落とし穴に気をつけて
2015/11/30 03:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の語り手の言葉を受け取りながら、読者は頭の中でイメージを組み立てていく。しかしこの小説の語り手を100%信頼してしまうと、思わぬ迷路に迷い込んでしまう。そんな見えない仕掛けを描くのが作者はうまい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
典型的なイヤミスのお話です。イヤミス読みたい方にはオススメですが、イヤミス嫌いの人には、ちょっとねえ、の内容でした。ホームレスの「ボク」が、食料を探していた神社で、小学生の麻由から食べ物を貰うところから。これが始まり。
投稿元:
レビューを見る
あとがきにもあるが、とにかく「不快感」が残る作品。
最初から最後まで「不快」。
でも、ここまで行くと逆に心地いいかも。
3章からなる物語は、章ごとに視点が変わっていく。
第1章では、成り行き上、ホームレスになってしまった「ボク」と小学生の女の子の交流が描かれ、第2章では、第1章で「ボク」と名乗っていたホームレスを匿う調理員の女性の心理状態が、詳しく描かれる。
そして、第3章は・・・
きっと、読む人次第で見方は変わると思う。
本当に普通の人間が、何かのきっかけで見事に「転落」する様を見事に描いた作品。
投稿元:
レビューを見る
作者の仕掛ける途中の巧妙な展開に思わず感心。
前半の内容は、たとえホームレスになったとしても、多少生きていける自信がつく(?)作品(笑)
投稿元:
レビューを見る
最初若干騙されて自分的には衝撃を受けましたが、でも、つまらん…なんか自分だけで楽しんでる感じがする。
投稿元:
レビューを見る
ホームレスになった僕。とある神社で小学生からお弁当を渡される・・・そして「餌付け」が始まった。共犯関係となる僕と小学生だが、その要求はエスカレートする。そして・・・最悪の結末が・・・。
僕は、なぜホームレスになったのか、そして本当の結末とは・・・。
帯をみて、楽しそうだと思ったのですが・・・それほどではなかった。
投稿元:
レビューを見る
中盤までは面白い。いったい彼女たちの間に何があったのか、はたして「ボク」はどうしてホームレスになったのか、すごく気になって先を進めていたけれど、特に衝撃もなく、いきなり幕切れ。読者の呼吸というか、リズムをとことん無視した話の運び方だったという印象を受けた。因果関係がちょっと飛躍すしぎというか。ミステリとしてはもっと説明するべきところがされておらず、テーマにしてもいったいどこに焦点を当てたいのか、読み終えてわからなくなってしまった。無関係な人々の身勝手で下品な中傷かがもたらす悲劇を書きたいのか、女と女の確執を書きたいのか、人間の転落していく姿を書きたいのか。どれも書きたいんだとは思うけれど、どれも中途半端すぎて、心に響くものがない。
投稿元:
レビューを見る
いやいや...なかなかに不快感を伴う
黒い内容の作品でしたねー。
変則的に書かれた叙述ミステリーと
サスペンスの組み合わせが読む者の
感情を逆撫でするように追い込んで行きます。
偏見かもしれないし誤解かもしれませんが
この不快さを書けるのは女性ならではのものの
様な気がします。
そもそもの事件のキッカケとなる過去の女性同士の
関係性からして妬み、打算、復讐といった感情的な
動機が既に理解を越えています。
理解させずとも読み切らせるパワーのある作品なので
なお質が悪い(笑)。
ホラーの怖さとは違って纏わり付く粘っこい怖さが
ある作品。
投稿元:
レビューを見る
確かに不快感の残る話でした。
面白くないわけではないが、私は好きではない。さあどうなるんだ?と思いながら読んでいると最後でえっそれだけ?となった。
投稿元:
レビューを見る
物語全体の底流を通して流れる悪意に飲み込まれそうになりますね。
63ページの「絶対大丈夫…」が発せられた背景が何ともいえず、嫌な感じでした。
投稿元:
レビューを見る
多分、、女性作家だから男には理解できない心理などがあるんだと思う。
いまいち納得感が得られない展開だった。大筋では面白いんだけど、いろんな所で「?」なとこがある。いくつかの疑問は最後に解けるけど、それらをスタックしたまま読み続けるのはなかなか疲れる。無駄な描写も多すぎかな、それが無ければ少しは良かったかも。
投稿元:
レビューを見る
少し突拍子もない感。
「ホームレスに転落してしまった"ボク"」と「幸せな主婦から転落してしまった"私"」という設定は面白いし、ストーリーの運びも良い。
あとがきに書いてあるような"不快感"は読んでる時にはなかったんだけど、読み終わって不快感のみが残った感じ。
投稿元:
レビューを見る
全体的に、女性的な悪意に満ちてた。
中盤まではテンポよく読めたけど最終章が微妙すぎる。
納得いかない。
あとがきにもあるとおり、
良くも悪くも「不快感」が残った。
散々振り回されて、放置された感じ。
結局、この作品、私は好きじゃない。
この作者さんの作品は初めて読んだけど合わないのかも。
投稿元:
レビューを見る
序盤から中盤にかけての設定は斬新で
物語の展開も先が読めなくて非常に良かったけど
最後は別人が書いたかのように拍子抜けの終わり方。
まさに終盤にかけて「転落」した。
投稿元:
レビューを見る
本屋で「10年に1度のミステリー」として紹介されていた小説
期待しすぎたせいもあるが,全然おもしろくなかった