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会いたい。
僕は確かに、百合香さんに会いたい。
最初から最後まで爽やかな作品。
ダラダラもせず、サクッと読み終わる。
関係がはっきりせずもどかしさを感じる所も少々あるものの、全て関係がハッキリしてしまわないあたりも、日常的で良いと思う。
読んでいると、所々に出てくる映画も見たくなる綺麗な作品。
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公園好きなので新しい公園を発掘できるかとおもい購入。
さわやかなストーリーの反面、ドロドロな心情が混ざり合ってる漢字。
作中のセリフ
「好きな人たちには、幸せになって欲しいって。暮らしていくっていうのはそういうことだって。」
なんか言いたいことはわかるし共感できるけど、なぜか「惜しいな」と感じてしまった。。。
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小路 幸也氏の「東京公園」読了。。。
相変わらず読み終えた時に心の中がほんのり温かくなるお話でした。
この小説は映画化されましたが、キャスティングも絶妙な気がします。
色々楽しみです。www
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なんだかホワッとして
やさしくて読みやすかった。
好きって何?愛って何?っていう
永遠の解けない謎みたいなものが
この本の中では答えが出ていて、
登場人物全員が自分なりの解釈やはっきりした答えをもっている。
素敵だなって素直に思った。
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愛情たっぷり、
不器用な家族の物語のように感じました。
「私のほうを見て」
読み終わるまでまったくわかりませんでした。
大好きな旦那様に自分を見てほしくての行動とは。
気持ちは言葉にしなくちゃ伝わらない。
言葉にしたところで気持ちがきちんと伝わるとは限らない。
ファインダーを通して相手の心を探しながら進んでいく。
写真家志望の大学生の恋愛話をからめて、
「相手を理解すること」「相手の本当の気持ちとは?」
言葉だけでも、行動だけでもたりない。
お互いに「理解したい」「知りたい」という気持ちがなければ。
相手はこう思ってるだろうということと、
相手が本当に思うことは違うのだ。
だからこそ、写真をとる時ように
相手をフォーカスすることが大事なのだと思う。
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青年の成長の物語と銘打たれていたが、自分にはあまり青年の成長ぶりは感じられなかった。
また、一人称であるためか、女性の自分には、なかなか共感しがたい作品であった。
逆に、女性が公園に通う理由にも何となく想像がついてしまい、結末に向かって明かされていく過程でも乗り切れなかった。
カメラマンとしての視点で、人間の資質、関係性を語っていたのは、なかなか面白かった。
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繊細な大学生とその周囲の人の物語。
きれいすぎて少し気後れするような感じかな。
自分の大学生時代はそんなに落ち着いてはなかったし。
感情移入しづらい部分は結構多かったかな。
大人向けの少女漫画的なストーリーの進み方でした。
草食系かつ年下の男子が持て囃されている感じ。
特に悪いとは思わなかったけど、好き嫌いが分かれる作品かな。
映画化されてるみたいですが、映画館には観に行かないかも。
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カメラマン志望で公園の家族写真を撮ることが好きな大学生の僕。ある日、公園に行く妻と娘の写真を気づかれないように撮ってほしいと頼まれる。その美しく凛とした彼女をファインダー越しにとらえているうちに、徐々に惹かれる僕。
この小説のテーマは「家族」なんだと思う。僕の家族、公園に行く美しい彼女の家族、また、同居する友人ヒロの。うまく表現できないけど、微妙なストーリー設定なんだけど、穏やかに読めるし、読んでいてホッとする。主人公を天使にたとえた表現があるけどまさにその通りで、主人公の人柄がそう感じるのかも知れない。映画化されているようなので実写も見てみたいと思った。
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ファインダーを覗く圭司の視線が、とっても優しいです。
初島さん母子を追う5メートルが、いい距離感で温かい空気が流れています。
ドロドロになっちゃうかと思いましたが、嫌な人もでなくてほっとできるストーリーでした。
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特別なことは起きない。日常生活の範囲内での出来事を描いているのに最後までしっかりと読者を引っ張る。さすがだな。公園で母親の形見のカメラで家族の写真を撮っていた大学生圭司が頼まれた「仕事」。ファインダーを覗く圭司と写される母子。二人の間に生まれる温かな関係。それは恋なのか…誰か大切な人がいるからこそ、人は優しくなれるし強くもなれる。うん、イイハナシだな。
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凪のような小説。特にドキドキする所やワクワクするシーンはなく、淡々と物語が進んで終わった。たまにはこういう静かな作品も悪くはないとは思った。
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すごくいい雰囲気の小説。カメラマンの卵の主人公が偶然出会った男から公園を散歩する妻(と子供)を尾行して写真を撮ってくれという妙な依頼を受けることで話は進んでいく。大事件が起きるわけでもないし、悪人もででこない。でも先を読みたくなるし、読んでいて心地良い。登場人物とその人生はそれぞれ結構濃くキャラがたっている。死別した母親、再婚した父親、義理の姉、あと富永さんは独特でいいなあ。その富永さんの本質を見抜いているゲイのマスターいい。人妻である百合香さんも素敵さが伝わってくる。評価は東京の公園が舞台ということで親近感がなかったこと、途中で富永さんがもってくる映画DVDが多分絶妙に絡んでいるはずなのに私はいずれの映画も知らなかったという勝手な理屈で☆4つ。個人的にあまりはっきりとした結論のない小説は苦手だが、ここまで雰囲気で読ませる作家さんだと話は別。今後も小路幸也氏は要チェック。
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陽射しの下の、レンズ越しの、または背中の向こう側の、それぞれの距離の。ささやかな人間関係がちらちらって光るあったかいお話。
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映画を先に観たので、違いに戸惑うものの、映画と同じタイトルの別のお話とでも思っていたほうが良い。
原作は原作で面白い。
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とても読みやすかった1冊。ただどんでん返しを期待させといてさらっと終わってしまったのがちょっと残念。最後にどたばたといろんなことが起こって何が伝えたかったのか伝わってこなかった。強いて言うなら、仕事ばかりに夢中にならず、家庭も大切にしようねってことかな。