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竹青(ちくせい)荘 寛政大学
101 ハイジ 清瀬灰二
102 ユキ
103 走 蔵原走
104 ニコチャン
201 ジョータ・ジョージ
202 キング
203 ムサ
204 王子
205 神童
大家 田崎源一郎
柏崎茜
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箱根で走るシーンを全体の3分の1以上も使って書いているのに、それを感じさせない文章であっという間に読み進められました。いつもはダイジェストばかり見ていましたが、今度の駅伝は最初から最後まで見てしまいそう。
舞台も観たしマンガも読みましたが、それぞれ違う味があっていい感じです。
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最初はですね、期待してなかったんです。正直。
読むことにしたもの急遽映画の試写会に行くことになったから。
結末を知っている映画は観れるけど本は読めない私だし、
舞台の俳優も映画の俳優も結構知ってるコたちなので
読みながら勝手に混ぜて妄想したら楽しいかなって
めちゃくちゃ面白かった。
もう、もう、三浦しをんすげーーーーって感動。
映画楽しみ!舞台もDVDみたいなぁ
特に箱根はやばいくらい夢中でした。
すっごくどきどきして、ひとり走り終わると「がんばったね><」って泣きそうになって。
旅先で読んでたんですが、夢中すぎて本開くと眠気も疲れもふっとびました。
どうしてこんなにリアルに書けるの?ってくらいいきいきしてました。楽しかった!
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文庫化を待っていたのですが、買ってからもなかなか読めず・・・やっと読了。こんな私がしをんさんファンと言ってもいいのだろうか。でも、しをんさんのいいところが出てる作品だなあと思いました。というか、私の好きなしをんさんだ。理想主義だったりするところもあるのかもしれませんが、走るのが早いと楽しいだろうなあって心から思いました。それぞれのキャラもかわいくてよかった。でも、キャラの名前で遊びすぎじゃないのか(笑)ハイジとユキとクララは絶対狙ってただろ・・・と。でも、箱根駅伝、また見るのが楽しみになりました。
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大きいサイズの方を読了したんですが、文庫版も。
苦しい。つらい。熱い。そしてうつくしい。
単純だけど純粋で、
そして何より孤独なスポーツ。
チームとして仲間として個人競技に挑む。
彼らの人生のうちの青春における疾走感が大好きです!
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『まほろ駅前〜』の方がおもしろかったなぁ。。。。
って、読み始めは思った。
けど、何度も読み返すのはこっちかもしれない。
読後の爽快感がよいです。
駅伝にでたくなります。
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何年か前の本屋大賞で2位か3位くらいだったと思います
ようやく文庫化され著者の作品に初挑戦。まだ途中ですがおもしろそう。
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三浦しをんさんの作品を初めて読みました。
これは三浦さんが締切を意識せずに取材を重ねて書いた作品ということです。
マイミクさんの日記で知って、ずいぶん時間が経ったあとで、手に取りました。
箱根駅伝を目指す10人のランナーの話ですが、いわゆるスポ根ものではありません。
竹青荘という大学まで徒歩5分、家賃3万円のおんぼろアパートに住む寛政大学の学生たちが、色々な経緯から走るようになり、この即席チームが健闘して箱根駅伝に出場します。
あり得ない話だと思いますが、本当らしく作り上げた作者の筆力には感嘆しました。
竹青荘、彼らはアオタケと呼んでいますが、そこでは先輩後輩は関係ありません。
走は高校生のときに陸上部でしたがトラブルを起こして退部しています。
陸上部内での上下関係や監督との関係が嫌だったようです。
強いチームではどうしても規律が重んじられます。
走にとって、アオタケのチームは実力はなくても居心地のよい集団だったと思われます。
厳しくしないと試合に勝てない、楽しくなかったらスポーツをしようと思わない、色々な場面でこのジレンマには悩まされるところです。
チームのリーダーの清瀬が走に「長距離選手に対する一番のほめ言葉は何か分かるか」と問います。
それは「速い」でなく「強い」です。
天候、コース、レース展開、体調、自分の精神状態、色々な要素を冷静に分析し、粘る力、本当の意味での強さが必要とされると言います。
長距離は一生を掛けて取り組むに値する競技だと説きます。
500ページの作品ですが、箱根駅伝当日に後半の200ページが割かれています。
箱根駅伝は1月2日に東京から箱根まで走り、1月3日に箱根から東京に戻ります。
往復とも5区間で、1日に5人、合計10人が走ります。
東京大手町の読売新聞東京本社ビル前をスタートします。
湘南海岸道路や小田原を通り、5時間半ほどで走り抜けます。
復路は8時スタートです。
選手は3時に起床してウォーミングアップをします。
箱根駅伝というものがこういうもので選手や監督はこういうことを考えながら走っているんだということがよく分かります。
