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本の帯に「会ったこともないキミに恋をした。メールから始まる二人の物語。」と書いてありました。
気になって、手に取り少し立ち読みしていたはずなのに、そのまま購入していました。
とても読みやすくて作品の世界にぐっと入りやすかったというのが感想です。
私の想像していたラブストーリーとは異なっていましたが、こんな展開も好きです。
むしろ好きかもしれません(笑)
余裕がないと結局自分の都合を優先してしまうことって私自身もよくあります。
この本に出会えたことを契機に自分の考え方や言動にもう一度目を向けようと感じました。
本の内容について、ここで書くと完全にネタばれになってしまうのでここで書けないことが残念。
私もこの本に出てくるひとみと伸のように感想をぶつけ合ってみたいもんです(^ω^)
そういえば一点だけ気になることが。
最後の一文「…だった。」で終わるんだけど、過去形なのは何でなんですか?
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きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった――――。
(裏表紙紹介文より)
***
有川作品が文庫化したというだけで内容を知らずに買ったので、目次見てこれはどんな話なんだ…?と思いましたが、良かったです。
理想がつまっているような、ご都合主義ともいわれてしまうかもしれない感じで話は進んでいきますが、考えさせられることがたくさん書いてありました。
他人は自分ではないのだから、相手にどんな事情があって、どんな生き方をしてきたのか想像して、お互いに気遣いをして付き合っていかなきゃいけないんですよね。
当たり前のことだけど、結構難しかったりするんだなぁ。
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中途難聴の女性と健聴者の男性の恋愛物語。お互いぶつかって、傷ついて、前に進んでいく二人に感情移入して読んでしまいました。
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サクサク読めた。
ネットから始まる恋(笑)とか好きじゃないけれど小牧とまりえちゃんの為に読んだよ。
2009.7.1 初版/2009.6.29 購入/読了
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自衛隊も謎の生き物も未来設定も何もない、超直球ど真ん中青春恋愛小説。但しネット恋愛かつ某事情のため、メールのやりとりが殆ど主な内容。誠実に下心を持って接する男の方も、相手の気持ちを逆手にとって振り回そうとする女の方もやけにリアルでいたたまれないくらい甘酸っぱいヨー…まあ一生に一度くらい、若いときにはこういうことがあっても良いネ☆的恋愛。そして某事情の方はシビアな現実として懇切丁寧に描かれてます。
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会ったこともない君に恋をした。
メールから始まる二人の物語。
以前単行本で読んだのですが、文庫本になったので改めて読み直しました。
聴覚障害者には種類があること、コミュニケーションにも障害が出てくること。
誤解をされやすいこと。など初めて知ることが多く勉強になりました。
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ほうほう、これは「図書館」シリーズから生まれた本なのですな。
私はあれ、「図書館戦争」しか読んでないから、知らなかったです。
この2人が知り合うきっかけは、いいなあと思いました。
今だったらあるでしょうね、ネットで知り合って…っていうの。
しかもこの2人は、思い入れのある本が一緒で、その感想メールを送りあって…なんていう、(ワタシ的には)理想の出会い方。
いいなぁ、私も、本好きな人と知り合ってみたかった。
ただ、伸の性格がどうもよく理解できず。
本も読むけどスポーツも出来て(だっけ?)、でもそこそこ女の子にもモテて……。
不幸にも、私の周りにそういう男子がいなかったから「こんな子、いるかしら?」とリアリティがわかなかった。
青春菌だからしょうがないけど、やっぱりくさいし。
だけど、難しい問題ではあるけど、障害のある人とない人との考え方の違いというかすれ違いは、すごくよくわかるものだった。
確かに、「あなたは障害がないから、私の気持ちなんてわからない」と言われてしまうと、ハイ、それまでよなんだよなぁ。
「そんなことないよ、わかるよ」って絶対言えないもの、経験してないから。
難しいんだよなぁ……。
なんて思いながら読んでました。
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メールから始まる恋愛小説。
が、ただの恋愛小説じゃない。
聴覚障害の女性との健聴者の男性との恋愛小説。
聴覚障害にも色々種類があることを知りました。
さらにコミュニケーション問題もあるということも・・・
なんだか考えさせられる小説でした。
でも、やっぱり有川さんの作品です。
有川さんの小説の恋愛良いです!
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「空の中」や「海の底」を読んで「図書館戦争」が早く文庫にならないかなぁと思っているのだけれど、筆者あとがきによるとこのシリーズの文庫化の目処はまだのようで、「図書館内乱」の表紙に載っていたこの本だけが先に文庫になって登場ってことみたい。
「図書館内乱」の中で小牧が毬江に薦めるのがこの本で、その物語の中でも結構重要な役回りを引き受けているのだけれど、健常者と聴覚障害者の恋という難しいシチュエーションを扱って、ど真ん中の直球一本やりの恋愛小説でしたね。
冒頭の“青春菌”撒き散らしのメールのやり取りなどこちらが気恥ずかしくなる程の率直さで、まあ、若いっていいねぇ〜、ってところなんだけど、もうこの歳になるとそんな思いさえ通り過ぎるところもあったりして…。
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私はまだ読んだことがないが、この本は「図書館戦争」シリーズのスピンオフなのだそうだ。扱っているテーマが「聴覚障害」であり、恋愛モノにしては非常に現実感のある本だ。インターネットの世界がバリアフリーであること、手話を使える、使えない、ということで違いがあること、自分を守るための物言い、など、きれいごとではない、事実が登場人物をよりリアルな存在にさせている。なにより、ふたりが相手の気持ちを勘ぐりながら、自己主張し、一生懸命に相手のことを考えていることに、第三者として妙に心が動かされた。ああ、これこそ恋なのかも。(それに、「若さ」も感じた。←これは、カッコでくくりたい。苦笑。)作者のことばの使い方がいい。ふたりのメール、会話が心地よい。
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文庫化を待ち望んでいました。
メールのやり取りの箇所は実際に光景が目に浮かぶようで、あっという間に読み終わりました。
忘れられない本を通じてのやり取りが、とても羨ましくなりました。
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あー、いい恋愛小説だ。
かわいいけど中身の薄っぺらい女の子より、面倒くさいけど中身のある子の方がいいや。
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『レインツリーの国』(有川浩、2009年、新潮文庫)
ネットから始まった恋。自分の殻に閉じこもったままで、彼を含めた「普通の人」に心を開けない彼女。彼女に惹かれつつも、彼女とうまく噛み合わない彼。
誰でも他人には言えないつらいことがあるものです。本作はそんな背景を持った二人の恋の物語。
(2009年7月16日)
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有川作品〜。
主人公の女性が自分に通づる性格を持っていて、その女性が罵倒されるシーンですごくへこんだ。ものすごくへこんだ。
それでも、なんだか有川さんらしい重みと軽さのマッチングが素敵です。
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綺麗ではない恋愛も決して悪くはなくて、
むしろちゃんと正面からぶつかれるほうが良いんだって思った。