紙の本
著者コメント
2009/05/11 16:46
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投稿者:岡部えつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
若さという魔法を失い、しかし女という性は円熟期を迎えた女たち。きらびやかなスポットの当たる舞台からは外れた場末で溺れかけながら、それでも素直に貪欲に、誇りを捨てずにしぶとく泳ぎ続ける彼女たちの姿を、わたしもまた同じ水の中で溺れかけ、もがきながら書きました。
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ホラーと言うことで読んでみたのだが、内容的にはホラーだろうか?
そういう意味では怖くはなかったが・・・
この本は30代後半ぐらいの独身女性が読むと別の意味で怖いのではないのだろうか?
といいつつ、私も同世代なので正直怖かった。
特に「親指地蔵」という話が怖かった。
私は両親と暮らしているのでこういうことはおこり得ないだろうが、どうだろう、一人暮らしならありえなくもないと思う。
あぁ、怖かった。普通にホラーな怖い本のほうが良かった。
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女性の情念がおもなテーマとなったホラー短編集。色気がありながらも、じっとりした情念が絡みつく恐怖感。美しいながらも恐ろしく、どこかしら哀しい作品ばかりです。
お気に入りは「アブレバチ」。一見理不尽なように思えるこの物語の流れも、実は案外と核心を突いている気がします。彼女の立場になってみれば、あからさまな敵よりもむしろあの人のほうが憎かったのでは、と。知らず知らずのうちに人を傷つけていやしないかと怖くなってしまう作品でした。
「棘の路」も、オーソドックスな怪談話に思えて、それでも予想以上に怖かった作品。語り口調というのが怖さを倍増させる要素でもありました。
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表題作は怪談文学賞の大賞というわりには地味だなという印象だった。
でも、全部で7作品が収録されているこの本を全部読んでみると、けっこういいかもという気がした。
表題作よりも、他のもの、たとえば『GMS』なんか好み。でも、終わり方は残念だけど。
ただ、これだけいろいろ書けるんだったら、今後もいっぱい書けそうな感じ。
次回作も読んでみたい。
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第3回「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞した表題作を含めた短編集です。
「棘の路」と「アブレバチ」が特に怖かった。
「メモリイ」は心暖まりました。最後で良かった〜。
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『幽』怪談文学賞 短編部門大賞
そのわりに表題作は「?」だったのですが…笑
「枯骨の恋」「親指地蔵」・・・7編からなる短編集。
私はラスト「アブレバチ」「メモリィ」が良かったかな。
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ホラーっぽい愛憎小説短編集でした ぼくこわいの苦手やのに!
タイトルで選んだのがまちがいだった
話は好みじゃないけどまあおもしろかった
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第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞作。他、書き下ろしが6作。確かに怖い落ちていく様にどんどん引き寄せられる。でもどれも同じ感じ…この人の長編で、じっくりと人間味のある怖さが読んでみたいです。短編は物足りない気がしました…
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枯骨の恋
親指地蔵
翼をください
GMS
棘の路
アブレバチ
メモリィ
からなる短編怪談小説。
「枯骨の恋」
第3回『幽』怪談文学賞受賞作。
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女性の厳しい現実を書きつつ、それをホラーという形で昇華させている面白い本です。
最初は女性を描いた小説なのか、ホラーなのかよくわからなくて戸惑いましたが、読み進めるうちに怖さが身にしみてくるようになりました。
王道ホラーとは言えないですが、ちょっと独特なホラーを読みたい方にはおすすめです。
雨の降る夏の日の夜に読みたい本です。
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もう若くない女たちの情念、面白かったけど重めでした
最終話だけ救いのあるラストかな…
メモ:嘘を愛する女のノベライズ作家の本
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理屈では説明できない気持ちや、現象があり、自分だけの納得でいいのであれば、これでいいと思う。
超常現象までもいかないことならば。
私は「メモリイ」が、1番好き!