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森見先生の新作ということで読んだ一冊。宵山を中心とした不可思議な世界を描いた作品。残念ながら私自身に宵山の知識が全くないのでその点に於いて楽しみが半減している気もします。作品としては『きつねのはなし』に近い不可思議。『夜は短し歩けよ乙女』などもいいけれどこの作品のような奇譚も好きです。少しではありますが、他の作品のワードが登場するのも森見先生ファンとして嬉しいポイントでした。
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<内容>祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。
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お祭りの非日常な部分と不思議な世界が混ざり合って、どこからが現実でどこからが夢なのかわからなくなる世界。金魚鉢の縁から見た世界がぐにゃっと曲がっているように、万華鏡を覗いた世界がくるくると彩られるように、なんだかふわふわした気分になる。永久にとらわれることがあれば、やはり抜け出したいと思うのだろう。
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「夜は短し歩けよ乙女」みたいなファンタジックな話かと思いきや、「きつねのはなし」の様なホラー要素もふんだんに含まれているお話。
ま、古来よりお伽話はファンタジーとホラー紙一重だしね。
相変わらず幻想的で大学生達が面白いのだけど、絶えず不気味さが漂っています。
しかし、読むだけで色彩々の世界が目に浮かび上がって来る森見ワールドは健在。
華やかな宵山祭には是非一度行ってみたいものです。
偏屈王を仕上げた美術監督の山田川と、資材調達のプロ小長井のやりとりもなかなかいいです。
山田川の破茶目茶っぷりはまた何処かで出して欲しいね。
ところで、「太陽の塔」の高藪が出ている。
部活や舞台のリンクは良くあったけど、主要人物が直接リンクしたのは初めてかなあ。
そうなると、乙川や小津や飾磨が何処かで出会って意気投合してそうな気がして面白い。
それに、杵柄商会と芳蓮堂は何か繋がりがあるのだろうか。杵柄さんも今後出て来そうだなあ。(8/11)
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日本三大祭のひとつ祇園祭。祭りの最中は全国から、いえいえ海外からも多くの人が大勢押し寄せます。中でも宵山といえばその極み。あまりの混雑ぶりを知っている京都人は、けっして祭りに近づきたがりません。
それにしても、お祭りの夜は、独特の雰囲気がありますねぇ。非日常的なのを通り越して、幻想的といっても言い過ぎではないでしょッ?少しばかり怪しげなことや、不可思議なこと、ヘンテコリンなことが起こったとしても、「そうゆーこともあるかもネッ」と頷いてしまうくらいです。京都という土地柄、長い歴史のある伝統行事となれば尚更です。
このお話は現実と異世界が入り乱れ、登場人物たちが交錯しながら、万華鏡のようにくるくる回って、全てが繋がっていくという連作中篇集になっています。森見さんらしい妄想と幻想が乱舞する、面白くて、そしてちょっぴり哀しい物語です。
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かわいらしくてちょっと怖くておもしろかったです。
お姉ちゃんの話の不思議でごちゃごちゃとした感じがすき。
宵山様への手順とか、脳みそのどこらへんから出てくるんだろう。
(09.08.15)
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8月12日購入
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幻想的なかんじです
千と千尋とかそういう系連想した
若干時間に追われて読んだから森見ワールド堪能しきれなくてちょっと残念
どっちかっていうとふざけたコメディ的な話より後半のシリアスめな話のがすき
祇園祭いってみたいー
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私の中の位置づけとしては「夜は短し〜」と「きつねのはなし」の中間くらい。
不思議な話で、だけどあんまり怖くなくて、どっちかというとキラキラするような。
表紙もすっごく凝ってて可愛いです。
カバー外すと更に違うカラー絵が。
豪華!!!!!
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夏にぴったりな作品。
金魚と光が幽玄に重なって、熱い京都の夏にゆらめきます。
心の底がひやりとする、真夏の宵山の夜でした。
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宵山という祭りのハレの世界を舞台におもちゃ箱をひっくり返したような面白さと迷路に迷い込んだような不思議さを感じながら読み終わったあとにまた最初から読み返したくなる。
目を瞑ると華やかな赤い浴衣を着た女の子がひらひらと舞い上がっていく光景が浮かんでくる。
摩訶不思議な六つの物語がキラキラと重なり合って変幻自在に絡み合うのはまさしく万華鏡を覗いているようでした。
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不思議なお話。奇妙、というか。
面白いんだけど、しっくりこない。好みの問題かな。けして嫌いな世界観ではないのだけれど。好きな話と微妙な話に分かれる。
樋口さんは不思議、乙川さんは不気味、といったところか。
人を騙すのに金も手間も厭わないのはすごく好きなんだけど、乙川さんが好きになれない。
所々、疑問が残るので消化不良気味。面白いんだけどなぁ。
表紙はすごく好き。
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万華鏡のような極彩色の世界観であった。
くるくるくるくる廻っている。
話の中の世界でも一日がくるりと何度も廻って繰り返し、
小説の構成でも
幻想、やや幻想、リアル、リアル、やや幻想、幻想ってな具合に、くるり。
映像化したら和バロックの世界なんだろう。
映画「パプリカ」のような感じだろうか、ちょっと見たい。
各話の中で個人的に好きだったのが『宵山劇場』である。
前話があれよあれよと、ド派手なわけわからん妄想世界だったが
この話で舞台裏を覗けて、というか手品のタネを見れて、安心したのかも。
乙川さんの
「さっぱり訳がわからん。素晴らしい」と「馬鹿を騙しに出かけよう」
って台詞が好き。
…2回読んだらもっと味わえる作品だろうな。
が、その気力は私にはございません。
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「夜は短し〜」の作者森見さんの作
なんというか微妙。幻想小説なんでいいのかなとも思うがなーんか中途半端。
いつもの男臭さと可愛さの絶妙ブレンドが足りないような。。。
作中、宵山金魚と宵山劇場はいつもな感じかな。 あとはなんか違和感。新しいって感じも特にない。
っとはいえ、「この人の作品はこうあってほしいッ」っていう完全にイメージの押し付けだしなー。
まぁ時間を置きながら読んだのもまずかったのかも。 一気に読めばまた違う感想かも。
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京都祇園祭、宵山。
それは異世界への入り口。
迷う事なかれ。
迷えば永遠の宵山が始まる。
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宵山を巡る短編連作。「夜は短し〜」に出てきた人も登場。不思議な話から怖い話にシフトしていくのがゾゾゾとする。