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泣いた。魚住に萌えた。胸がいっぱい。無邪気さがたまらない。
始まりは滑稽なぐらい不幸体質にニュートラルな魚住で…いや、味覚障害だの本当は壊れまくりなのに…久留米大好きなんだよね…ぁあ言葉に出来ないっ!
その他の登場人物も魅力的だった。どの人もいないと違う空気になってしまうような。マリちゃん凄いし。
久留米が王子様的に助ける役じゃないとこも好き。魚住を可哀そうとか思ってなくて、呆れながらも見てると面白いって感じの久留米がいいな。しょうがない、放っておけない、だけど少しだけ見せる喜ぶ姿とか楽しんでる感じが。
次は夏の子供。眠らず読みたいんですけど、どうしてくれるの。
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久々に読んだ。
高校時代に友達に借りて読んで、後に手に入れたいと思ったときにはもう手に入らなくなっていた。
復刊を知って、衝動買い。
BL好きな人じゃなくても、読めると思う。
(私もそうだった)
マリさんの科白がささるんだ。
20111218再読
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★みんなの評価が高すぎたみたい。期待していただけに、男の子同市の恋愛?やらが、でてきた時にはがっくり。
→味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候している。味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元彼女のマリ。日常に潜む生と死、哀しみと喜びの物語
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シッカリした人物設定、出てくる女子がカッコいい、主人公の男2人の愛すべきキャラ、出てくる食べ物が美味しそう、もどかしいくらい2人の関係は進まないのにエロくてドキドキする
ってトコが星5つの理由。
BLでこんなに泣くとは。そもそもこれはBLなのか?完璧だと思う
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読んだ後一番に思うのは、主人公を含め、登場人物が皆愛しい。そう思えるのはきちんとそれぞれの抱えるものが細やかに書き込まれているからだなと思います。取り上げている題材は表面だけでは理解できない重たいものばかり。でも物語全体は読んでいてとてもあたたかいです。読んで本当に良かったと思えるお話でした。
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BLという括りがあるのが本当に惜しいくらい、是非BL好きでない方々にも読んでいただきたい。人として未完成すぎる男「魚住」と、その周りの人々と関わってゆく中での成長過程を描いた物語。読み終えたらきっとやさしい気持ちになると思う。そしてこの作品に出て来る女の子がどの子もいい味だしてて読んでてとても気持ちいいです(笑)
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文庫が話題になった当時手に取ってみたものの、恋愛小説(男女問わず)というもの自体が肌に合わず一巻だけ読んで止めた。
最近何故か急に読みたくなって、10年振りくらいに手に取った。
段々と人間らしくなっていく魚住の姿に号泣。
彼の幸せを願わずにはいられない。
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軽いテンポでサクサク読めるし、短編連作型だったので、とても読みやすいです。
個人的に文字の使い方?がやらが、あんまり好きではないところがあったけどまあ、話としては面白い。
魚住がひたすらにかわいい。大きい大人。こどものまま大人になった青年、そんな言葉がピッタリ。
重いテーマを中心に芯を置いてるけれど、そこまで暗くはない。
エロがなく、ひたすらなまでに惹かれ合う過程やそれに対する葛藤を描いてくれているのが個人的には嬉しい。
エロはいらん、過程見せろという過程厨にはたまらないかと。
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これは・・・・・・感動したー! 一気読み。
おもわずファンブックも買ってしまった・・・・・・
これでもかというくらいの不幸を背負った主人公、魚住。
過去のみならず、同時進行でもこれでもかという出来事が襲う。
(読み進めながら、そこまで負わせないであげて! と懇願したくなるくらいの不幸っぷり。)
本巻の最後なんて、思わず本を握りしめながらひぃっと叫んでしまったほどだ。
それでも読むのが嫌にならないのは、魚住その人が感情を強く押し出さず(まあ出せないんだけど)淡々としていることと、自覚なしでその包容力を披露する久留米があっけらかんとしていることが大きい。
それに、二人を取り巻く主要登場人物たちの折り重ねる群像劇的ストーリーが明るみを与えて本編が暗くなりすぎないのを助けている。
そして、最後にはちゃんと救いが待っている。
シリーズ完結までに7年をかけたというだけあって、最初はちょっと読みづらいかな、と文章に違和感を覚えたのだけど、それも後半になるにつれて滑らかになっていった。
それにしても、免疫、ゲイ、男の娘、HIVなど飽きさせない、関心深い要素がわんさかでてくる。作者はアンテナの広い人なんだなあ、と感心した。それに対する(登場人物たちを通じての)考えも公平で、好感を持てた。
