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宵山万華鏡 みんなのレビュー

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みんなのレビュー497件

みんなの評価3.9

評価内訳

494 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ファンタジー。

2015/01/27 09:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひらぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る

あまりファンタジーな小説は読まないのですが
これは想像力を掻き立てられた一冊でした。
見えないものを見る力、、、私には残念ながら乏しいのですが、読後の余韻は気持ちいいものでした。

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紙の本

正直、また京都か、とは思います。多くの読者は、京都っていうだけで許しちゃうんでしょうが、私は飽きる。でも、今回のお話の持つ不気味さは嫌いじゃありません。大切なものを失う哀しさは、それはそれは。そう、人の失踪には古都が似合う・・・

2010/01/14 19:58

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

カバーのキラキラがいいです。このウロコを模したであろう処理は、すばらしい。でも、それを生かすのは、さやかの装画です。正直、この華やかさ、ミルキィ・イソベさん好みだなあ、って思っていたら、なんと装丁は大久保伸子。私のイメージする大久保とは一味も二味も違った今回のブックデザイン、大成功です。

森見は比較的、装丁に恵まれた作家だと思うんですが、今回もその神話は生きていたといえそうです。収められているのは六つの短篇です。内容については集英社がHPで特設コーナーまで設けているので、その一部を拝借、フォーマットは若干変えさせていただいて最後に掲げます。で、今回は話の登場人物から入ることにします。

ちなみに、お話としては『きつねのはなし』の流れにあるものでしょうが、途中で「風雲偏屈城」というのが出てきて、その説明にあらゆる制止を振り切って、工学部校舎屋上に建設したとあって、あれ、どこかで読んだような、と思いました。でも、登場人物の名前に記憶がありません。色々調べると『夜は短し歩けよ乙女』のラストのほうに登場したのが「風雲偏屈城」なんですが・・・

で今回は、いつもと順番を変えて簡単に登場人物紹介をしてしまいましょう。

州崎:三条室町西入る衣棚町にあるバレエ教室の先生です。

千鶴:子どもの頃、州崎先生の教室に通っていたことがあります。従妹が15年前の宵山のときに行方不明になっていて、それがトラウマになっているといっていいでしょう。叔父は「河野啓一」という画家です。

柳さん:芸大を出て東京の画廊に勤めた後、三条高倉のそばにある画廊で働き、後に画廊主になった人です。

乙川:「超金魚」を育てた男で、頭の天窓が開いている、と藤田に言われたことがアルそうです。高校時代から奇行が多かったようですが、無事に京都の大学に行っています。そして、藤田を宵山に招待することになります。後に杵柄商会という骨董屋に勤めます。

藤田:奈良の高校で、乙川と知り合います。大阪の大学を卒業した後、家電メーカーに勤務して3年になり、よく乙川に騙されます。

小長井:四条烏丸の北西、室町六角のワンルームマンションにクラス学生です。

丸尾:小長井と同じ大学の学生実験で同じグループだった、ぷよぷよの二の腕の、他人を使うことに長けている要領のいい男です。

山田川敦子:前年の学園祭におけるゲリラ演劇プロジェクト「偏屈王」の豪腕美術監督で、あらゆる制止を振り切って、工学部校舎屋上に「風雲偏屈城」を建設した女性です。

以上の人々が、以下のような出版社の宣伝文句の動きをします。                 *
祇園祭宵山の京都。
熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。
幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。
様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。

奇怪、痛快、あったかい。傑作幻想小説!
祇園祭宵山の京都。現実と妖しの世界が入り乱れる夜に、幼い姉妹、ヘタレ大学生、怪しい骨董屋、失踪事件に関わる叔父と姪などが次々と迷い込み…。森見流ファンタジーの新境地がここに誕生!
            *
簡単に各話について触れれば

「宵山姉妹」(「小説すばる」2007年3月号):小学生の姉妹は甘い香りに誘われるように宵山の街へ。はぐれた妹は、赤い浴衣の女の子たちに導かれて…。


「宵山金魚」(「小説すばる」2007年8月号 「狂言金魚」改題):「超金魚」を育てた男・乙川は、高校時代からヘンな男だった。彼の案内で、宵山の夜を満喫しようとしたのだが…。


「宵山劇場」(「小説すばる」2007年11月号):期間限定サークル<祇園祭司令部>を結成した大学生たち。愚かしくも壮大な彼らの計画とその目的とは?


「宵山回廊」(「小説すばる」2008年3月号):夜店の骨董屋で買った万華鏡は、叔父を幻惑した。その中に現れたのは、20年前に姿を消した娘だった…。


「宵山迷宮」(「小説すばる」2008年8月号 「宵山迷路」改題):目がさめると、また同じ宵山の朝。時の迷路に囚われた男は、この繰り返しから抜け出すことができるのか。


「宵山万華鏡」(「小説すばる」2008年10月号):バレエの教室の帰り、姉妹は宵山で賑わう街へ寄り道。姉は怯える妹の手を離し、雑踏に置き去りにした。

となります。初出は( )内に書きましたが、単行本化にあたり、加筆・修正をしました、とあります。読めば分かりますが
            *
気をつけないと、<大切な人>を失ってしまう――
奇怪、痛快、あったかい。森見流ファンタジーの新境地!
            *
といううたい文句、新境地、はともかく、「気をつけないと、<大切な人>を失ってしまう――」は上手いです。ホラーというよりはダークファンタジーといったほうがいいかも・・・

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2009/06/05 13:52

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