紙の本
究極の愛の物語
2011/01/06 15:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろの意味でアダルトな作品
宮廷策謀モノでありつつ、しっかりとしたファンタジーでもある
究極的には真正面から愛を謳う物語です
出だしはちょっともったりした感はありますが、徐々に次から次へとトラブルが巻き起こり飽きさせない展開
"汝、凋れるまで愛を尽くせ"というテーマが最後までしっかり描かれています
紙の本
ポリティカルファンタジーの第1巻
2017/06/05 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に可愛い女の子の絵が描かれておりますが、作品としては主人公フェードルが権謀渦巻く宮廷や国際政治の舞台で活躍するお話です。
1巻の前半は子供時代のため、少々退屈ですが、アナフィールのところでスパイや交渉の技術を習うようになってから楽しくなります。前半が退屈なのでこの巻は星3つにしました。
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プライドが高くって、少し不器用で、それでも何でもないわ、というスタンスを取ろうとしているフェードルが可愛くて仕方がありません。
神秘的な世界観で、貴族が出てきて、政治的な駆け引きも出てきて、諜報員っぽい要素もあったりと、とっても私好みです。
人間関係が複雑に絡み合っていて1度で理解できないところもあるのですが、何度も読み返して楽しみたいと思うお話です。(単純に私の理解力の問題かも……)
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3巻で第一部完結の第1巻。
主人公の背景設定がかなり大人向けで、特に背景設定に大きく絡んでいる背中の刺青の設定がとても気に入ってます。←お話自体にはあまり関係ありませんが。
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天使たちの血筋――なんて微妙な世界観を想像してしまったけど、悪くない感じかも。
主人公の女の子も気が強くて、頭の回転が速くて、好きです。後見のデローネイの周囲も色々あって、過去調で語られている物語を後から読み直すと「ああ」と腑に落ちるところも、色々と想像しながら読めます。
ただ、物語の序盤が娼館だったり、主人公の神様に与えられた性癖がMだったり、神娼としてデローネイのために情報を得るために動いていたりと、テイストは大人向き。
SMとか苦手な人はちょっと無理かな。
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好きなテイストだと思って買ったのですが、微妙に違う、でも好きなテイストには違いない本でした。主人公が娼婦。しかし世界観が少々特殊。
フェードルがメリザンドに引き取られやしないかとドキドキワクワク期待して読み進めていたのですが、どうやらその線はなさそうなのでちょっぴりガッカリです。
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舞台は文字どおり快楽の都。なにしろセックスが聖なる儀式で、セックスは聖なる天使への奉納という意味があるというほど。
そして主人公は神娼のフェードルで、誰かと寝ることで天使にお仕えしている。
という設定から想像するより、はるかに緻密で繊細な王国の陰謀や歴史絵巻がこの話。
出てくる国々はヨーロッパをモデルとしていて、国の事情や歴史、国民性なんかも面白い。
男女の組み合わせだけでなく、男同士、女同士というのもあるので苦手な人は注意しなきゃだけど、具体的な描写はほとんどないし、キャラクターは魅力的だし、なにより面白かった! 続きが楽しみです。
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表紙に惹かれて買ったけど、内容が予想外だった・・・。
海外作品って独特で読みにくいね、なかなか読み終わらない。。。
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中世風のファンタジー小説です。
主人公娼婦(ここでは神婦ですが・・)なんで、そういうのなんですけど・・w
1巻はうぅうぅ~とうなりながら読み進めて、2巻の展開に惚れ直した作品です。
3巻はまた戦争のはなしで、国と国がからみ、登場人物が一気に増えて難しくなって頭の中整理しなおさないとってなるですけどね・・
とりあえず、表紙が好きで買い始めた内容はいいんだ、っと思ったんですがものすごい愛のお話でした。精神的な愛のほうです。
しかし宗教やら性愛も絡むので、好き嫌いあるお話だと思います。
外国文学を読んでいるなぁという気にさせてくれるいい作品かと思います。ですけど、違和感なくとっても読みやすい翻訳ですよ。
訳の仕方も「そんな感じ」ですきだった(ノω`*)
3巻まで読んでひとつの作品として出来上がるので、ぜひお買い求めはセットでb
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カトリックだけではなく、古代文明、数々の神話等々を改変した世界設定のため、一読しただけではすべてを把握しにくい。
しかし、導入を乗り切れば、後に待ち受けている壮大な物語に引き込まれること必至である。3冊すべて購入してから読み始めることをお勧めする。
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花街育ちというヒロインの、真性マゾな性癖にクラクラしながらとりあえず読了。誤字とか誤植とかが多くてめげそうになりますが、宗教も国のあり方も現実の世界史におけるあれやこれやとイメージ変換が容易にできるので、まぁ読みやすかったと思います。固有名詞はかなりギリシャ語が意識されているかなという感じです。
物語としてはまだ始まったばかりなので、頑張って読み進めるといたしましょう。
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表紙に惹かれて購入。
この時点でファンタジーからはかなり遠ざかっていたし、いわゆるRPGゲームのような「剣と魔法」の話だったら合わない可能性もあるな~、と思っていたけれど、予想外に面白かった。
剣はあれども、魔法はほとんど出てこない。どちらかといえば宮廷謀略劇。中世ヨーロッパ風の世界が舞台で、以前「ブーリン家の姉妹」にハマった私の好みには合う。
このシリーズ、原作が三部作で邦訳は一部がさらに三分冊されているので、フェードルを主人公とするものだけでも文庫本9冊という長さだが、長い話は大歓迎なのでこれもまたうれしい。
最初の巻では一国だけだった世界地図が、巻が進むにつれてズームアウトしていく趣向も、主人公の行動範囲と連動していて面白い。
読み始めると続きが気になり、結局今出ている9冊まで全部買いました。
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ヨーロッパとよく似た地域を舞台に、キリスト教と似ているようで全く違う宗教を信じる国の貴族達の謀略を描く。これはキリスト教関係者からはだいぶ反発を受けるんじゃないかと思うものの、ファンタジーとしては非常に楽しい。信仰のために春をひさぐという宗教は過去にも現在にも存在していて、同じ信仰を持たない者が自分の倫理観で批判しちゃいけないのだ。(私はやだけどね。)
一言の裏の裏を読みあうような交渉部分は全然分からないんだけど、主人公の非常に独創的な設定のおかげで、被虐癖の人もやっぱり痛いのは辛いんだなとか、そういう無駄知識を得た。
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天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに間諜として数奇な運命をたどることになる。膨大な人名と地名に悪戦苦闘しますが、それでもおもしろかったです。もう少し補足の説明があれば格段におもしろくなりそうな予感。
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こういうのも‘女の子だって頑張る’なのだろうか。ちょっと複雑にフェミニズムをつつかれます。波乱万丈の展開が待っているらしいですが、読み続けられるか自信はありません。