来春の箱根駅伝のテレビ中継が楽しみになります。
後半の200ページで寛政大学の10人のランナーひとりひとりにスポットが当てられ、彼らのことが描かれています。
10人の個性のかき分けも良くできていると言えます。
9区を走る走は、自分がこれまでになく走れているという感覚を持ちます。
純度の高い集中を感じ、心身に不思議な平穏と無感覚を持ちます。
完璧な走りを大言します。
ランナーズ・ハイとかゾーンという専門用語が出てきますが、この走っている走の姿は気高く美しいです。
わたしは走る話は好きです。
佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」も森絵都さんの「ラン」も良かったです。
自分の駅伝体験も、マラソン体験も思い出しました。
スポーツ、特に球技が苦手だった私が中学・高校時代に唯一得意だったのは駅伝・マラソンで���た。
この小説はとても良かったです。
ハラハラしながら読みました。
読後感もさわやかでした。
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箱根駅伝好きには心にくる小説です。
箱根駅伝が近づいてくると読まなくちゃ!と思って読み返すという(笑)。
大学に入って初めて陸上を始めた人でも楽しめる競技会であってもいいはず、と小説の中で解説者が言ってまして、本当そうだよなぁと思いました。
まぁ、現実ではそんなこと無謀だとは思いつつ、こんなチームが出てきたら絶対応援しちゃいますね。
そして、間もなく公開の映画も楽しみ。箱根の場面・・・緊張しそうデス。
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三浦しをんさんの作品は初めて読んだけれど、評判の通りとても面白かった。この小説を読むと漫然と眺めていた箱根駅伝に対する見方が変わると思う。一致団結して一つの目標に突き進むっていうのはとても羨ましい。それも生々しい利害関係のない、爽やかな関係というのは学生時代だからこそできることだよなーとも思った。なかなか分厚い作品だなと読む前は思ったけれど、読み終わってみるともっとメンバーの描写をしてもらえたらよかったなーと思った。それくらい読んでいて応援したくなる登場人物たちだったと思う。
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ハラハラしながら一気に読みました。
それぞれのメンバーが感じる悩みに共感し、
縁遠いイメージだった長距離という世界を垣間見る。。
近いものと遠いものを、同時に楽しめると言いましょうか。
彼らの「その後」が、もっと知りたかった〜。
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「そんな〜」と突っ込みたくなる所も有るんですけどね。それにパターン化され過ぎてると言うか、ある程度先も読めてしまう。でも純粋に読むのが楽しい小説でした。
キーワードで言えば「青春」とか「スポ根」とか。そういえば、ほぼ同時期に「一瞬の風になれ」と「RUN!RUN!RUN!」が発表され、何だか一時は陸上ブームと言えるような事態でした。その中でも、読んで楽しいのは、この「風が強く吹いている」です。
ただね、どうも「来るぞ〜」と判っていても涙腺を刺激するシーンが多いのには困ってしまいました。何せメインの読書は通勤電車の中なので。
もうすぐ映画公開されるんですね。さてどんなものでしょうか。
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映画にもなった、たった10人で箱根を目指す大学生たちの話。
天才ランナーの走(カケル)が主人公かと思いきや、チームメイト兼監督(正確にいうと監督とは違うが…)のハイジが主人公といっていいのかな、目立っている。
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何のためにこのレビューを書くのだろう? 何のために? 誰のために?
もし、この作品の批評を、感想を、推薦文を書こうと思う人物がいるとすれば、それは思い上がりでしかない。
この文を読むならば、もう、その前にこの本を手にしてほしい。
どんな批評も、感想も、推薦文も、この本の魅力を伝えるには値しない。
この本の魅力は、ページを開き続けることでしか伝えられない。
だから、何も知らず、文庫の裏表紙の解説も読まず、とにかくページをめくってほしい。
そんな、レビューを書くことに意味をなさない本に出会えるとは思ってなかった。
レビューを書かないことを最大の賛辞として、泉として書き始めてから初めての★5つを贈ります。
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う〜ん。おもしろくねえ。
300ページ目で中断。気が向いたらまた読み始めるけど。
こういうのはマンガとかでやればいいんじゃないの?なぜ文字でつづっていく必要があるの?っていう。
三浦しをんとか、ちからのある作家が、こういう安易な方向で小説を書いてほしくないなぁ。
映画の原作とか、そういう視点では面白いかも知れないけど、こういうのを大人に小説として読ませようというには、ちょいきびいしいぜ。
せいぜい小説を暇つぶしくらいに読んでいる人たちの時間を埋めていくには、ちょうどいい作品なのかも知れないけど。
最後まで読まないといろいろ言っちゃいけない気もするけど、300ページ目までで何ら見どころがないっていうのは、作家か編集者の力量が問われるでしょ?