、主人公の『なんで?』の連発にはちょっと辟易した。女の子の感情の機微にはきちんと反応できるのだから、そこから少し頭使ってその理由を考えなさいよ察しなさいよとツッコミたくはなる。まぁ、実際はデレデレなヒロイン達に比べて一番正統的なツンデレが実は生きる伝説の勇者たる主人公の姉だったりする配分もまた悪くなかったりするのだが。でも、コレ女性が読んだら「ここまで男にがっついたりしないわよ、馬鹿にしないで」とか言わるのかも。主人公ほとんどJ系少年だもんなぁ……ん、逆にこれが良いのか?
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中古待ち
⇒まんだらけ 315円
ちらっと覗いたら420円から315円に値下がり!
これはとおもい購入。
まだ出だしの部分だが読み応えはいい感じ。
どんな展開になるんだろ。
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2.5
あいかわらず、ラノベの男主人公は鈍感ですね
そして、ヒロインは取り扱いが難しいというか小難しいというか
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IS学園、そこは世界各国から少女たちが女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」の操縦者の候補生を集めた学校である。
ーーなのだが、男なのになぜだかISを起動することができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。
幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた学園疾走アクションラブコメディ!
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ISという兵器(女性しか使えない)をなぜか使うことができる主人公を
中心とした典型的なロボット&ラブコメ
主人公は恋愛に鈍感すぎ
まぁ良くも悪くも王道って感じのラノベだった
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SFのようでファンタジー。兵器の性能、特性とその背景について説明がなされないのが、どうにも気になってしまう。
それを吹き飛ばすくらいに女の子がかわいいのは、アニメで見事に魅せられましたが。
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主人公補正がありすぎの作品です。
女の子にモテモテ(そもそも学園に男が一人だけ)
初期設定の機体で普通に一国の代表クラスと互角に戦っている。
とあげたらきりがないほどの主人公補正がハンパない感じでした。
ただ、最後の戦闘の展開が、かなり気になる終わり方だったので、今後の展開しだいでは化けると思われます。
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アニメを見てバトルがはやいなぁと感じてましたが、原作でも同じな印象。もうちょっとバトル描写長くてもいいかなと思いました。
完全なハーレムものでなかなかたのしみです。
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2011/1よりアニメ化。1巻はアニメの1話〜4話分を収録。
女性しか操縦できないはずの<IS>を動かしてしまった男「織村一夏」。彼はめでたくISについて学ぶための高校であるIS学園に入学したのだが、全校生徒で男子はただ1人だった。
そこで幼馴染と再会したり、少し生意気なクラスメイトと勝負したり、転入してきたこれまた幼馴染と勝負したり、その3人が主人公を取り合ったり。
ロボット要素はあるけど、ラブコメの方が強い感じ。ロボットものと思って読むと少し物足りないかも。
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某PCゲーム会社で書いていた著者の初ラノベ。アニメ化したので読んでみました。ちょっと設定に無理やりなところも見受けられますがこれからどうなっていくのでしょうかね。あとセシリアオルコットちゃんマジ可愛い。
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アニメが終了したタイミングで最初から読んでみたのだが、思った以上に文体がライトでサクサク読めた。
読み応えという意味では物足りなさが残るが、設定自体は練られているし、キャラクターもシンプルで分かりやすいので読んでる上での突っかかりがないのが印象的だった。
個人的には戦闘描写においてはもう少し描き込んでもよいのではと思うのだが、おそらく本作のポイントはラブコメ方面に進んでいる感じなのだろう。
また、ゲームのシナリオライター出身ということで、文体と表現の手法はその影響が色濃く出ているなと思う。ギャグ部分なんかは特に。これは少し人を選びそうな感じだった。
総じてライトに読んでライトに楽しむ作風として作り上げている印象のため、ライトノベル系の導入にはちょうどいい作品ではないだろうか。
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ゲームテキストな雰囲気が出てる文体。少しくどいネタな部分もあるけど十分魅力的なキャラ。アニメの力とビジュアルもあるけど続きも読もうという気になった。学園物が好きなら読んで見てもいいかも。
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えぇと、微妙に「ネギま」あたりを思い出しますね。(^^;
ラノベでありがちなハーレムもの。(^^;
ただし、主人公の男子があり得ないくらいに鈍感というか、フラグクラッシャーというか、そういう設定になっています。
学校の全女子からもてる展開になりそうな所を、専用機持ちの 2 人 + 幼なじみから強烈にアタックされる展開にして、それ以外のモブキャラはあまり前に出てこないようにしているのが、上手に整理しているところでしょう。
各 IS 毎にずいぶんと違った性能を持たせているので、戦闘シーンも結構いい感じに描かれているのも好印象です。
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(ストーリー)
究極の最終兵器、インフィニット・ストラトス(通称)IS)は、女の子しか操縦できないロボット兵器であったが、なぜか男の子の一夏(いちか)は操縦できる。てなわけで、IS訓練校に無理矢理入らされた一夏は、そこで幼なじみ2人と、タカビーなイギリス少女と出会うのであった。
(感想)
話の組み立ても面白いんですが、女性ばかりが優位にある世界の設定に、矛盾や無理矢理感がないのは見事です。それに、一夏がはじめてロボットに乗るシーンは、ほんとうにわたしもロボットに乗ってる感覚になって、描写力、臨場感が非常に強い。
ただ、キャラクターはかぶりぎみ(笑)
セシリアと鈴は同じようなキャラクターですよね……。もうちょっと性格をきっちり分けた方がいいような気がする。
箒は、どことなくGOSICKのヴィクトリカっぽいところがあります。ツンデレで、居丈高で、ちょっと純情なところもある。
のっけから、世界設定の基本をおびやかす敵ロボットが現れたりして、話自体もなかなか起伏があります。ちんまりしてないところがいい。
敵の正体はなにか、目的は? 謎のままに終わってしまったのが不満です。
続きが早く読みたいなー。
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アニメ第2期の放送も決定した"IS〈インフィニット・ストラトス〉"の第1巻。鈍感な主人公が色々なタイプの女の子と知り合いになるハーレム展開にロボットバトルをつけてみましたという話。原作者がもともとゲームのシナリオライターをしていた経歴を持っているので、そういったゲームの雰囲気が色濃いです。主人公、一夏の一人称の語りとか表現にやや難があって小説として読むにはちょっとつらい部分もあります。本作に興味のある人は、とりあえず原作を読むよりアニメを観たほうが数倍面白いと思います。