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ベッキーさんシリーズ第3弾。
表題を含め3編収録。今回も面白かったです。芥川とかの話がすごい。
なんとも切ない読後感ですが、これで終わりかとおもうと哀しいです。
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ベッキーさんっていう女の人の話。オール讀物で読んだのが本になってた。
内容は、詳しく覚えていないけどソコにいないはずの人がカメラに写っていてその謎を解いたんだ。
短編集らしいけど表題作しかよんでません。
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200904 ベッキーさんシリーズの最終巻。謎解きもさることながら、生活のディティールの描写がいい。最終話のオチのつけ方はよかった。
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北村さんらしい綺麗な文章。
ベッキーさんんと私シリーズもこれで最後とのことですが、
まだまだあってもいい。
ちょっと物足りないくらい。
それにしてもラストが切なく、甘酸っぱかったです。
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「ベッキーさん」シリーズの3作目。中編3編。どうやら完結編らしいんですが、どこがどう「完結」したのかまったくわかりませんでした。この人って結局「空飛ぶ馬」の頃からほとんど変わっていないんじゃないかしら?
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レトロな喫茶店の描写があって、「なんともレトロですごく良いなぁ」と思ってたら
主人公が「モダンな」って言ってた(笑)。
…そうか七十年も前の話だったか。それともたった七十年前なのか。
(以下ネタバレ)
このシリーズは、読んでいてなぜが胸がざわざわすると思っていたら
あの事件に繋がる話だったのか。
歴史詳しくないけど、あの将校さんもかえってこない人なんだよね。
繋がるはずのないの電話
話せるはずのない人との会話
最後に話せた事はよかったことなのかな
二人にとってしわあせだったのかな
透き通る三稜玻璃
黄色いなのはな
緑の中のまっ白な鷺
降りしきる雪、雪、雪
日本語って綺麗だなぁって思った。
ベッキーさんの語った言葉をなんども読み返した。
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ベッキーさんシリーズ、なんだか完結らしい。え〜やだ!
ところどころにでてくる歴史と文学、いいなあ。
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シリーズ完結編…だそうですが、こういうラストだとは思っていませんでした。帯に二月とあったので、薄々と予感はしていたのですが…。ラストシーンの中に取り残されてしまったように、真っ白な雪と轟々とざわめく渦の中にいるようです…。
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若月さぁぁぁぁぁん!!!!
まさか最後の最後にあんな結末がまっているとは・・・。
一編一編の中編が一つの話として綺麗に簡潔しながら、全てが最後の為の伏線でもあったなんて。
この為に桐原道子嬢のお兄さん(名前をど忘れ)とベッキーさんとの会話もあったのかと思うと、もう・・・。
形にもならなかった英子嬢の恋が辛すぎる。
それにしても、この話でこのシリーズも完結なのは、寂しい。
もっともっと読みたい思いもあるけれど、これ以上このシリーズに取って、完結するのに良いタイミングは無いと思う。
美しく完結を迎えてくれたことを嬉しく思うと同時に、あまりに切ない、そしてその後の暗澹とした時代をはっきりと感じさせる結末だけに痛みも残る。
昭和十一年の二月というところに、最初は全然気付かなかっただけに、気付いた時の衝撃は本当に凄まじかった。
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そこでラストこうくるか!っていう。うなったー。前二作に比べてミステリ要素は低かった気もするけど、時代というものに圧倒される。
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◎第141回(2009年度・上半期)直木賞受賞作品。
◎週刊文春ミステリーベスト10 2009年国内第3位。
◎本格ミステリ・ベスト10 2010年版国内第6位。
◎ミステリが読みたい!2010年版国内第6位。
2009年7月30日(木)読了。
2009−74。
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発売と同時に買ったけど、ずいぶん長く「積んどく」だった作品ですが、直木賞候補になったし、発表される前に読んでしまおうと、手にしました。
「街の灯」「玻璃の天」に続く、良家の令嬢・花村英子とそのおかかえ女性運転手・ベッキーさんが主人公のミステリー第三弾です。この作品は昭和9年から11年に至る昭和初期が舞台。第1作では銀座の老舗も出てきて楽しめました。世の中は風雲急を告げるような時代で、次第に戦争への道を突き進む時代と言うことで、未来を知っているものが読むと言う形になり、そこがまた面白いのかもしれません。
その読者側がそのまま現地に行った蒲生邸事件なんて言うのも、同じような楽しみでもありますが、こちらの作品は、何と言っても英子さんとベッキーさんのコンビが魅力的であります。でも、ミステリーとしては、少々物足りない。昭和初期のお嬢様にはこれくらいがちょうどいいような感じもします。1作目から、その次にはさらに活劇みたいなものを期待していましたが、それはこの物語の先にあるのかもしれません。
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直木賞とりましたね。北村薫さんがまだ受賞していなかったとは・・・。
このシリーズ完結編なのですか? まだ続編が読みたいです。
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祝直木賞! 北村さんとの出会いは高校の図書室にあった「六の宮の姫君」でした。それから怒涛のように他のも読んで、という。好きな作家さんを三人挙げよ、と言われたら、恩田さん、梨木さん、北村さんを挙げるくらい好きです(一人には絞れない……)。
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まず、表紙のイラストが実に好みだ。この本はそこから始まった。
そして読んでて「何?ベッキーさん格好良いじゃないですか?」となり、最後に「ああ、そういう時期になったんだ」と思った。
一度、長編で読んでみたい気がしなくもないけど、この作品は女学生の英子さんであるからこその魅力があるんだろうなあとも、思わずにいられないです。
後、お兄ちゃんに何があったのか知りたいものだ・・・。