一般向けじゃないのがもったいないくらいだけれど・・・・・・世間一般ではまだまだ受け容れられにくいジャンルなんだろうなあ。残念。
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BLか??と思いきや、ほとんどそんな描写はなく。
ほろほろと泣けて、大切なものは何かに気付かされる、そんな物語。
魚住のまわりにいる、久留米や、マリさん、サリーム、濱田、それぞれがやさしくて、あったかい。
久々にいい本を読んだなぁと思った。
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完読しました。
文庫全5巻が、ハードカバーで上下巻になってます。
喪失に重なる喪失で、自分を無意識に追い込んできた魚住と、
それを支えることもしない、出来ない久留米との不器用な恋。
魚住たちを取り巻く人物が本当に魅力的で、誰一人として
ご都合主義的役回りを演じない。
マリにサリーム、響子に濱田、其々が其々に沢山の物を抱え、悩み、
それでも誰に依存するでもなく淡々と物語が進む。
ストーリーの随所に泣きどころがあり、それは読む人間によって、
其々全く異なる場所であると思う。
本当に些細な一言で、ぼろりとくる。
御涙頂戴的展開なら、きっと上巻の『夏の塩』の方がぼろ泣きできると
思うが、私は幸福感が生まれて来た下巻『夏の子供』の方で沢山
涙した。
そして今回の復刻にあたり書き下ろされた話で物語が締められて
いたが、これがまた涙腺直撃。
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BLと明記されているBL小説を読んだのはこれが初めてかな? でも挿絵も少ないし(見た目の)BLっぽさもあんまないし読みやすかったな。なんとなーく、BL小説はちょっと…と思ってるので…BLっぽいのは読み漁るくせに…
勧められて読んだけど、あらすじを聞いて思い浮かべた魚住くん像とはだいぶ違って、最初の方はアレ、と思ったり。自分の勝手な想像で。もっと悲壮感に溢れたキャラかと思ってた。こんなふわっふわのキャラとは思ってなかった。
でも読み進めていくうちに魚住くんにのめりこんでいくわけで…前半はあまりBL臭も無く、どっちかっていうと魚住くんについて、って感じなのでおいしかったな。最近ガッツリよりちょっと匂うぐらいの方が好きになってきたもんで。
それでもやっぱりBL、久留米とのもどかしい関係とかもちゃんと書かれてて、かわいかったなあ。
脇役(って言っちゃだめかな)もいいなあ。マリさん最初ウワーって思ったけどなんだこのオカン…サリームも重要キャラだし。
何と言っても濱田さんです。濱田さんと魚住くんの絡みが一番好き…襲いかけたあたりから好きになった…濱田さんが魚住くんの世話焼いてるの微笑ましすぎてもう。保護者第二号のような濱田さんいい人超いい人。
単行本読んだの久々で、文が二段になってるのも久々だったなあ。結構読み応えあったと思う。良くも悪くも、わたしの中でBL=サラっと進んでサラっとやってサラっとハッピーエンド、なので、こんなに丁寧に描かれてるとは。じっくり恋をしてる感じがしていいな。
で、最後の章は予想以上の重さでびっくりした。魚住くんそういうタイプじゃないと思ってた。というか、こういう話題の本をしばらく読んでなかったので不意打ちだったというか。
面白い。面白いんだけど、ここまでの流れを全部断ち切って一刀両断するとしたら、すごい中二病だ!とも言い換えられるのかもしれない(笑)
いや、ここまで生と死を描かれてるとそういう枠じゃないのかな、でもこんなにコッテコテに不幸で完璧なキャラって初めて見たかもしんない…(笑)
だからこそ割り切って、貪り食うように読んだけど。
夏の子供ではじっくりじっくり愛を育むの…か…?
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不幸な魚住君と男らしい久留米君が気付くまでの話です。
ぺらぺらな本じゃなくて、どちらかというと、現実味を帯びさせた故意が感じられる作品でした。
可哀想といわれる魚住君は、周りの人を不幸に引き込むと分析されていましたが、読者の私も彼に惹き込まれていました。
ですが、下巻を読もうとはあまり思えないです。
この薄い幸せのまま、この作品を愛そうと考えています。
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味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候をしている。味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?
インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元恋人のマリ。日常に潜む生と死、悲しみと喜びの物語。
手に取りやすい上製本になっていたので、購入。読まないともったいないという評判通り、ヒューマンドラマでした。
過度に悲しんだり、喜んだりするのではなくて、確かに現実ってこんな感じです。
悲しいままだと生きていけないから、魚住くんはああなってしまったのだなあとしみじみ納得。
魚住くん名前がぴったりだなあと思っていたのですが、あまりに水が澄み過ぎていると、魚って住めないんだったと思いだし、複雑な気分です(笑)
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痛いし辛いし、けど惹きつけられます。
これが初めての作品とか凄すぎます。
雰囲気はどちらかというとJUNE寄り