紙の本
この方の作品が好きで、読みました。
2014/10/20 23:25
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投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方の作品が好きで、読みました。
まさに児童文学。読みやすく、シンプルな構成ですが、それだけに感情がよく伝わります。
紙の本
世界が違いすぎました...
2011/11/27 14:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「児童文学賞」を受賞している作品で、著者のデビュー作。以前読んだ『永遠の出口』の世界観が心地良かったので、期待大でしたが...
13歳の少女が主人公です。けして特徴のある個性の強いキャラではなく、幼いころからの延長線上の「今」と、これから大人へ向かう未来の入り口としての「今」の真ん中にいる年代。いとこの真ちゃんへのあこがれ、幼なじみのいじめられっ子。タイプの異なるお姉ちゃん。真ちゃんは「すぐそば」にいる存在だったのに、それがずーっと変わらないことではない、そんな大人から見れば当たり前のことを知っていきます。これが「大人になる」ってことなのかもしれないけれど、13歳の少女の「新しい」出会い、別れ、気づき...これらがまぶしすぎて人生40年を過ぎたオジサンにはちと世界が違いすぎました...
児童文学賞を複数もらうほどだから、きっと優れたお話なのだと思います。確かにストレスなく最後まで一気に読めるストーリー展開は、まさに「リズム」のよさ、なのだと思いますが、「もう終わり?」という消化不良を感じてしまいました。感情が中心で、出来事が少ない物語なので、やはり「適応年齢」があるのかもしれません。
消化不良とはいえ、読後感が心地よいのはなぜか?って考えた時に、ここにでてくる「大人」が少女を始め「子ども」に対して、非常に「大人の対応」をしている点かと思いつく。金髪のフリーターを非難する場面もあれば、自分の愛する子どもを温かく見守る場面あり。もちろん彼らは「脇役」ですから、そんなにキャラクターを立たせる必要はないのかもしれませんが、子どもへの目線が優しくて温かい。そんな中で成長する子どもたち...
こんな小説の中の世界を、「理想形」のままにしておくのか。言葉は多くなくとも、信じて愛して見守る親でありたい。そんな感情が残りました。
そして、子どもから大人への階段を上る世代の「素直」な心情と、これまでは通用していたことが、そうはいかなくなる葛藤、大人の世界への怖れ。でも素直な心は失ってほしくない。大人になっても変わらないものはある。
【ことば】おれのリズム。まわりの音なんて関係ない、おれだけのリズムをとりもどすんだ...そうすると不思議に気持ちが楽になって・・・
本書のタイトルテーマともなっている場面。周りが気になる時、必要以上に気になる時に、取り戻すのは「自分のリズム」。そもそも自分のリズムに気が付いているのかどうか。でも苦しい時に立ち止まって、「リズム」を確認する作業、それも大事かと思う。
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投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のお話はあまり興味がなく普段は読まないのですが、森さんの作品に興味があり読んでみました。面白かったです。そうそう中学生って意外といろいろ考えてるんだよねと懐かしく思い出しました。
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やさしさ
人との繋がり
大切なもの、を大切にすること
自分だけの、自分のための価値観
そんなものたちが感じられる
温かいお話。好きだな。
焦点をあてる機会は少ないけれどすごく大事なこととか
普段何気なく思っているけど「主張」するほどでもないこととか
気にとめないで生きてはいけるけど
意識することで愛しい気持ちを味わえるような事柄が
丁寧に描かれていると思う。
さゆきとお姉ちゃんが
お互いをうらやましいと思っていたことを話すシーンが
特に印象的で素敵な場面だと思った。
素敵だし、共感できる。
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カラフルを読んでいたから期待していたんだけど、思っていたより・・・な感じだった。
人生にリズムが大事。
この言葉にはけっこう、ぐっときた。
なんて言ったらいいか、人間どうしって少しずつほつれて、からまって、わからないうちに人を嫌煙したり、
離れていったり・・・。
むずかしいけど、単純になくなってしまうから、色々なことを大事に生きないといけないなと思った。
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「真ちゃん」も「さゆき」も一生懸命で、人間くさくて、好きだ。
生きるって難しい。
でも諦めちゃだめだ
そんな気持ちになります。
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割とさくっと読めました。
とても読みやすい一冊。
一人カフェとかのお供にオススメですね。
著者のデビュー作ってことで。
この方の作品好きです。
雰囲気あって。
「自分のリズムを大事に」
最後がさわやかに終わるのも読後感いいです。
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日野図書館で借りた。
読むのに1時間かからなかったような…
この年で読んでもしょうがないかな…
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情報科教員MTのBlog (『リズム』と『ゴールドフィッシュ』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51291037.html
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『リズム』(森絵都、2009年、角川文庫)
中学1年生のさゆき。
有名私立に通うお姉ちゃん。
いとこの真くん、その両親。
いじめられっこのテツ。
クラスメートの美砂、陽子。
さゆきが思いを馳せる真くんやその両親、クラスメートに次々と「試練」が起きる。
その試練の中でお互いに影響を与えあいながらも成長していく子どもたちの姿を描いた小説。
(2009年7月21日)
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さゆきは中学一年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。
真ちゃんは高校には行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。
金髪頭に眉をひそめる人もいるけれど、さゆきにとっては昔も今も変わらぬ存在だ。
ある日さゆきは、真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を耳にしてしまい…。
(裏表紙より引用)
話の始まりは、さゆきの小学校2年生の作文から始まります。
その内容がとても可愛らしくて思わず笑ってしまいました。
でもその作文をいくらいとこで大好きだからって親戚には見せないですね、私だったら。
だけどそこもさゆきの可愛らしさかもしれないです。
真ちゃんの家はさゆきにとって第二の家で、おじさんもおばさんも大好き。
だからその二人が離婚するなんて信じられなくて、そんなことになってほしくなくて…。
と悩んでいるとさらにsヂョックなことがさゆきに起こります。
大好きな真ちゃんが新宿に引っ越すというのです。
それはもっと歌を聞いてもらうため、夢のためで。
さゆきはホントは行ってほしくないけど、真ちゃんがの歌が大好きで、もっとたくさんの人に聞いてもらいたいって思っていました。
だからさゆきは真ちゃんを送り出すことに決めたのです。
さゆきが少し大人になってこの話は終わります。
この続きで「ゴールド・フィッシュ」というのがあります。
続きが気になるのでそちらも読んでみようと思います。
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そうだね。
自分には自分のリズムがあるんだよね。
ストーリー全体を通して、
生きていく上での大切なことを教えてくれる気がする。
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私もこのくらいの年のとき変化には弱くて、変わっていくことがすごく怖かったなぁと思い出した。今もだけど。
自分のリズム、自分のペースをもってそれを保つの結構難しいけど、大切なんだよねって思える。
しんちゃんとさゆきの関係がすごく好き。
森さんの元になる雰囲気がでていて、やっぱりこの人の本は読後感がよくて雰囲気がすごく好きだとで実感。
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さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。真ちゃんは高校には行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。金髪頭に眉をひそめる人もいるけれど、さゆきにとっては昔も今も変わらぬ存在だ。ある日さゆきは、真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を耳にしてしまい…。
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最近の自分の中の森さんブームと帯に惹かれて購入。
分量が少ないのも時間がない今の状況にはちょうど良かったり。
手に汗握るほどの興奮や、あっと驚かされる展開は特にないけど、
テンポよく読めるストーリーが好きでした。
ただ、やっぱり僕はお兄さんやお姉さんよりの人間だw